独立と経済発展とは? わかりやすく解説

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独立と経済発展(1811年-1865年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 22:43 UTC 版)

パラグアイの歴史」の記事における「独立と経済発展(1811年-1865年)」の解説

近代における世界の一体化#ラテンアメリカ諸国の独立」も参照 1808年ナポレオンフランス帝国軍圧力の下でスペイン国王フェルナンド7世退位させられナポレオンの弟のホセ1世新たな王に据えられると、スペイン各地伝統的支配層や民衆抵抗運動始まったスペインでの政変呼応してスペイン領インディアスの諸都市でもホセ1世への忠誠拒否したクリオーリョ達が自治求めて反乱起こしたブエノスアイレス結成されカビルド・アビエルト開かれた議会)はコルネリオ・デ・サアベドラを議長政治委員会を結成し1810年5月25日五月革命達成したが、リオ・デ・ラ・プラタ副王領バンダ・オリエンタルコルドバアルト・ペルー、そしてパラグアイブエノスアイレス意向従わない態度示したこのためブエノスアイレス政府は翌1811年1月から3月にかけてマヌエル・ベルグラーノ将軍率い遠征隊をパラグアイ征服のために派遣した。この遠征隊は総督ベルナルド・デ・ベラスコ(スペイン語版率いパラグアイ王党派軍に敗れたが、結果的にはこの遠征によってパラグアイクリオーリョにも自治意識芽生えた自治派に屈した総督ベラスコは同1811年5月16日自治派のフランシア博士加えた臨時政府樹立し臨時政府5月17日ブエノスアイレスからの独立宣言した1813年10月12日には初めパラグアイ共和国の名称が使用されパラグアイ未だに独立戦争続ける他のイスパノアメリカ諸国先駆けて南米奥地孤立した独立国家としての道を歩み始めた1814年に最高統領就任したフランシア博士議会から独裁獲得すると、フランシアはパラグアイ政治的安定を脅かすと思われ外国干渉自由主義思想流入を防ぐために、鎖国政策の下に独裁的なやり方国内統合した。この時期反対者徹底的に弾圧され、フランシアはクリオーリョ層を解体するためにクリオーリョ同士結婚禁止してインディオクリオーリョ人種融合図り大土地所有者から接収した土地民衆分与した。フランシアの下で国家当時パラグアイ存在しなかった民族ブルジョワジー役割果たし農民結んだフランシアは植民地時代から続くクリオーリョ寡頭支配層の根絶果たしたフランシア博士1840年没すると、1841年カルロス・アントニオ・ロペスとマリアノ・ロケ・アロンソ(スペイン語版)が二頭政府樹立した後、1844年アントニオ・ロペス大統領就任したアントニオ・ロペスは、フランシア時代鎖国政策一転し開国富国政策努めて外国貿易再開されヨーロッパからの先進技術の導入進められた。パラグアイからはマテ茶木材輸出され鉄道造船所製鉄所の建設など工業化進み社会面ではラテンアメリカ初となる義務教育制度導入された。当時国土98%は公有化されており、農民には売却禁じた上で公有地使用権分与し74存在した国営農場の下で二毛作などを導入した生産性の高い農業が行われた上に、保護貿易政策の下で貿易大幅な黒字達成し外国債務は存在せず通貨強く安定していた。一方外交面では、アントニオ・ロペスパラグアイアルゼンチン一部だとみなしていたフアン・マヌエル・デ・ロサスと、ロサス失脚後パラグアイ川の自由航行を得るために武力背景とした外交圧力をかけたブラジル帝国によって脅かされていた。ブラジルとの衝突1858年交渉によって回避されたが、その後領土問題巡ってブラジルとは緊張した関係が続いたこのような周辺国との緊張関係もあってアントニオ・ロペス時代には軍事力強化され1862年までには常備18,000人、予備45,000人に達す当時ブラジル匹敵する強力な軍隊整備された。 1862年10月アントニオ・ロペス没すると、息子フランシスコ・ソラーノ・ロペス新たな大統領就任した

※この「独立と経済発展(1811年-1865年)」の解説は、「パラグアイの歴史」の解説の一部です。
「独立と経済発展(1811年-1865年)」を含む「パラグアイの歴史」の記事については、「パラグアイの歴史」の概要を参照ください。

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