碧の彼氏候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:36 UTC 版)
「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の記事における「碧の彼氏候補」の解説
ゴンちゃん / 小田欣次(おだ ごんじ) 演 - 沢村一樹(幼少期:宮下柚百) すずらん商店街の鯛焼き屋「おだや」の4代目。碧の幼馴染。 20代のころ「俺はこんな商店街で終わる男ではない」と長年放浪の旅に出ていたが、5年前に実家に戻り、先代の父・俊一郎と店を切り盛りしている。かつて海外放浪中にエトワールという名の10歳以上年下のパリジェンヌと結婚していたが、パティシエに取られてしまい離婚している。 幼いころ、書道教室で碧とケンカをして碧が誤って投げてしまったすずりでアゴを負傷し、その時の古傷が今でも残っている。 碧から商店街の豊田と神林から紹介されたお見合いを断るようにと遠回しに告白されるが、正直にお見合いを進めて欲しいと頼んでいるので無理だと言って碧をふった後、見合い話がご破算となり、碧を振ってしまったことを後悔する。 空が碧の実子でないことは承知しており、空が赤ん坊のころに「一緒に育ててやってもいいぞ?」とプロポーズのつもりで碧に告白したが、育児で疲弊していた碧は単なる応援の言葉としてしか捉えておらず、芳しい返事がもらえなかったことから海外に傷心の傷を癒すため放浪の旅に出たと碧にうそぶく。 鈴の墓参りを済ませ、わだかまりがなくなった一ノ瀬と碧、空の3人がまるで本当の家族のように仲良くしている様子をすずらん商店街で目撃し、一ノ瀬に嫉妬心を覚える。そんな中、一ノ瀬が「おだや」に食事に訪れ、ゴンに対して碧は自分のことが好きなので一緒に沖縄についてくるはずだと挑発されたことから激怒し一ノ瀬を殴り飛ばし、「捨てられた碧が自分の本当の娘ではない空を育てた気持ちを分かっていないだろう」と責め立てるが、「嫉妬ですか」となおも一ノ瀬が挑発を続けたため頭突きを浴びせ「町から出て行け」と言い放つ。それでもなお、一ノ瀬はゴンを挑発し続けたため漱石に止められるまで「あいつらは俺が守る!碧と空は俺のもんだ!」と叫びながら一ノ瀬を殴り続けた。しかし、この一ノ瀬の挑発行為はゴンに碧と一緒になるように自覚させるためのもので、空と沖縄旅行に行った際、「碧は幼馴染のゴンと一緒になるのが一番いい」と話を聞かされていたことに起因する行動であり、一ノ瀬の思惑通り、ゴンは碧が自分の大切な人と自覚するようになり、同じく空から自分の大切な人がゴンと気付かされた碧と互いのことを想い合う関係になる。 橘漱石(たちばな そうせき) 演 - 川上洋平([Alexandros]) 散英社の碧担当の編集者。文芸誌『ラファエロ』編集部。 イケメンのため女流作家の担当に回されることが多く、クールな容姿に反し情熱をもって担当作家を献身的に支える。 漱石という名前は文学ファンの高校教師である父の命名で、兄の名前は鴎外。 かつて散英社の漫画雑誌『少年アップ』編集部でヒット作を生み出すことに貢献していたが、由辺譲という漫画家が海外小説を盗作し訴えられたため、由辺の名前に傷を付けるわけにはいかないと彼の罪を被り、文芸に異動となった過去を持つ。 碧の『私を忘れないでくれ』が映画化される際に、設定や結末の変更があまりにも酷く、作品性を台無しにする内容で碧が憤慨したことから、左遷覚悟で脚本の訂正に動き、主演の久遠悠人にオリジナルの改変は作品を殺すことだと訴え、映画用に自身の楽曲を勝手にアレンジされ作品を殺されたと感じていた悠人の心に刺さり、脚本家を入れ替え原作通りに練り直さないと映画の主演を降りるという約束を取りつけ、碧の信頼を得る。時を同じく、沙織が漱石と別れ、俊一郎と交際することを決めたため、同棲していた漱石の家に荷物を残したまま去られてしまうが、後日、「おだや」を訪れ酔いつぶれた時に沙織と再会し、幸せになって欲しいと彼女に思いを伝える。 沙織が家を去った後、風邪をこじらせ40度の熱で意識が朦朧とする中、車を走らせ病院に向かおうとするが、碧と携帯電話で通話中に霞ヶ丘の交差点で意識を失ってしまい、事情を聞いてタクシーで駆け付けた小西に病院に搬送してもらい事なきを得る。愛する人を失ってしまったのではないかと心配する碧が病院に駆けつけ無事を確認した際、彼に抱きつきキスをしようとしたが、担当編集としての一線を超えるべきではないと考えているため、キスを拒み、碧を少し傷つけてしまうが、碧に今は恋愛に関しては曖昧なままにして、新作の『真夏の空は、夢』の執筆に注力すべきだと助言する。 碧が新作小説『真夏の空は、夢』を書き上げ、小西が小説家として碧が盛り返し漱石が手離れできると判断したことから、もともと担当していた漫画編集の仕事をニューヨーク散英社へ海外転勤して頑張るように打診され、小西が碧の担当編集に就くことを宣言されたことから、碧に一緒にニューヨークについてきて欲しいと申し出るが断られ、碧からはオワコンと思っていた自分の担当編集になるために出版業界に就職したと涙してくれたことで小説家として今後も続けていく気持ちに成れたと感謝され、これからもずっと忘れないと別れを告げられた。 渉周一(わたる しゅういち)〈25〉 後述。
※この「碧の彼氏候補」の解説は、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の解説の一部です。
「碧の彼氏候補」を含む「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の記事については、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の概要を参照ください。
- 碧の彼氏候補のページへのリンク