2014年 - 2017年 資金難によるチーム力低下~チーム売却とは? わかりやすく解説

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2014年 - 2017年 資金難によるチーム力低下~チーム売却

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 03:21 UTC 版)

ザウバー」の記事における「2014年 - 2017年 資金難によるチーム力低下~チーム売却」の解説

2014年 フォース・インディアからエイドリアン・スーティル移籍チームメイトエステバン・グティエレス残留決定。リザーブドライバーがセルゲイ・シロトキンギド・ヴァン・デル・ガルデというドライバーラインナップとなった。さらに「アフィリエイトドライバー」として前年までインディカー・シリーズ戦っていた地元スイス国籍女性ドライバーシモーナ・デ・シルベストロと契約した。しかし、マシン性能低くシーズン通して苦戦強いられた最高位スーティル11位、グティエレス12位で、参戦以来初のノーポイントシーズンとなってしまった。 2015年 ドライバーラインナップを一新ケータハムからマーカス・エリクソン移籍新人フェリペ・ナッセがチームメイトとなる。 このラインナップは、金銭的理由のためであるとチーム認めている。実際にブラジル銀行スポンサード(ナッセの持ち込みスポンサー)に伴い車体配色が青と黄色に変わったまた、リザーブドライバーはフェラーリ・ドライバー・アカデミーメンバーGP2を走るラファエレ・マルチェロが起用された。 ペイドライバー2人でのコンビになったが、開幕戦完走11台のサバイバルレース生き残りナッセが5位、エリクソンが8位とダブル入賞記録以降散発的に入賞記録していき、予選でもQ3進出複数回果たすなど前年不振が嘘のような活躍見せた本家フェラーリ復活貢献した大幅パワーアップフェラーリ新型PUザウバー性能向上を後押ししたザウバードライバー選択正解だったことの証明になったが、開幕前にはこの2人起用原因ザウバー存続及びF1界を揺るがす大騒動発展してしまった(後述)。 2016年 ドライバーエリクソン、ナッセの両者とも残留。サードドライバーのマルチェロとは契約更新しなかった。 開幕直前テクニカルディレクターマーク・スミス離脱した。さらに4月末にはトラックエンジニアのトップとしてレッドブルから加入していたティム・メイロンがわずか3ヶ月離脱したここまで、カルテンボーンが代表に変わってから、チームの力としては、ペーター指揮を執っていた頃とは全く違い速さ覇気感じられないほどに落ちぶれている。 前年からのドライバー契約騒動財政難が尾を引き、ついに2月分の給料一部支払われない事態に陥り、続く3月分の給与支払いにも遅れが生じたこのため早くも第3戦中GP前に参戦自体危ぶまれたが、エリクソンスポンサー前払いにより参戦継続することができた(同時に3月分までの給与支払われた)。しかし4月分の給与支払いも遅れ、スペインGP後に行われるバルセロナでの合同テスト欠席しており、財政難根本的に解決されたわけではなくチーム売却先を求めることになった7月20日共同株主だったスイスのロングボウ・ファイナンスS.A.に所有権を譲ることが正式に発表された。これに伴いチーム創設者のペーター・ザウバーすべての業務から完全に引退後任にロングボウ・ファイナンス社CEOのパスカル・ピッチが就くことが決まったチーム代表モニシャ・カルテンボーン残留チーム資金難解消されたもののルノー勢の性能アップ去年最下位だったマノー、新参チームハース善戦していることもあってレースでは苦戦しており、終盤2戦を残して唯一のノーポイントチームであった。しかし第20ブラジルGPでナッセがチームポイントもたらす9位入賞果たし、マノーを逆転最終戦でもマノーがポイント獲得できなかったためコンストラクターズランキング10となった。このランキング10位により獲得できる賞金は2,000ドル(約21億円)と言われている。なおドライバーズランキングはナッセ17位、エリクソン22となった2017年 ポイント挙げたナッセはブラジル銀行からの支援打ち切り決定したため残留果たせず、ノーポイントだったエリクソン残留もう一つシートには、メルセデスのリサーブドライバーを務めパスカル・ウェーレイン迎える。リザーブドライバーはシャルル・ルクレールテストドライバーアントニオ・ジョヴィナッツィ開発ドライバータチアナ・カルデロンそれぞれ就任したパワーユニットフェラーリ1年落ちスペック使用する。この契約からも財政難影響見られる。 ウェーレインはROCでのクラッシュにより背中負傷したため1回目のプレシーズンテストと開幕2戦を欠場、ジョヴィナッツィが代走した。型落ちPUハンデ対し、他チームよりタイヤ交換1回少なくする作戦多くこれが成功するとウェーレインが第5戦スペインGPで8位、第8戦アゼルバイジャンGP10入賞果たしたマシン性能低さ否めずアジアラウンド以降決勝でもトラブル出て余計なピットストップ多く入賞には程遠い状況であった最終的にポイントは5と前年上回ったものの、5~8位が終盤までコンストラクターズランキング激しく争い9位のマクラーレン30ポイント獲得したのと比較してザウバー大きく見劣りする結果となり、前年続きランキング10位でチーム史上初の最下位終わったロシアGPにて、2018年からホンダのカスタマーパワーユニットが供給されることを正式発表した。しかし、6月21日にカルテンボーンが代表兼CEO退任し、元ルノーフレデリック・ヴァスール後任となってから契約見直し着手し7月27日契約白紙撤回、翌28日フェラーリ最新仕様パワーユニット供給契約発表したホンダとの供給契約撤回した理由として「自社ギアボックス製造できるリソースがないため、翌年ホンダ供給先であったマクラーレンギアボックス提供してもらうつもりであったが、そのマクラーレンホンダPUパフォーマンス対する不満が限界達していてパートナーシップ解消する可能性浮上しその後実際に解消となった)、最悪場合来年ギアボックスなくなってしまう恐れがあった」とヴァスールは語っている。

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