2代目高木守道とは? わかりやすく解説

2代目・高木守道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 06:34 UTC 版)

ミスタードラゴンズ」の記事における「2代目・高木守道」の解説

西沢に次ぐ「2代目ミスタードラゴンズとされる高木守道は、走攻守三拍子揃った球史最高の二塁手セカンド)」と評される選手である。 県岐阜商高校1年生時代には長嶋茂雄当時立教大学4年生、後に巨人入り)が指導訪れた際に長嶋から「5年後だったら日本一内野手になれる」と絶賛された。3年生時には春のセンバツ準優勝果たし卒業後は早稲田大学進学内定していたが、急遽オファー受けて1960年中日入団したプロ1年目同年5月には代走公式戦初出場を果たすと二塁への盗塁決めその後打席で初本塁打記録した決し大柄ではなかったが、守備では堅実さ加えて見る者を魅了する華やかなプレー見せ打撃確実性一発長打兼ね備えていたほか、走塁では投手の癖を見抜き卓越したスライディング技術出塁すると次の塁を狙った。また時折しか見せことはなかったが「捕球同時にボール持ち換え重心移動と強い手首生かして二塁送球する」超ロングのバックトス・グラブトスを持ち味としており、この技術は「芸術品」「誰にも真似できない」と評された。このほか「どうやったら走者を)アウトにできるか?」という発想からカバーリングにも一切手を抜かず、送球逸れて相手ダイレクト捕球できる位置を狙うなど、データ観察力自身の勘をも取り入れた大胆なポジショニングにも定評があり、妥協点のないプレー支えるものとしてプレー用具普段の生活まですべてにおいてプロ野球選手として厳格であり続けた1963年オフフロリダ野球留学メジャーリーグベースボールMLB)で使用されていた二塁手専用グラブ存在知り日本人選手として初め導入した4年目1963年には1番・二塁手定位置定着して2番中利夫とのコンビ相手投手守備陣を翻弄し50盗塁記録して初の盗塁王獲得したほか、翌1964年には1試合5盗塁含め42盗塁記録し1965年には初の打率3割達成とともに44盗塁2度目盗塁王獲得した。そして1974年には前年までにV9達成し前代未聞10連覇目指していた読売ジャイアンツ巨人)を倒して球団史2度目20年ぶりのリーグ優勝貢献し同年日本シリーズではロッテオリオンズ敗退した敢闘賞受賞した選手兼任コーチ就任した1978年には中日球団生え抜き選手として初の通算2000本安打を達成し、翌1979年にも打率3割をマークしたが、1980年には1歳年上巨人・王貞治引退表明を受け「(王さん引退して自分現役続行したら)自分リーグ最年長になってしまう」という理由から自身現役引退した現役引退まで二塁手としてベストナインに7回選ばれたが、これは二塁手として史上最多記録であった現役引退後コーチ野球解説者経て1992年には星野仙一後任として監督就任した1994年には同率首位並んでいた巨人リーグ優勝賭けてリーグ最終戦直接対戦した敗れてリーグ優勝はならず10.8決戦)、翌1995年には成績不振のためシーズン途中解任された。 2006年には野球殿堂入り果たし2012年落合博満後任として70歳高齢ながら監督復帰したが、2年目2013年限り退任2020年1月17日死去した78歳没)。 高木2度わたって厳しい状況監督業引き受けた理由は『中日ドラゴンズHERO列伝』(ベースボール・マガジン社)にて「21年間の現役生活過ごしたドラゴンズ愛するが故にだろう」と述べられている。現役時代知らない世代からは「星野仙一人気合間埋め地味な監督」「『サンデードラゴンズ』(CBCテレビ)の「高木チェック」で滅多にファインプレー』の評価をせず、『普通』のしか上げない頑固親父」「短気なジョイナスおじいちゃん」とあまり高い評価をされていないが、『中日ドラゴンズ伝説2009』(オークラ出版)では「指揮官としての手腕は4回のリーグ優勝達成した落合参考にしている。監督人事の際には必ず候補挙がるだけに関係者からの評価は高いようだ」と評されている。

※この「2代目・高木守道」の解説は、「ミスタードラゴンズ」の解説の一部です。
「2代目・高木守道」を含む「ミスタードラゴンズ」の記事については、「ミスタードラゴンズ」の概要を参照ください。

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