薔薇水晶関係者(トロイメント)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:13 UTC 版)
「ローゼンメイデンの登場人物一覧」の記事における「薔薇水晶関係者(トロイメント)」の解説
表向きは第7ドール・お父様・契約者(?)の3人組だが実際は、非ローゼンメイデン・ローゼンの弟子・ラプラスの魔。3人がそれぞれバラバラに登場し、情報も小出しされ、全体像は最終話でようやく判明する。 第7ドール(偽)薔薇水晶と(真)雪華綺晶の2人は関係性が一切不明で、ラプラスの魔が両者に関与している。 薔薇水晶(ばらすいしょう) 声 - 後藤沙緒里 アニメオリジナルのドール。カラーは紫、シンボルは名前どおりに薔薇と水晶。原案・デザインは原作者PEACH-PITによる。 「ローゼンメイデン第7ドール」を名乗る。非戦で停滞していたアリスゲームに乗り込み、ローザミスティカ全ての占有を狙う。 契約者・人工精霊・ローザミスティカの全てを持たず、自分のお父様である槐への想いで動いている異質なドール。 寡黙で無表情。舌足らずな話し方で、相手の言葉をそのまま真似る癖がある。感情・精神が欠落しているような振舞をするが、槐への愛情は強い。 服装は、所々に薔薇と水晶の飾りがついた紫のロングドレスと紫水晶の髪飾り、足先に薔薇の飾りが付いたハイヒールの紫色のロングブーツ。毛先にウェーブがかかったロングヘアをツーサイドアップにしている。髪色は紫がかった銀髪で、瞳の色は金色。左目に紫の薔薇模様の眼帯をしているが、眼帯の下には左目がある。この眼帯は「涙を隠して戦うため」のものであるとされている。 水晶を召喚して操る能力を持つ。地面から水晶の柱を出現させることで、攻撃したり、敵の足場を妨害する。近距離では水晶の剣で攻撃し、遠距離では水晶の礫を飛び道具にする。大技として、相手を結晶内に封じ込めることも可能。水晶以外の技も多彩で、テレポートによる回避や、遠距離からの衝撃波攻撃などがある。7ドール中でも強さは上位。奪ったローザミスティカにより、他ドールの能力も使用する。 最終的には真紅との一騎打ちとなり、勝利する。全てのローゼンメイデンに勝ち、6つのローザミスティカを手に入れ、槐に誇らしげに報告するが、この段階で第7ドールを自称しアリスゲームに割り込んできた贋作であることが判明する。 しかし、ローゼンメイデンではないため、ローザミスティカの力に体が耐え切れず自壊を始め、嘆き悲しむ槐と共に光に巻き込まれて消える。 全体的な容姿は漫画の(真の)第7ドールである雪華綺晶に似るが、似て非なる2人という以外のことは不明。情報が明かされておらず、公式の関係性が一切わかっていない。またアニメ放送当時は第7ドールについて漫画とアニメで情報が錯綜し、複雑化していた。 演出的に伏せる、というストーリー構成上、彼女の内面の掘り下げはほとんど無い。ドラマCD(ボーナストラック)では、ドールショップの3人全員がキャラ変し、白崎の「個性が足りない」という意見で、白崎や槐のリクエストに応じて様々なキャラクターを演じる。 DVD-BOXのジャケット絵は、PEACH-PITが原作絵で7人のドールを描いており、これが最初で最後の薔薇水晶である。2009年の画集に再録されている。 初期アニメ2期1話副題『薔薇水晶』、独語サブ「Rozenkristall」(ローズクォーツ。バラ水晶)。独語は「Rosenkristall」(Rosenquarz、Rosa Quarzとも言う)、ローゼンメイデンは「Rozen Maiden」なので、両者を踏まえた造語。 槐(えんじゅ) 声 - 小野大輔 『トロイメント』に登場。白崎と共にドールショップを営む金髪に緑色の瞳を持つ人形師の青年。寡黙でいつも工房で人形を製作している。ローゼンメイデンと同じような、螺子で動く人形を作っている。ローゼンの意図が理解出来ないジュンに、人形師の心情を説いた。 ローゼンの弟子であるらしいが、詳細不明。師を超えたことを証明するために、空席の第7ドール枠に自作の薔薇水晶を割り込ませて、さらにドールズの前に薔薇水晶を伴って現れてアリスゲームをするようにドール達を煽る。薔薇水晶は真紅達との戦いに勝ったが、その直後に薔薇水晶がローザミスティカの力を抑えきれなくなり、自壊を始めてしまう。壊れ行く薔薇水晶を抱きしめ、彼女と共に光に包まれて消えていった。その後、ドールショップは閉店の札がかけられたままとなる。 特別編(推定19世紀後半のロンドン)では、白崎と一緒にローゼンメイデンを探していた。 トロイメントの『オリジナルドラマCD』では、キャラ変してギャグ化する。「薔薇水晶・改造計画」の名のもと、白崎に「シチュエーションが細か過ぎる」と言われる程、薔薇水晶に口調や仕草等の注文を細かく出している。フェティストで、好みのシチュエーションは「若奥様」。 初期アニメ2期2話副題『槐』、サブ「Enju」(音訳)。 白崎(しろさき) 声 - 櫻井孝宏(第2期)、津久井教生(特別編) 『トロイメント』に登場。長髪に眼鏡のドールショップ店員。饒舌で少し軽い性格だが、謎めいた一面も持つ。ジュンと槐を引き合わせるが、裏では薔薇水晶と密談を繰り返す。 正体はラプラスの魔で、槐・薔薇水晶・ローゼンメイデンの全員を戦いへと仕向けていた。名前に秘密があり、ラプラスの魔→白兎→しろうさぎ→しろさき→白崎という、ジョークが好きなラプラスの魔らしい名前になっている。 トロイメントの『オリジナルドラマCD』の「薔薇水晶・改造計画」では、キャラ変してギャグ化する。ハメを外し、SM趣味を吐露する。
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