ディー‐エス‐エー【DSA】
DSA
DSA
別名:Digital Signature Standard,DSS
DSAとは、1991年にNSA(U.S. National Security Agency)によって開発された、公開鍵暗号方式によるデジタル署名の方式のことである。1994年に米国立標準技術研究所(NIST)によって米国政府標準の電子文書認証方式となった。DSAはFIPS(Federal Information Processing Standard)によってFIPS 186として定義されている。
DSAは、離散対数問題を応用したエルガマル法(エルガマル暗号)が改良されたものである。エルガマル法と比較すると、デジタル署名のビット長が縮小されていること、あるいは暗号化アルゴリズムとして、離散対数に基づくアルゴリズムからハッシュ関数の一種である「SHA-1」に移行していることなどの違いがある。
参照リンク
DIGITAL SIGNATURE STANDARD (DSS) - (FIPS PUB 186)
認証方式: | Windows Hello ワンタイムパスワード |
電子証明書: | CRL DSA EV SSL証明書 フィンガープリント IT書面一括法 |
DSA クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
DSA クラスおよび派生クラスを使用すると、データの整合性を保護するためのデジタル署名を作成できます。DSACryptoServiceProvider は、このクラスの実装を提供します。
公開キー システムを使用してメッセージにデジタル署名を行うには、送信者は最初にメッセージにハッシュ関数を適用して、メッセージのダイジェストを作成します。送信者はメッセージ ダイジェストを自分の秘密キーで暗号化し、送信者の個人署名を作成します。受信者は、メッセージと署名を受け取ると、送信者の公開キーを使用して署名を解読してメッセージ ダイジェストを復元し、送信者が使用したものと同じハッシュ アルゴリズムを使用してメッセージをハッシュします。受信者が計算したメッセージ ダイジェストが送信者から受信したメッセージ ダイジェストと完全に一致する場合、受信者はそのメッセージが送信中に改変されていないと見なすことができます。送信者の公開キーは公開されているため、その署名はだれもが検証できることに注意してください。
System.Security.Cryptography.AsymmetricAlgorithm
System.Security.Cryptography.DSA
System.Security.Cryptography.DSACryptoServiceProvider
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
DSA コンストラクタ
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
DSA フィールド
プロテクト フィールド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
KeySizeValue | 非対称アルゴリズムで使用されるキー モジュラスのサイズをビット単位で表します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
LegalKeySizesValue | 非対称アルゴリズムでサポートされているキー サイズを指定します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) |
DSA プロパティ
パブリック プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
KeyExchangeAlgorithm | 派生クラスでオーバーライドされると、キー交換アルゴリズムの名前を取得します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
KeySize | 非対称アルゴリズムで使用されるキー モジュラスのサイズをビット単位で取得または設定します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
LegalKeySizes | 非対称アルゴリズムでサポートされているキー サイズを取得します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
SignatureAlgorithm | 署名アルゴリズムの名前を取得します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) |
DSA メソッド
パブリック メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Clear | AsymmetricAlgorithm クラスによって使用されているすべてのリソースを解放します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
Create | オーバーロードされます。 非対称アルゴリズムを実行するために使用する暗号オブジェクトを作成します。 | |
CreateSignature | 派生クラスでオーバーライドされると、指定されたデータの DSA 署名を作成します。 | |
Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) | |
ExportParameters | 派生クラスでオーバーライドされると、DSAParameters をエクスポートします。 | |
FromXmlString | オーバーライドされます。 XML 文字列から DSA オブジェクトを再構築します。 | |
GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) | |
GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) | |
ImportParameters | 派生クラスでオーバーライドされると、指定された DSAParameters をインポートします。 | |
ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) | |
ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) | |
ToXmlString | オーバーライドされます。 現在の DSA オブジェクトの XML 文字列形式を作成して返します。 | |
VerifySignature | 派生クラスでオーバーライドされると、指定されたデータの DSA 署名を検証します。 |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Dispose | 派生クラスでオーバーライドされると、AsymmetricAlgorithm によって使用されているアンマネージ リソースを解放し、オプションでマネージ リソースも解放します。 ( AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) | |
MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |
DSA メンバ
デジタル署名アルゴリズム (DSA: Digital Signature Algorithm) のすべての実装が継承する必要がある、抽象基本クラスを表します。
プロテクト コンストラクタ
プロテクト フィールド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
KeySizeValue | 非対称アルゴリズムで使用されるキー モジュラスのサイズをビット単位で表します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
LegalKeySizesValue | 非対称アルゴリズムでサポートされているキー サイズを指定します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
KeyExchangeAlgorithm | 派生クラスでオーバーライドされると、キー交換アルゴリズムの名前を取得します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
KeySize | 非対称アルゴリズムで使用されるキー モジュラスのサイズをビット単位で取得または設定します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
LegalKeySizes | 非対称アルゴリズムでサポートされているキー サイズを取得します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
SignatureAlgorithm | 署名アルゴリズムの名前を取得します。(AsymmetricAlgorithm から継承されます。) |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Clear | AsymmetricAlgorithm クラスによって使用されているすべてのリソースを解放します。 (AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
Create | オーバーロードされます。 非対称アルゴリズムを実行するために使用する暗号オブジェクトを作成します。 | |
CreateSignature | 派生クラスでオーバーライドされると、指定されたデータの DSA 署名を作成します。 | |
Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) | |
ExportParameters | 派生クラスでオーバーライドされると、DSAParameters をエクスポートします。 | |
FromXmlString | オーバーライドされます。 XML 文字列から DSA オブジェクトを再構築します。 | |
GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) | |
GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) | |
ImportParameters | 派生クラスでオーバーライドされると、指定された DSAParameters をインポートします。 | |
ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) | |
ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) | |
ToXmlString | オーバーライドされます。 現在の DSA オブジェクトの XML 文字列形式を作成して返します。 | |
VerifySignature | 派生クラスでオーバーライドされると、指定されたデータの DSA 署名を検証します。 |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Dispose | 派生クラスでオーバーライドされると、AsymmetricAlgorithm によって使用されているアンマネージ リソースを解放し、オプションでマネージ リソースも解放します。 (AsymmetricAlgorithm から継承されます。) | |
Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) | |
MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |
DSA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 07:01 UTC 版)
DSA
- Dassault Systèmes of Americaの略。
- Defence Services Academyの略(ミャンマー国軍士官学校)
- Democratic Socialists of America(アメリカ民主社会主義者) - アメリカ合衆国の民主社会主義政党・政治団体。
- Digital Services Actの略 - EUの法律 (EU) 2022/2065、デジタルサービス法 (ヨーロッパ連合)。
- Digital Signature Algorithmの略。ElGamal署名の改良型の一つで、デジタル署名方式の1つ。
- Digital Subtraction Angiography(デジタルサブトラクション血管造影)の略。
- Dimensionally Stable Anode(寸法安定性陽極) - 電解液および電解反応で変質・腐食しない陽極。デノラ・ペルメレック社の登録商標。
- Distributed Stochastic Algorithmの略。
- Dolphin Sports Academyの略 (DSAスキー検定)
- Dopamine Serotonin Antagonist (ドーパミンセロトニンアンタゴニスト) の略。非定型抗精神病薬 を参照。
- 小説『Dragon Slayers' Academy(ドラゴン・スレイヤー・アカデミー)』の略。
- アダルトアニメ『MEZZO FORTE』とテレビアニメ『MEZZO -メゾ-』に登場する危険代行業。
- 高地地中海性気候で、最暖月が22℃以上の場合。
- .dsa - DirectShow Media形式ファイルの拡張子の1つ。
- DSAのページへのリンク