舞台となる国々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 06:09 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」の記事における「舞台となる国々」の解説
クリミア王国 賢王とよばれる国王ラモンが治める国。ベグニオン暦390年、元老院議員カラドックを中心とする親ラグズ派によって建国された。軍事的なことよりも文化の発展により栄えた。ベオクの国だが、ほかの国々よりも比較的ラグズに対し友好的な態度をとっている。しかし、それは国の体質であって、すべての国民が友好的というわけではない。首都はメリオル。傭兵団の砦 グレイル傭兵団の拠点。小屋2つが外においてあるほかには何も無い、ほんの小さな砦である。エリンシアをガリアまで護衛する任務を受けることになった際、団員達は必要な物資のみを持ってここを後にした。 港町トハ ガリアとの国境近くにある港町。デインとは遠く離れているため、戦乱の影響は薄かった。辺境にあたり、クリミア王国への帰属意識も薄い。また、ガリアの隣人ながら、ラグズへの差別意識も強い。 自警団を有するが、実力は低い。団長は剣士で人を見る目はあるらしく、アイクを団に勧誘しラグズソードをくれる。 ガリア王国 獅子王とよばれる国王カイネギスが治めるラグズの国。ベグニオン暦355年のとき、ゴルドアの援助のもと、獅子の民ソルハウトを長としてベグニオンから独立しガリアの地に建国された。自然が豊かで、国土全体が樹海で覆われている。クリミアと友好関係を築き、ベオクとの関係を円滑化したいと考えている、しかしこれもクリミアと同じく国が目指す政策であり、クリミアほどではないがすべての国民が友好的であるわけではない。人口は獣牙族が大半を占めるが、少数ながらもベオクも暮らしている。 ベグニオン帝国 【神使】とよばれる皇帝サナキが治める宗教国家。クリミアとデインの宗主国であり、ゴルドア以外の国家は全てベグニオンから独立したもの。現在でも7ヶ国のなかで最大の勢力と領土を誇っている。元は王国だったが、645年前にゴルドアを除く全ての土地や勢力を平定し、ベグニオン帝国が成立。人口はベオクが大半を占める。ラグズもいて、法律上ベオクとラグズは対等な立場とされているが(奴隷解放宣言がなされたにもかかわらず)、一部の貴族はラグズを奴隷として扱っている。国政を動かす元老院は聖職者たちで占められているが、そのなかで権力争いと汚職が続いており、国の状態はやや不安定。建国者は“三雄”の1人オルティナ。オルティナの末裔のみが、【解放】の呪歌(ガルドル)でメダリオンから邪神を解き放つことができる。初代皇帝は、オルティナの子孫である神使メシュア。帝都はシエネ。 デイン王国 狂王アシュナードが治めるベオクの北国。ベグニオン暦405年のとき、ラグズに歩み寄ろうという気運が高まるなかで、反ラグズ派の元老院議員ヘンギストらによって建国された。そうした国家樹立の背景ゆえに、ベオクの国々のなかでは反ラグズ思想が最も強い。軍事力は他の国々を圧倒するほどの勢い。アシュナードの政策により、実力のある者は身分や種族を問わず出世できる。首都はネヴァサ。 フェニキス王国 鷹王の名で知られる国王ティバーンが治める鳥翼族(タカの民)の国。ベグニオン暦385年のとき、鷹の民ホルスを国王としてフェニキス島に樹立。ベグニオンとの間で確執があり、ベグニオンの商船に対してのみ海賊行為を行っている。国土の多くは海上に突き出た植物の少ない岩場と切り立った崖で構成されており、鳥翼族以外が進入するのは困難といえる。 キルヴァス王国 鴉王とよばれる国王ネサラが治める鳥翼族(カラスの民)の国。ベグニオン暦420年のとき、鴉の民が気質の違いから鷹の民と袂を分かち、フェニキスからキルヴァス島に移住して建国された。南の海上に存在し、ベオクの船に対して無差別に海賊行為を行う。自国の利益となるなら、同胞のラグズも利用し、敵対しているベオクにも協力する。その性質からベオクはおろか、ラグズからもよく思われない。 セリノス王国 ベグニオン帝国西部の大森林地帯にあった鳥翼族(サギの民)の王国だが、20年前のある事件により滅亡。王族の3人のみが辛くも難を逃れ、うち2人はフェニキス王国に身を寄せている。ベグニオン暦470年のとき、女神と近しい種族である鷺の民が、女神の名の下に戦いを続けるベグニオンに反発し、独立国家を建国したことが始まりである。 ゴルドア王国 黒竜王デギンハンザーが治める竜鱗族の国。火山地帯に存在。ベオクとラグズの問題には基本的には干渉せず、開国以来ほとんど鎖国状態が続いている。竜鱗族は長命で、建国王でもあるデギンハンザーは三雄の1人として800年前の邪神との戦いに参加している。テリウス大陸の7国家のなかではベグニオン帝国とともに最も古い歴史を持ち、その強大な力ゆえに建国以来独立を保ち続けている。
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