第1部・第2部・第3部共通
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「純と愛」の記事における「第1部・第2部・第3部共通」の解説
狩野 純(かのう じゅん) → 待田 純(まちだ じゅん) 演 - 夏菜(語りも担当)(幼少期:安養寺可蓮) 主人公。「まほうのくに」のようなホテルを作ることを目標としている。平成2年(1990年)8月15日生まれ。 好物はカレーと豚まん。愛が作るクリームシチューも好物である。両親と異なり、標準語及び関東方言を話す。 大阪府に生まれ、10歳で宮古島に転居。高校時代はハンドボール部でゴールキーパー。沖縄本島にある大学に進学。 正義感が強く活発だが世話焼きで実直。激高すると無意識のうちに他人を非難し責めたてる悪癖があり、トラブルを招くことが多い。 精神的に追い詰められると、「ひなまつりのうた」が頭から離れなくなる。 就職活動のため出向いた大阪で愛と運命的な出会いをし、交際を経て結婚。愛から「純さん」と呼ばれる。 新卒で入社したオオサキプラザホテルで「社長」とあだ名をつけられベルガール、ブライダル部、社長秘書、フロント係を経験するが、退職すると宮古島に戻って実家のホテル売却を阻止すべく奮闘する。しかしホテルは売却され、ショックで一時期自暴自棄な日々を送る。上原サトとの出会いをきっかけに「まほうのくに」を作る夢を取り戻すとともに、ホテル「里や」に再就職。「待田純の辞書に無理・不可能の文字はない」というスローガンを掲げ、24時間コンシェルジュとして勤める。しかし、里やが焼失し、自身が関わるホテルがすべてなくなっていくことに意気消沈し、ホテルへの再就職を諦めファッションブランド店に就くが解雇される。愛と離婚し晴海を連れて宮古島に帰ろうとしたが、剛に説得され希望を取り戻す。久世からホテルとしての活用目的で別荘を託され、開業に向け宮古に帰る。 廃墟状態の別荘をリフォームし、苦労の末にホテルのプレオープンにこぎ着けるが、ホテルが台風で大損害を被り、さらに愛が脳腫瘍で昏睡状態となり、ホテル運営の意欲を無くし愛の看護に専念しようとする。しかし、休業状態のホテルに通う母の様子を見て、自らのホテル経営の夢を思い出し、ホテルの再開に動き出す。 それから約2年後にあたる、番外編『富士子のかれいな一日』では、ホテルを復興し、深夜も忙しく働く姿が描かれている。 待田 愛(まちだ いとし) 演 - 風間俊介(第12週終盤 - 第13週では語りも担当)(幼少期:南出凌嘉) 昭和61年(1986年)6月16日生まれ。基本的には温厚な性格で一人称は「僕」だが、極度の怒りを覚えたり精神的に荒れると「ダーク愛」(風間命名)に変わり口調が乱暴になり一人称も「俺」に変わる。弟・純と妹・誠からは「あいちゃん」、妻・純からは「いとしくん」と呼ばれる。 「朝のクモは縁起が良い」と評したり、「純さんがいないときに来て」と称してクモを平気で外に逃がすなどクモには動じる気配がない。 双子(二卵性)の弟・純の死後、「他者の本当の心が見える」という能力が身についてしまったことによって、周りの人間の下心や裏の顔ばかり見えて信用できる人間がいなくなり、周囲の人をまともに見ることが苦痛となる。弟・純が亡くなった時に見た母・多恵子の本性におぞましくなって高校を退学、家出して都会を放浪し、なるべく人と言葉を交わす必要の無い仕事を転々として、人の顔を見ないよう、うつむいて歩いていた。 中学・高校時代は関西随一の進学校でトップの成績を取るほどの知力と、足の速さではインターハイを狙えたほど運動能力を兼ね備える。家事も完璧にこなせるが腕力は弱く、歌い出すと周囲がやめさせるほどの音痴である。大阪の路上で純と初めて出会って以来、彼女の裏表のない性格が気になり、後をつけて見守りつつピンチの際に手を差し伸べたりアドバイスするうちに両思いになり、交際を経て結婚。結婚後は、他者の心が見えることで外で働くとトラブルが生じたり体調を崩すために専業主夫となり、純を支えているが、彼女が里やに就職した頃から、「他者の本当の心を見る」ことが次第に減って無くなり、「里や」の厨房の料理指導を担当する。 里やが焼失後、ホテルで働くことを諦めた純に対して憤り、実家に帰り勢いから離婚を切り出すが、母の説教を受け考えを改める。その後、純と共に宮古へ移住し、彼女のホテル開業準備の計画から工事まで率先して動き、オープンに向け新作メニュー制作を担当する。開業準備の過程で頭痛に悩まされていたが、プレオープン成功後脳腫瘍で突然倒れる。腫瘍は脳幹に達するほど症状は重く、腫瘍が取りきれなかったために、手術後は昏睡状態となる。 それから約2年後にあたる、番外編『富士子のかれいな一日』において、桐野に近況を質問された純が、一呼吸間をおいてから、「一緒に花見をするなど仲良くしている」旨を語っているが、その時点での愛本人の登場シーンが無いことなど、はっきり元気になったとは描かれていないために、詳しい状況は不明である。
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