量 (仏教)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/13 03:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動仏教(ことに漢語)における量(サンスクリット語: pramāṇa)とは、知識根拠・軌範のことをいう。インドの瑜伽行唯識学派などで主に自らの認識を判定するために、この量の考察が深められた。原語は、測定・目盛り・基準などの意味を持っている。
仏教の量説
仏教では、量に3種あるとされ、
の三量説が主であったが、陳那が聖教量は比量の一つであるとして二量説を立てることで、仏教の立場をより明確にした。
ヴァイシェーシカ学派の量
ヴァイシェーシカ学派では "pramāṇa" と言う言葉が使われ、「量」と訳される。この「量」は性質の一つであり、知識根拠ではない。ことに勝論学派の論文を読むときには注意を要する。
関連項目
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