8代目 X100型(1996年 - 2001年)
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「トヨタ・マークII」の記事における「8代目 X100型(1996年 - 2001年)」の解説
バブル崩壊による厳しい経済情勢が依然続いていた時期でのモデルチェンジのため、フロアパネルはX90系のフロアパネルを流用し、コストダウンが図られた。その一方で安全性向上に力を入れ、衝突安全対策の施されたトヨタ独自規格の「GOA」や、運転席・助手席SRSエアバッグシステム・ABSを全車標準装備(先代のX90系は運転席エアバッグのみ1995年9月モデルから標準装備)。搭載エンジンは2JZ-GE、1JZ-GTE、1JZ-GE、1G-FE、2L-TE。X90系まで搭載された4S-FEは廃止となった。X90系で問題のあった居住性を改善し、デザインはかなり丸みのあった従来型を継承しつつ、大ヒットしたX70系やX80系を思わせる直線基調のものになった。ツアラー系はゲート式ATシフトレバー、レバー式パーキングブレーキ、カーボンパネル、ディスチャージヘッドランプが採用され、最上位モデルであるツアラーVには先代と同様にトルセンLSDが標準装着(AT車はオプション)されていた。グランデ系とツアラー系の2シリーズ。MTはツアラーV(1JZ-GTE搭載)およびグランデ(1G-FE搭載)の後輪駆動車のみ設定されていた。 1996年9月 - モデルチェンジ。 1997年8月 - 2Lと2.5Lエンジン搭載車をベースに、アルミホイールや本革巻き操作類を標準装備した「グランデレガリア」を設定。 1998年1月 - 特別仕様車「グランデFour Nパッケージ」を設定。「グランデFour」からパワーシート、ワイヤレスドアロック、CDプレーヤーなどを外して装備を厳選することで、価格を抑えた特別仕様車である。 1998年8月 - マイナーチェンジ。フロントグリル・リアテールランプ・バンパー・ホイール・ツアラー系の内装のデザインを変更。助手席ベルト警告灯が追加された。標準装備のアルミホイールがチェイサー・クレスタと共通化される。グランデに搭載されている1G-FEがVVT-iおよびダイレクトイグニッション化され出力向上(140ps→160ps)。スーパーライブサウンドシステムにおいてはスピーカー数を7から6に変更(リアセンターの低音スピーカーが無くなることで事実上の廃止となる)。 マークII誕生30周年特別仕様車「トラント (TRENTE、フランス語で"30"の意)」を販売。CM出演は俳優の橋爪功(後期のみ)。 1999年4月 -「2.0グランデ」/「2.0グランデFour」、「2.5グランデ」をベースとした 特別仕様車「レガリア(REGALIA)」を設定。 2000年4月 -特別仕様車「レガリア Gエディション」を設定。2.5L/2L「グランデ」と2L「グランデFour」をベースにした特別仕様車で、専用色のスーパーホワイトパールマイカ、ディスチャージヘッドランプ、木目調本革巻きステアリングホイール、ワイヤレスリモコンキーなどを採用している。 モデル末期には、2L-TE(2.4ディーゼルターボ)車廃止に伴い、マークll全車のエンジンにBEAMS VVT-i機構を標準装備。 2000年10月 - 9代目の登場により生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 2001年6月 - 在庫対応分が完売し販売終了。 マークIIクオリスと合算した販売終了前月までの新車登録台数の累計は36万5049台。 1996年9月販売型リア 1998年8月改良型リア
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