TDシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 16:25 UTC 版)
「ヤマハ・ロードレーサー」の記事における「TDシリーズ」の解説
TD1 TD1は、1962年にリリースされた空冷2ストローク直列2気筒250ccエンジンを搭載した市販ロードレーサーである。主にアメリカとオーストラリアに輸出される。フレームは剛性不足であった。ホンダCR71に対抗するために製造されたワークスマシン並の市販ロードレーサーである。 TD1A TD1Aは、TD1の改良型市販ロードレーサーである。TD1と同様に主な輸出先はアメリカとオーストラリアであるが、若干ヨーロッパへも輸出される。 TD1Aの仕様(空冷2スト直2、250cc、22ps、5段、38万円) TD1Aの仕様 エンジン - 空冷2ストローク直列2気筒ボア・ストローク - 56 x 50mm 排気量 - 246cc 出力 - 22ps/7,500rpm トルク - 2.14kgm/6,000rpm ギヤボックス - 5段 車体全長 - 1,950mm、全幅 - 610mm、全高 - 900mm ホイールベース - 1,290mm 車重 - 132kg 始動方式 - キック タイヤサイズ - 前輪 2.50-18、後輪 2.75-18 製造年 - 1967年 価格 - 38万円 TD1B TD1Bは、TD1Aの後継機市販ロードレーサーである。プライベートライダーが入手可能な最速ロードレーサーであるが、多くの問題を抱えていた。最大の問題は、ライダーによるシフト操作失敗時に発生するクラッチドラムのトラブルであった。 TD1Bの仕様(空冷2スト直2、250cc、5段) TD1Bの仕様 エンジン - 空冷2ストローク直列2気筒 ギヤボックス - 5段 TD1C TD1Cは、1967年に発表された空冷2ストローク直列2気筒250ccエンジン搭載の市販ロードレーサーである。TD1Bが抱える大きな欠点を払拭すること念頭に置いて設計される。最も効果があった改良は、エキスパンションチャンバーの設計に現れていた。ワークスマシンで培われた技術が市販マシンに取り入れられたのである。 TD1Cの仕様(空冷2スト直2、250cc、40bhp、5段) TD1Cの仕様 エンジン - 空冷2ストローク ピストンバルブ直列2気筒ボア・ストローク - 56 x 50mm 排気量 - 247cc 出力 - 40bhp/10,500rpm イグニッション - ヒタチ マグネトー ギヤボックス - 5段 クラッチ - 乾式多板 フレーム - チューブラースチール・ツインループ サスペンションフロントサスペンション - 直径32mm ヤマハ テレスコピック リアサスペンション - スイングアーム + ヤマハ ツインユニット(2本サス) ブレーキフロントブレーキ - 直径215mm ヤマハ 2LSドラムブレーキ リアブレーキ - 直径210mm ヤマハ 2LSドラムブレーキ 車重(乾燥)- 105kg 最高速度 - 215km/h 製造年 - 1967年 TD2 TD2は、1970年型250cc市販ロードレーサーである。1969年型ロードスポーツスポーツ 250 DS6を基に開発された輸出用モデルである。ヤマハは1968年シーズンを最後にロードレース世界選手権(WGP)でのワークス活動を停止したが、その後はTD2がWGP250ccクラスで活躍する。 TD2の仕様(空冷2スト直2、250cc、44ps、5段) TD2の仕様 エンジン - 空冷2ストローク直列2気筒ボア・ストローク - 56 x 50mm 排気量 - 246cc 圧縮比 - 7.6 出力 - 44ps/10,000rpm トルク - 3.17kgm/9,000rpm ギヤボックス - 5段 車体全長 - 1,925mm、全幅 - 510mm、全高 - 920mm ホイールベース - 1,315mm 車重 - 105kg サスペンションフロントサスペンション - テレスコピック リアサスペンション - スイングアーム(2本サス) ブレーキフロントブレーキ - ドラムブレーキ リアブレーキ - ドラムブレーキ タイヤサイズ - 前輪 2.75-18、後輪 3.00-18 始動方式 - 押しがけ 最高速度 - 215km/h TD3 TD3は、1971年に発表された250cc市販ロードレーサーで、ロードスポーツDX250用エンジンを基に開発されたロードレーサー用エンジンを搭載する。フレームはTR3(350cc)と共用である。片山敬済も購入し、片山の記憶では75万円で、当時としてはかなり高額な市販ロードレーサーであった。 TD3の仕様(空冷2スト直2、250cc) TD3の仕様 エンジン - 空冷2ストローク直列2気筒
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