フェニキス王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 01:35 UTC 版)
誇り高く、力強い鳥翼族・鷹のラグズが住む王国。ベグニオン帝国の(主に貴族の)船を中心に狙って襲う、「船を持たぬ海賊」の名で帝国軍には広く知られている。ベグニオン暦385年のとき、ベグニオン帝国から離脱した鳥翼族が南海の島につくった国。初代国王は鷹の民ホルス。元は鳥翼族全体で一つの国だったが、生き方の違いから次々に民が離れていき、現在の鷹の民のみの国家となった。 (※)ティバーン 声:鈴木達央 外見年齢30歳。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは鷹王(キングホーク)。属性は天。 フェニキス王国の王。頬にある十文字の傷が特徴。『暁』での台詞から、ラフィエル同様にリュシオンやネサラよりもかなり年上である様子。自国民や鷺の民への想いやりは半端ではなく、それに伴って民からの信頼も厚い。鳥翼族としては非常に大柄で、鷹の民中群を抜いて体格が良く、実力も大陸屈指。言葉使いは乱暴で、女好きと見られるところもあり、身なりも王に相応しくないように思えるが、実力、人望ともに高く、面倒見も良く情に厚い面を持つ親分肌。また、本来ラグズは武器を使えないはずだが、短剣を腰に携えている。 鷺の民とは昔から親交があり、その影響で古代語が漠然と解る。特にリュシオンとは彼が幼い頃から親しく、「セリノスの虐殺」の一件ではリュシオンとロライゼを救出し、一族を失ったリュシオンの後見人となる。「セリノスの虐殺」以来ベクニオンへの遺恨は根深く、鷹の民の海賊活動の対象がベグニオンの船だけなのも、それが理由である。同じようにベオクに対する不信感は強かったが、アイク達がリアーネを守った一件で徐々にアイク達ベオクと打ち解けるようになる。アイク達に腹心を遣わしたり直々に戦闘に参加して援護するなど、仲間と認めた者に対しては協力を惜しまない。リュシオンに対してはやや過保護で、『蒼炎』ではクリミア軍に参戦することにしたリュシオンの護衛として側近のヤナフとウルキを遣わせ、『暁』では自分の意志でグレイル傭兵団に協力することにしたリュシオンを気遣って、傭兵団への助力という名目でのヤナフとウルキを送っている。 『蒼炎』では、最後の自軍ユニットの1人として参戦。技に優れそのほかの能力バランスも良い。『暁』第4部ではミカヤ、アイクと並びリーダーユニットを務める。 『暁』では、自軍フェイズで攻撃シーンに移行すると専用の戦闘BGMが流れる。化身前に戦闘すると、他の鳥翼族は蹴りで反撃する(鷺は反撃できない)が、彼のみ拳で反撃する。 『暁』後日談では、統一鳥翼族国家の初代国王に就任する。 (※)ウルキ 外見年齢30歳(実年齢ではヤナフより5歳年下。)。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは鳥翼族/鷹(バードトライブ/ホーク)。属性は水。 三千里先の音まで聞き逃さないという「順風耳」の持ち主。寡黙な性格で必要なときしか喋らず、鋭い眼つきのため誤解されがちだが、おとなしく優しい性格をしている。鷹王からの信頼は厚く、生まれて間もない頃よりその側で仕えているという。 なお、彼の体格は痩せ型で鷹の民では最も平均的らしい。 (※)ヤナフ 外見年齢30歳(劇中では本人曰く、実年齢は『蒼炎』で110と少し)。ラグズ。『蒼炎』および『暁』に登場。クラスは鳥翼族/鷹(バードトライブ/ホーク)。属性は雷。 三千里先まで見渡せる「千里眼」を持つ。頬にある1本の傷と緑のスカーフが特徴。ウルキとは対照的に馴れ馴れしさすら感じるほど話し好きで明るい性格。 ティバーン、ウルキとは生まれた時からの付き合い。とはいえ現在は王ティバーンへの言葉遣いは主従のそれだが、口喧嘩になると呼び捨てしタメ口をきく。 彼の一族は元々鷹の民の中でも小柄なために外見は幼く見えるらしく、容姿はまだ幼さが残っているが、実際はティバーンやウルキよりも年上(鷹の民の中では同じ年と言える程度の差)で、何十も年下であるベオク相手に対しては若造呼ばわりする。ウルキにはいつも年寄り扱いされる。 ロッツ ラグズ。『蒼炎』に登場。 ティバーンの部下。諸用でフェニキス王城を離れることになったティバーンに代わりリアーネを警護するも、「転移の粉」により突如現れた漆黒の騎士に襲撃されリアーネを奪われてしまった。城に戻ったティバーンにそのことを伝え、息を引き取った。
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フェニキス王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 06:09 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」の記事における「フェニキス王国」の解説
鷹王の名で知られる国王ティバーンが治める鳥翼族(タカの民)の国。ベグニオン暦385年のとき、鷹の民ホルスを国王としてフェニキス島に樹立。ベグニオンとの間で確執があり、ベグニオンの商船に対してのみ海賊行為を行っている。国土の多くは海上に突き出た植物の少ない岩場と切り立った崖で構成されており、鳥翼族以外が進入するのは困難といえる。
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