NASA職員・関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:14 UTC 版)
ジェーソン・バトラー 声 - 立木文彦 NASAの宇宙飛行士で、宇宙飛行士室長。NASAでの宇宙飛行士の配属決定権は彼にある。ただ、宇宙飛行士の配属決定には、マネージャー(演出家)側の意向が強く反映されるため、実質的には彼の独断で決める事はできない。 米空軍士官学校を卒業後パイロットとなり、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得後に宇宙飛行士となる。 ジェイ兄弟に特別な思い入れがあるらしく、兄エディの月面行きを望んでいる。南波兄弟にもチャンスを与えたがっているが、やたら高いハードルを設定しようとする。 六太に対して当初は良く評価していなかったが、六太の行動からかつての友人を思い出し、六太に強く思い入れるようになった。 デニール・ヤング 声 - 石田太郎 NASA職員でアスキャンの飛行訓練の老教官。日々人にジェット機の操縦を教授した人物。専用訓練機と破天荒な指導スタイルが個性的過ぎて、NASAの飛行教官としては最低ランクに位置づけられており、実技訓練前の筆記試験で最低点を採った宇宙飛行士候補者に彼が押し付けられる。ノリがよく車の運転も荒い。本人曰く、車の運転は丁寧だが、飛行機の操縦はちょっと手荒いらしい。1958年11月1日生まれ(コミックス13巻より)。アイスブレーカーズ・サワーズ好み。 実写映画では登場しなかったが、彼に相当するキャラクターとしてバズ・オルドリンが本人役で出演している。 ピコ・ノートン 声 - 大塚芳忠、少年時代 - 鈴木貴征 デンバー社の技術者。気が乗らない仕事には全くやる気を見せず、酒に溺れるか子ども向けの玩具で遊ぶかしているが、実は優秀な技術の持ち主。 宇宙飛行士のビンスとは幼なじみで親友。ブライアンに憧れた少年時代から、宇宙開発に携わる技術者になる事を夢見ており、自分が設計した船でビンスを打ち上げる事を約束していた。 ブライアンが死亡した2023年のCES-43に搭載される予定だった帰還船のパラシュート開発・製造のサブプロジェクトの総合責任者を務めていたが、後に価格面で差があった他社のものが採用され、ブライアンたちが死亡したことに負い目を感じている。 アスキャン訓練メニューのキャンサット大会で六太たちの班のサポート技術者となった際も当初は何もしなかったが、やがて六太が優れた技術者魂を持っていることに気付き、また、六太の言葉に亡き親友・リックの面影を感じたこともあって、彼を評価し、助言を与えていく立場となる。 CES-62では彼が設計した、月面上を帰還船や発射台を移動させる運搬用の機械が採用されている。 ウォルター・ゲイツ 声 - 上別府仁資 NASAのマネージャー。2023年のパラシュート未展開によって宇宙飛行士が死亡した事件で前任者のマネージャーが引責辞任し、繰り上がりで今の地位に就く。極端に安全志向で絵に描いたような合理主義だった。月面着陸のクルーに六太を指名する見返りとしてISSを廃止するよう六太に使嗾したが、本人から予想だにしない大勢の存続署名を受けたことと、旧友との邂逅によって徐々に宇宙開発に対する情熱を取り戻すようになる。 ジェニファー 声 - 橘U子 NASAの職員。トーク好きな恰幅のいい黒人女性。常にサングラスを掛けており、作中では度々狂言回しの役目を務める。小町とは親友。 アレクサンダー・ニコラス・フィリッポス・メディナカロス 声 - 徳本英一郎 飛行教官。モジャモジャ頭で、どことなく六太に似た風貌(そのため、デニールと初めて会った時、六太は彼から「アレクサンダー」と呼び間違われていた)。フルネームがあまりに長いので最終的には六太から「アレックス」と略して呼ばれる。 ピーター/ハロルド/ダン/ウィンストン 声 - 後藤哲夫/小柳良寛/宮本崇弘/志賀麻登佳 ISS搭乗を蹴った六太が送り込まれた資材開発部署のメンバー。ローバー改良について最初はやる気がなかったものの六太の言葉に引き込まれて協力。後にISS予算削減案のプランニングの際にも六太に協力する。 ハミルトン 声 - 川原慶久 NEEMO訓練時に六太やケンジ等チーム2のサポートを行う海洋生物をこよなく愛する心優しき男。チーム2の課題の作業に彼も加えようとする六太に対しケンジが反対しようとするもラブからルール違反ではないことから六太の意見に同意を得られたため乗り気で作業に協力する。 ジョージ・マグワイア 声 - 世古陽丸 CES-62サブクルーの訓練教官をつとめた、サングラスにカウボーイハットの男。地質学者で月のレゴリスの専門らしく3Dプリンターを用いた部品製作におけるレゴリスの有用性について六太から電話で質問を受けている。 タリー 声 - 山端零 月クルーにビートルの操作を指導する。 ビル・ハガード CES-66フライトディレクター。体も声も大きく豪放磊落な性格。 体も声も大きいがゆえに周囲の注目を集めやすく、何かトラブルが発生した際に本人に原因が無いにもかかわらず「問題起こるところに”ビル・ハガード”あり」「トラブルビル」と不名誉な呼称で呼ばれてきた。一方で、それを理解したうえで人一倍強い責任感を持って多くのトラブルに立ち向かい解決してきた実績も持つ。 宇宙飛行士採用試験の際アンディの面接を担当しており、自身の経験を踏まえて体が大きいことに関する周囲の反応について質問をしたことがある。 NBA、ヒューストン・ロケッツのファン。 久城 光利(くじょう みつとし) CES-66フライトサージャン(医官)。日本人医師。 ヒューストンからCES-66クルーの健康管理を行う傍ら、趣味のゲームが長じて月面の機材の遠隔操作も得意とする。 ダニエル・エルドン NASA長官。自らをエンターテイナーと認め、のっぴきならない事情により急遽発生した任務も、世間に広く新プロジェクトとして公表することに楽しさを感じている。
※この「NASA職員・関係者」の解説は、「宇宙兄弟」の解説の一部です。
「NASA職員・関係者」を含む「宇宙兄弟」の記事については、「宇宙兄弟」の概要を参照ください。
- NASA職員・関係者のページへのリンク