魔法・武器防具など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 09:58 UTC 版)
「ライドンキング」の記事における「魔法・武器防具など」の解説
魔力 = 異世界で魔法を行使するために必要な力。体内の魔力を練って体外に発現させることができる人間は2〜3%足らず。魔獣の脅威が低い地域ほどこの比率はさらに下がる。魔力を扱える者が魔力や魔道具を扱えない者や田舎者をからかう行為は日常茶飯事。 魔素(マナ) = 魔法の根源となる力。エルフは精霊と呼ぶ。かつて神々が荒れ狂う自然の力を治めるために生み出した力と言われ、自然現象を管理し世界を正常に維持している。それぞれの魔素は神々に定められた働きしかしないが、ここから神々の命令を削除して人の“想いの力”に変換したものが魔力、その力を使って自然現象を少しだけ改変・強化するのが魔法である。龍脈 = この世界に張り巡らされた魔素の道。古代の主たちは、かつて龍に騎乗して星の海をも超えて龍脈を渡ったといい、龍脈に開いた龍穴(ドラゴンホール)を中継点としていた。この星には6つの龍穴が存在し(プルチノフ自身を含めると7つ)、そのすべてを手中に収めた者は世界の覇者になるとされる。100年前から魔の瘴気によって汚され続けている。 精霊眼 = 魔石などに秘められた精霊属性を見抜くことが出来る眼。数百年生きた魔道士かエルフにしか持ち得ない能力。カーニャはこの能力を持っている。 魔法剣士 = 魔道具にチャージされた魔法を発動できる兵種の総称。魔道具に込められた魔法の発動は出来るが、魔法使いになるには魔力が少ない者が就く。戦場に希少な魔法使いの動員を避けるために生み出された。 魔法使い = 魔術を修めた者で、一般的には魔術学院の卒業生を指す。現代に置き換えると兵器開発のエンジニア。希少な存在のため、優秀な者ほど研究機関に留められ、冒険者になる魔法使いのほとんどは魔術学院の落第生である。魔道具へのチャージ以外での攻撃魔法の直接行使は権力者や主な学派で禁じられている。権力者にとっては魔法使いの強大な力をコントロールする必要性があり、魔法使いにとっては自分たちが戦場に駆り出されるリスクを抑える方策で、互いに利害が一致している。ただし、契約者の安全を守る場合、魔導院への攻撃ならびにそれを画策した場合は、不戦誓約の特例事項として攻撃魔法が許可される。 神官 = 太陽神やその眷属神を祭祀する職業。治癒神官はこの世界で医療を司り、武装神官は自らの荘園を守るために訓練された兵士で、冒険者になる者もいる。魔法使い同様に希少な存在だが、高位の神官は治癒魔術が使えない者でも血縁や世襲で継ぐ者が多い。 魔石 = 異世界の魔物の心臓付近にある魔石袋から取れる魔力の篭った石。魔道具を動かすための電池のような役割から、武器や防具に魔結することで魔結した物をランクアップさせたり、魔法を発動させる触媒に至るまで、様々な用途で用いられる。最安値の洞窟芋虫の魔石でも小銀貨1枚はする高級品で、大型の物ほど価値が高く高値で取引され、上物は冒険者には流れてこない。 ミスリル = 魔法銀とも呼ばれる金属。生の状態は通常の銀と硬さが変わりはないが、鋳溶かして目的の金属製品にコーティングしたのちに魔力で魔結加工することで通常の鋼の10倍する硬さと靭性を持つ金属ミスリル鋼となる。同じ重さの金の10倍の価値を持つ。 魔結(ファイナライズ) = 生ミスリルに魔力を流して真ミスリルに加工する工程や、魔石を武器に付加する作業のこと。魔術学校の錬金科で教えられる。 魔道具 = 魔石を媒体にして使用者の魔力を用いることなどでその用を成す道具。例としてサキの魔石ランタンや隷属の首輪など。魔術兵器(マジックウエポン) = 魔導院(タワー)が開発した兵器。隼爆矢のように魔石を用いて魔法を付与(エンチャント)されており、通常の兵器より威力が高い。 魔法薬(ポーション) = 回復薬。怪我や病を癒すのに用いられる薬。高位な物(ハイポーション)は千切れた手足すらくっ付けて癒すほどの薬効がある。無傷の物が服用すると行き場を無くした薬効が身体と精神を過剰に癒してしまうため、薬物耐性が生まれて場合によってはベルのような重度の依存症を産むことも。ベルの寝言からポーションの他にも「えりくしゃあ(エリクサー)」が存在する模様。太陽教の秘儀で作られた神殿製ポーションとして、水瓶妖精の涙(トゥアズリ)、大地神の恵み(ムトゥア)、薬神の血(クァブキ)があり、これらは口に含んでミストとして使うと効果も高いが、対象者にツバの臭いで精神的ダメージも与える。 魔の瘴気 = 100年ほど前から生まれるようになった黒煙状の死の瘴気。触れると肉が腐り骨が溶けて魂をも腐らせる猛毒である。竜だけが分解できるのだが、限度を超えた量を取り込むことはできず、猛毒を撒き散らさないよう竜の肉に受肉させ、肉瘴気という肉腫として排出する。どこからなぜ生まれるのかは謎とされる。肉瘴気 = 未熟な竜が処理しきれず、肉腫として排出された魔の瘴気。猛毒の瘴気を撒き散らすことはないものの、肉体を持ったがゆえに自我を持ち、強い魔力やその持ち主を喰らい、分身を増やす。魔法はエサにしかならないので、闘気でなければ倒せない。侵食された直後なら引き剥がして治療すれば助かるが、状態が進行すると命にかかわる部分まで侵食され手遅れになる。
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