自治生徒会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:23 UTC 版)
「恋と選挙とチョコレート」の記事における「自治生徒会」の解説
毛利 夜雲(もうり やくも) 声 - 隼人朱雀 / 鈴村健一 身長:176cm 体重:62kg 進学科3年生で高藤学園現自治生徒会長(元治安部長)。未散と香奈の専属上司。整った顔立ちと人当たりの良い性格に加え、何事にも平等に扱う事で全校生徒の支持が高かったが、大沢事件の責任をとるため生徒会長を辞任する事となり、生徒達の不満や反感を買いながらも、次期生徒会長のために受け継ぎの準備などに奔走している。 治安部出身で、今回の治安部長・大沢の不祥事での大打撃と近年の治安部の成り行きにも頭を痛めている。また、治安部人権委員会にも所属していた事もあり、衣更をはじめとするケートク生達の、本来校則違反であるバイト行為も多少目を瞑るなど寛大な面もある。今回の選挙にあたり主導権交代による学園の混乱を防ぎたく、治安部の主導権を維持したいためもあり、裕樹に何かしら期待を寄せ、影ながらアドバイスなどをしている。希美とは1年の時のクラスメイトで、今でも親友の仲。 特定のルートで裕樹に寄せる期待の理由(香奈を救う唯一の希望)などが判明する。 身辺調査を行う2人のSPとスパイとして潜り込み生徒の動向調査を行う2人のS特を従えている。普段は細目であるが、香奈の一件で一瞬目(紫色の瞳)を見開いている。アニメ版 アニメ版でのエピローグでは、退任後は残りの学園生活を香奈と一緒に過ごすべくショッケンに入部した。 二人のSP 声 - - / SP1.松岡禎丞・SP2.島﨑信長 アニメ版のみ登場。現自治生徒会長である夜雲に付き従い、夜雲の指示の下、近辺調査などを受け持つ。二人とも夜雲の事を従うに値する人だと心から忠誠を誓っており、本選挙時には夜雲の指示の下、影で裕樹の近辺警護などにあたっている。 扇橋 香奈(おうぎばし かな) 声 - 倉田まりや / 井口裕香 夜雲に仕えるS特で、未散の親友。夜雲とは恋仲でもある。治安部と生徒会総務部の陰謀たる証拠を探っていたが、車(アニメ版では証拠隠滅を図る大沢が運転する車)に轢かれ瀕死の重傷を負い、命を取り留めるも、治安部OBが運営する堅平派の病院で意識を取り戻す事なく植物状態的な症状が続いていた。その後、裕樹から知らせを受けた未散が彼女の元へ駆けつけ病院から連れ出し、彼女の吹くハーモニカで意識を取り戻し、夜雲との再会の後、夜雲派の警護の下に保護される。未散のハーモニカの元持ち主。 アニメ版 アニメ版でのエピローグでは、長期入院による出席日数不足で1年浪人し、ショッケンに入部した。 森下 未散 主要人物を参照。 辰巳 茂平治(たつみ もへいじ) 声 - 木島宇太 / 水島大宙 身長:173cm 体重:73kg 進学科2年生で現生徒会総務部長。なぜかいつもへのへのもへじが描かれたマスクを被っており、今回の選挙に立候補している。候補1位の皐月に勝とうと色々と策を練っているが、賄賂ギリギリの姑息な手段などを使い、多くの生徒からあまり良い印象をもたれていないアニメ版 。 大沢 ゆいな(おおさわ ゆいな) 声 - - / 釘宮理恵 前治安部長で、反夜雲派(アニメ版では堅平派)の部員の一人。元々自己中心で過激な発言が多い事から全校生徒からの支持が低かったが、何故か夜雲の後任として治安部長に就任した。しかし周りの危惧したとおりに独裁的な言動が原因で数々の不祥事を起こし失脚、責任を取り退学し、治安部も責任を取り次期自治生徒会長選挙を自粛せざるを得なくなった。アニメ版 ゲーム版ではグラフィックがなく「大沢」としか表記がなかった為男女不明であったがアニメ版で女性である事が判明。いじめられていた経済特待生が万引きをしたという冤罪に陥れられた際、嘘の告発をした側を調べすらせず、逆に経済特待生を告発した匿名のタレコミを元に、行き過ぎた取り調べを行った上証拠不十分のまま被疑者の名前を公開するという暴挙に出てしまう。これにより前項レベルでの経済特待生へのいじめをエスカレートさせた。被疑者は精神的に追い詰められ不登校となり、後日冤罪であることが発覚したことで治安部の取り調べの不当性が追及された。原作とは異なり、退学ではなく謹慎処分となっている。アニメ第9話から治安部長として自治生徒会に復帰する。しかし大沢事件について全く反省しておらず、夜雲が支援している裕樹に対しては、後に自分が実権を握る治安部にとっての「駒」としか見ていなく、治安部にとって害になる様なら「排除」しようと目論む。終盤までは計画通り人々を動かせていたが、しかし生徒の命さえ軽んじる学園全体の派閥闘争に怒りを感じた裕樹の機転により、人質であった香奈を未散によって救出されてしまう。さらに裕樹の会長当確の確率が高くなり、堅平派と自身が窮地に陥る事を悟り、千里を拉致して裕樹を最終演説会場に行かせない様にしたが、治安部夜雲派情報網により千里は裕樹に保護されてしまう。自身が消去したはずの堅平派の汚職のデータは、もしもの時のために香奈が別の所に保管していたため全てが発覚し、さらに香奈を車で轢いたのが大沢本人だとバレてしまい、夜雲による「会長権限」により治安部長職を解任され、殺人未遂などの罪で身柄を拘束された。治安部長の身でありながら経済特待生への差別に対して何も取りかからなかった事に対し、「一般生徒の日頃の鬱憤を経済特待生に向ける事で、学園の平和は保たれた」と語り、最後まで自分の考えを改めようとはしなかった。 堅平(かたひら) アニメ版のみ。本人未登場。大沢の先輩。治安部内の夜雲派と対立する派閥の代表者。強硬派であり、夜雲は彼の行動を注視している。香奈を病院に受け入れる条件として大沢を治安部長に任命させた。選挙後は裕樹を支援する夜雲に香奈の治療を中止にすると脅迫するが、裕樹と未散に阻止され、さらに大沢が更迭され、全ての悪事が暴露されてしまう。
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