8代目 S13#型とは? わかりやすく解説

8代目 S13#型(1987年 - 1999年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:43 UTC 版)

トヨタ・クラウン」の記事における「8代目 S13#型(1987年 - 1999年)」の解説

ハードトップ:1987年 - 1991年 セダン:1987年 - 1991年 セダン一次改良車: 1991年 - 1995年 キャッチコピーは「満たされて新しクラウン。」(1987年型)、「いつかはクラウンに、その想い今こそ…」(1989年型)。 この1989年型のキャッチコピーにより、「いつかはクラウン」の略で「いつクラ」と呼ばれた。 4ドアハードトップのみに3ナンバー専用の「ワイドボデー」がラインナップ先代までのバンパーのみならずドアフェンダー3ナンバー車専用とした。デザイン直線的な先代面影色濃く残しながらも、Cピラー化粧板(クリスタル・ピラー)がなくなり曲線巧みに織り交ぜたものとなった先代同様に個人ユーザー向けの4ドアハードトップはドアミラー標準なのに対し法人ユーザー向けのセダンフェンダーミラー標準装備・技術面ではエアサスペンション(ロイヤルサルーンG)、トラクションコントロールCD-ROM情報によるカーナビゲーション機能持ったエレクトロマルチビジョンなどが採用された。 グレードは、4ドアハードトップは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」「スーパーエディション」。セダンは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」「デラックス」「スタンダード」。ステーションワゴンは「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーデラックス」。2.0 L車のみスーパーチャージャー搭載グレード存在した2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー)。インパネデザインはパーソナルインパネとフォーマルインパネの2種類があり、前者が4ドアハードトップ、後者セダンと4ドアハードトップのコラムシフト車で選択できた。ホイールデザインは6種類あり、上位2種類アルミホイールでその他はスチールホイール。ワイドボデーは全グレード15インチアルミホイール、ロイヤルサルーン(ハードトップ5ナンバー及びセダン)が14インチアルミホイール、その他は14インチスチールホイール(オプション14インチアルミ装着可能)だった。フロントグリルリアエンブレム4.0 L車には「V8」、3.0 L車には「3.0」、2.5 L車には「2.5」のエンブレムが付く。2.0 L車には排気量エンブレム付かない海外輸出は、セダン系が主でアジア中東・アフリカ向けにロイヤルサルーンが用意されたほか香港シンガポール中東一部地域何れも4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンの輸出がある。 当時バブル景気販売時期重なり月間販売台数一時カローラ上回る年間販売台数も、1988年 - 1990年日本車販売ランキングカローラマークIIに次ぐ第3位記録し1990年歴代過去最高の239858台を記録した。特に4ドアハードトップが人気販売台数多かった1987年9月1日 - 発表発売東京地区では従来S12#型までは東京トヨペット専売だったが、このモデルから新たに東京トヨタでも取り扱い開始1988年5月 - 4ドアハードトップ(5ナンバー)に特別仕様車「スーパーセレクト・スーパーチャージャー」が登場1988年9月 - 一部改良2.0 Lの1G-Eがハイメカツインカムの1G-FE型へ変更バン1G-Eのまま)。1G-GE1G-GZE改良し出力向上。ATシフトロックシステムが採用1989年2月 - 4ドアハードトップ(5ナンバー)に特別仕様車アスリート」が登場1989年8月 - マイナーチェンジフロントグリルフォグランプテールランプ前後バンパーステアリングデザインなど変更3.0 L車等には運転席エアバッグオプション装着できるようになったまた、バン1G-FE換装した。同年10月発売セルシオ先行してV8 4.0 Lエンジンの1UZ-FEが搭載される(UZS131型)「4000ロイヤルサルーンG」が登場した1964年登場したクラウンエイトを除く初のV8搭載車であり、後のクラウンマジェスタ源流となる。ワイドボデーに2.0 L車「2000ロイヤルサルーン・ワイドボデー・スーパーチャージャー」が登場3.0 L 7M-GEがレギュラーからハイオク化。また6気筒LPGエンジンは1G-GPに換装。4ドアハードトップのワイドボディーに「アスリートL」をカタログモデルとして追加。これは専用のハーダーサスペンションにブリヂストン・ポテンザとSタイプパッケージを組み合わせたもので、TEMS連動デュアルモード新PPS専用であり、内装はスーパーサルーンエクストラと同等である。 1990年8月 - 1JZ-GEエンジン搭載の「2500ロイヤルサルーン」(4ドアハードトップ/セダン/ワゴン)が登場。これにより5ナンバー2.0 L DOHC1G-GE搭載の「2000ロイヤルサルーン」は廃止された。 1991年5月 - 4ドアハードトップのワイドボデーに2.5 L 1JZ-GE搭載したロイヤル仕様スーパーセレクト」が登場お買い得グレードであった1991年8月 - ロイヤル仕様スーパーセレクトに2.0 Lを追加1991年10月 - 4ドアハードトップだけが9代目フルモデルチェンジ1991年10月 - セダン・ステーションワゴン・バンがマイナーチェンジ。4フェイスデザインがS13#型からS14#型風のものに変更された。また、4.0 L 1UZ-FE型エンジン廃止され3.0 L 7M-GEを2JZ-GE換装ハンドルがS14#型と共通化された。この頃現行のトヨタマークが制定されたが、ステーションワゴン・バンは本来の設置場所であるナンバープレート上にトヨタマークを設置するスペースがないため、小振りのトヨタマークがリヤ右側車名ロゴ左側設置された。 1995年12月 - セダン生産・販売終了ステーションワゴンマイナーチェンジ行い運転席エアバッグ(ハンドルデザインはX90型ハードトップシリーズとマークIIバンおよびワゴンと共通)とABS全車標準装備した。また、サードシートはロイヤルサルーンのみの設定となり(他グレードは5人乗りのみの設定となる)、従来ロイヤルサルーンに標準装備であったリアクーラーはメーカーオプションとなる。 1996年9月 - ステーションワゴン2.5 L 1JZ-GEVVT-i化。 1999年12月15日 - ワゴン新型であるクラウンエステート登場に伴い、ステーションワゴン・バンは販売終了バンはカルディナバンに統合)。販売終了前月までの新車登録台数累計144170台。 1987年型4ドアハードトップ(標準ボデー後部 1989年型4ドアハードトップ(ワイドボデー)後部 クラウンセダン 2000スーパーサルーン(1987年型) クラウンセダン1989年型) クラウンセダン1989年型)陸上自衛隊警務隊覆面パトカー クラウンステーションワゴン(1994年型) クラウンステーションワゴン(1994年型)後部

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