ONI III -黒の破壊神-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 03:40 UTC 版)
「ONIシリーズ」の記事における「ONI III -黒の破壊神-」の解説
『ONIシリーズ』の第3段。『II』の300年後という設定のため、前作の登場人物はごく一部を除いて登場しない。 全五章からなるオムニバス形式の物語。各章それぞれで主人公が異なり、最終章の第五章で順々に各章の主人公たちが合流していく。他作品では主人公以外の名前は変えられないが、本作では各章ごとに名前入力が可能なため、最終メンバー全員の名前をプレイヤーの任意の名前に変えることが出来る。 戦闘面では、各キャラクターごとに前列か後列かを設定できるようになっている(キャラクターが1人の場合でも後列になることが可能)。また、攻撃回数の概念が存在しており、武器によって前列でしか使えない(刀)、後列だと攻撃回数が増える(弓)などのように特性が異なるようになっている。 本作より転身システムが復活したが、本作では転身中も元から装備している武器で戦闘を行っている。 ストーリー 主人公の常葉丸(ときわまる)は、決して開けてはならぬときつく言われていた開かずの倉を好奇心に駆られて開けてしまい、封印されていた破壊神を呼び覚ます品「魔神器」を叔父に持ち去られてしまう。それと同時に、伝説の鬼神「魔封童子」の力が封じられている「鬼雷石」を目覚めさせてしまう。彼はその鬼雷石の力を借りて鬼神へと変身し、妖怪退治の旅に出るのだった。 登場人物 常葉丸(ときわまる) 序章および第4章の主人公。幼い頃に両親を亡くし、骨董屋を営む祖父に育てられる。忍者ではないが、先生から学んだ忍術を扱える。鬼雷石に封じられた「魔封童子」の力を受け継ぎ、「羅紅童子(らこうどうじ)」に変身する。 『V』の広告には、彼が琴音の子孫であると記述したものもある。登場作品(『ONI III』、『ONI V』) 清志郎(せいしろう) 第1章の主人公。生まれてすぐに神社に捨てられ、今の母に拾われ育てられた。とても優しい心を持ち、自身の持つ不思議な力で病める人々を無償で癒している。とても繊細で清らかな心を持っているが故に、悲しき運命が彼を待ち受けることになる。 誇り高き龍の化身「翠空天子(すいくうてんし)」に変身する。登場作品(『ONI III』、『ONI V』) 静那(しずな) 第2章の主人公。行方不明の姉「咲麻(さくま)」を探すために旅をしている少女剣士。魔神器の一つである掛け軸に触れてしまい、望んでもいないのに魔猫の化身「銀鈴娘子(ぎんれいじょうし)」に変身してしまう。 『V』では父の剣術道場を継ぐ。『III』の際にはその素振りもなかったが、8年の年月の間に常葉丸とは恋人同士となっていた。だが彼が「静那は好きだけど静那の料理は嫌い」と言うほど料理下手らしい。登場作品(『ONI III』、『ONI V』) チャンドラ 第3章の主人公。大阪弁を話す謎のインド人。自称陶芸家。壷を使った芸をするお笑い芸人でもある。実は記憶喪失なのだが、彼の失った記憶には彼自身に関する驚くべき真実が隠されている。 黒き狐の化身「黒牙太子(こくがたいし)」に変身する。登場作品(『ONI III』、『ONI V』) 倉童子(くらぼっこ) 常葉丸の家の「開かずの倉」に住み着いている妖怪。外見は幼いものの、300年以上の時を生きている。 先生(せんせい) 地張忍者の子孫で、趣味で忍術の道場を開いている。のんびりとした口調が特徴的。常葉丸の師匠で、彼の旅に同行する。変身能力を除けば常葉丸と似通った性能を持つ。登場作品(『ONI III』、『ONI V』) ウルーピィ チャンドラのことが大好きで常に寄り添っているナーガ龍族の王女。下半身が蛇なのだが、街中で排斥されるといった場面は存在していない。第3章でのみ同行。第4章で救出されるが、チャンドラの「ぱーてぃーめんばーがいっぱいだから」との説得を受けてメンバーには加わらない。『V』でも台詞のみ登場。 黒羽丸(くろはまる) 美人に弱い烏天狗の子供。翼は生えているもののまだあまりうまく飛べない。第2章でのみ同行。 探女(さぐめ) 清志郎や常葉丸らの身辺に現れ災いをもたらす妖しげな女。その正体は破壊神「黒の女神」の巫女であるが、また別にある人物とも関わりが。 若毘古(わかひこ) 「黒の女神」に人身御供を捧げる宗教団体「再生教」の教祖。ある人物が探女によって祭り上げられた。 さぶ 常葉丸の叔父。「ろくでなし」との評判で、常葉丸に倉の鍵を開けさせ魔神器を持ち出してしまう。登場作品(『ONI III』、『ONI V』)
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