輸入車・2階建て車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 23:02 UTC 版)
1980年代の輸入観光バスブームで、ドイツ製の2階建てバス:ドレクメーラー・メテオールE440が2世代にわたって導入され、定期観光の2階建て車使用コースの主力として活躍していた。1996年から2009年までは三菱ふそう・エアロキングが導入された。1997年にベルギー製のバンホール・アストロメガTD824が導入されたが2台にとどまり、2005年3月からハローキティラッピングバスとして活躍した。 2016年、はとバスとしては初となるスカニアのパワートレーンを採用した、2世代目のバンホール・アストロメガとなるTDX24が導入された。日本の法規内に収めた事実上の日本専用モデルで、2020年度にはツアー用としても導入された。 1983年にアンダーフロアコクピットタイプのドイツ・ケスボーラ社製スーパーハイデッカー「ゼトラS216HDS」が貸切車として、1987年に「パノラマビューはとまるくん」(後述)の先祖といえる劇場型の座席配列(シアターフロア)を採用した、ドレクメーラー・ヨーロコメットE330Hが定期観光用に導入されていた。 車両の後ろが2階建て構造となっているスーパーハイデッカー、ボルボ・アステローペ(ボルボ・B10Mシャーシ、富士重工車体)も2世代にわたって導入され、初期に貸切車として導入されたアステローペは後部サロンを吹き抜けとしていた。 オープントップバスは昭和40年代にスーパーデラックスバスを改造した車両で運行されて以来しばらく設定がなかったが、2009年11月に「オー・ソラ・ミオ」の愛称で運行を開始したときはドレクメーラー・メテオール(2代目)を改造、2012年からはエアロキングもベース車に加わる。またアストロメガTD824も2011年4月に1台がオープントップバスに改造され、2012年に「オー・ソラ・ミオ」に編入されている。2013年には京阪バスからエアロキングを2台譲り受け、ディーゼル車規制条例に対応するためDPF取り付け改造を施している。2021年には英国ライトバス・エクリプスジェミニ3のオープントップバスをスカニア製シャーシの新車で導入している。 なおオープントップバスで運行するコースは事故防止のため3歳以下の乳幼児は搭乗できない。 ドレクメーラー・メテオール(2代目:廃車) オープンバス「オー・ソラ・ミオ」に改造されたメテオール ドレクメーラー・ヨーロコメット ケスボーラー・ゼトラ 三菱ふそう・エアロキング(1997年式:MU612TA) 三菱ふそう・エアロキング(2009年式:MU66JS) オープンバス「オー・ソラ・ミオ」に改造されたエアロキング(MU612TA) 京阪バス譲受車を改造した「オー・ソラ・ミオ」エアロキング(MU525TA改) 京阪バス時代の「オー・ソラ・ミオ」エアロキング ハローキティバスを経て「オー・ソラ・ミオ」に編入されたアストロメガ(TD824) バンホール・アストロメガ(ハローキティバス化前)1997-2004 バンホール・アストロメガ(ハローキティバス:ピンク)2005-2006 バンホール・アストロメガ(ハローキティバス:グレー)2005-2006 バンホール・アストロメガ(ハローキティバス:ブルー)2007-2008 バンホール・アストロメガ(ハローキティバス:オレンジ)2007-2008 2016年に導入されたバンホール・アストロメガ(TDX24) 2021年に導入されたライトバス・エクリプスジェミニ3 ボルボ・アステローペ(2代目)
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