自治省大臣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 08:02 UTC 版)
新実はその後も殆どのオウム事件に関与することとなる。 教団内では信者の監督・監視を行い、省庁制施行後は信者を監督する自治省大臣となっている。オウム真理教男性現役信者リンチ殺人事件では凄惨な拷問を主導、温熱療法関連事件では 教団内で禁止されている男女交際をした教団元仙台支部長に温熱修行を強要し死亡させる(事故として処理され立件されず)、温熱療法に疑問をもって教団を出た看護師を拉致するなど、残忍な犯行を繰り返していた。 毒ガス関係では江川紹子ホスゲン襲撃事件、駐車場経営者VX襲撃事件、会社員VX殺害事件、オウム真理教被害者の会会長VX襲撃事件で実行犯の一人。松本サリン事件では警備役、地下鉄サリン事件では東京の地下鉄千代田線でサリンを散布した林郁夫の送迎役であった。地下鉄サリン事件では人が倒れているのをテレビで見て「グルの意思を達成できて嬉しかった」という。 一方で男性信者リンチ殺人事件で麻原に指示されたマイクロウェーブ焼却炉での殺害を避けたり、男性信者殺害事件の被害者が地獄ではなくシロクマに転生したことを聞いて安堵したり、松本サリン事件で共犯者に対して犯行前に意志の確認を行ったりする、買い食いが趣味などと人間味も見せていた。ステージの低い信者に対しても礼儀正しい一面もあった。土谷正実は、新実らが松本サリン事件のときに「魔法使いサリー」の歌を合唱していたという話を聞き、「新實さんのギャグには俺もいろいろと困ったもんだったが、中村昇さんもいい迷惑だったろうな」と書いている。
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