マークIIクオリスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > マークIIクオリスの意味・解説 

トヨタ・マークIIクオリス

(マークIIクオリス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 13:37 UTC 版)

トヨタ・マークII > トヨタ・マークIIクオリス
トヨタ・カムリ > トヨタ・マークIIクオリス
トヨタ・マークIIクオリス
SXV2#W/MCV2#W型
1997年4月発売型
1999年8月改良型
概要
別名 トヨタ・カムリグラシアワゴン(6代目)
販売期間 1997年4月 - 2002年1月
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ ステーションワゴン
駆動方式 FF / 4WD
パワートレイン
エンジン V型6気筒 3.0/2.5L
直列4気筒 2.2L
変速機 4速AT/5速MT
4輪ストラット
4輪ストラット
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,790mm
全幅 1,785mm
全高 1,480mm
車両重量 1,470-1,570kg
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
系譜
先代 トヨタ・マークIIワゴン
後継 トヨタ・マークIIブリット
テンプレートを表示

マークIIクオリスMARK Ⅱ Qualis)は、トヨタ自動車がかつて製造していたステーションワゴンタイプの乗用車である。

概要

1997年4月に、それまでX70系ベースで生産されてきたマークIIワゴンのフルモデルチェンジ版として登場した。車名こそ「マークII」を名乗るが構造は別物で、MCV20系ウィンダムをベースとした歴代マークIIでは唯一の前輪駆動車であり、カムリグラシアの姉妹車でもある。

エンジンもセダンタイプのマークIIとは異なり、カムリグラシアと共通の直列4気筒・2.2L(5S-FE型)とV型6気筒・2.5L(2MZ-FE型)、それにウィンダム(日本国外ではレクサス・ES)に搭載していたV型6気筒・3L(1MZ-FE)の3種類。2.2Lと2.5Lには四輪駆動も設定された。基本的にはモノグレード+パッケージオプションの構成だが、基本装備は充実しており、前席エアバッグやABSは全グレードで標準装備。オプションとしてサイドエアバッグやプライバシーガラス、スカイフックTEMS等が用意された。3LのみサンルーフやTRC、CDナビゲーション付きマルチAV、スカイフックTEMS等が標準だが、他グレードでもオプションとして選べた。

歴史

  • 1997年4月14日 - 13年にも渡る異例の長期生産となったX70型マークIIワゴンの後継として販売開始(バン仕様はカルディナバンへ統合)。先行して販売されたカムリグラシアの姉妹車であるが同時期のマークIIセダンのフロントフェイスの特徴が良く出ている。FF化されたことで、Lクラスワゴンとしても最大級の広さを誇るものの、上部の絞り込みが強く実用面の評価は決して高くなかった。1984年から継続販売されていた旧マークIIワゴンはもとより、同時期のライバル車種と比較してもかなりスタイリッシュかつシンプルなエクステリアデザインで、前輪駆動化(後に4WDが追加)されたことで、後輪駆動であった旧マークIIワゴンが苦手としていた降雪地や寒冷地のユーザーを開拓することにも成功した。CMのキャッチコピーは「ALL DAYS WAGON」CMソングにはシカゴの「Hard to Say I'm Sorry」を起用したりスタイリッシュな演出がなされた。
    • 6月 - 4WD(実用型四輪駆動)仕様が追加される。
    • 10月 - ベースグレードのクオリス、クオリスFourグレードに特別仕様車「Xパッケージ」を設定。2.2Lと2.5Lの2WDと4WD車をベースに、ボディカラーは、シルバーメタリック、専用色ブラック、スーパーホワイトパールマイカ(オプション)を採用。そのほか、LEDストップランプ付きリヤスポイラー、UVカット機能付きプライバシーガラス、6スピーカーなどを特別装備している。
  • 1998年8月 - マークIIのマイナーチェンジにあわせて一部変更。
    • 10月 - 特別仕様車「フルカラーJパッケージ」、「Xパッケージ」を設定。「フルカラーJパッケージ」はカラードプロテクションモールやカラードルーフレール、ラジオレス+4スピーカーなど、「Xパッケージ」はSパッケージをベースとし、本革巻き4本スポークステアリングやムーンルーフ、CD+カセットマルチ電子チューナー付オーディオ+6スピーカーなどを特別装備している。
  • 1999年8月 - マイナーチェンジ。前後デザインの一部変更と専用内装色やオートレベリング付きHIDヘッドライト装備のスポーティ仕様「ツアラーエディション」が追加される。同時に3LエンジンのVVT-iの採用や2.5LエンジンにもECT-iEが拡大(以前は3Lエンジンのみ)される等機能の充実が施される。
  • 2000年8月 - 平成12年基準排出ガス25%低減を一部グレードで達成(G-LEV)。
  • 2001年12月[1] - 生産終了。
  • 2002年1月 - 後継車のマークIIブリット発売に伴い販売終了。販売期間中の新車登録台数の累計は8万7940台[2]

販売店舗

脚注

  1. ^ マークIIクオリス(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  2. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第72号13ページより。

関連項目

外部リンク

https://web.archive.org/web/19970618193506/http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/MarkIIwagon/


マークIIクオリス(1997年 - 2002年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 17:38 UTC 版)

トヨタ・マークII」の記事における「マークIIクオリス(1997年 - 2002年)」の解説

詳細は「トヨタ・マークIIクオリス」を参照 8代目X100系)の販売時期ステーションワゴン車としてマークIIクオリス (MARKII Qualis) が追加販売された。カムリグラシア6代目カムリ)をベースにしたFF車であった実際に型式コードカムリグラシア同じくSXV20(2.2L)/MCV20(2.5L/3.0L)であったカムリグラシアには設定のないV6・3.0L(1MZ-FE:ウィンダムレクサス・ESと同じエンジンモデル設定がある。

※この「マークIIクオリス(1997年 - 2002年)」の解説は、「トヨタ・マークII」の解説の一部です。
「マークIIクオリス(1997年 - 2002年)」を含む「トヨタ・マークII」の記事については、「トヨタ・マークII」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「マークIIクオリス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マークIIクオリス」の関連用語

マークIIクオリスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マークIIクオリスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトヨタ・マークIIクオリス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトヨタ・マークII (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS