湘南なぎさプランと湘南海岸公園の再整備とは? わかりやすく解説

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湘南なぎさプランと湘南海岸公園の再整備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 08:03 UTC 版)

湘南海岸公園 (藤沢市)」の記事における「湘南なぎさプランと湘南海岸公園の再整備」の解説

塩害などによる砂防林改修に際して湘南海岸整備事務所1967年防風ネット階段防潮堤クロマツトベラなどの常緑広葉樹混植砂草等の対策工法樹立した。この工法による砂防林造成は、翌年から国家第3次治山事業5ヶ年計画組み込まれ国庫補助受けて全面復旧着手された。これはさらに1972年からの第4次治山事業5ヶ年計画引き継がれた。 1978年大規模地震対策特別措置法に基づく東海地震発生予測から、相模湾岸の津波波高が7m以上と計算された。同年9月小田急ビーチハウス閉鎖1979年台風20号による高潮は3.7mを記録し東急レストハウス内に侵入国道134号越えた1983年ハワイ生まれのビーチスポーツボディボードが鵠沼から辻堂にかけての海岸見られるようになった。これは日本における最初とされる1985年神奈川県は「湘南なぎさプラン」を策定し、その中に湘南海岸公園再整備」・「国道134号の拡幅整備」「国道134号地下駐車場整備」「駐車場整備(西部中部)」「階段護岸整備」などを位置づけた。 1987年鵠沼海岸日本初ビーチバレー公式大会ビーチバレー・ジャパン」が開催された。さらに1989年、これも日本初スポーツカイトスタントカイト競技会開かれる1988年には、湘南なぎさプランに基づく新植栽事業着手した。さらに1989年から1994年にかけて、湘南海岸公園諸施設撤去1991小田急シーサイドパレス、1994えのしまへるすせんたーなど)し、3m台だった基盤の高さを7mにかさ上げして、防潮堤役割持たせ大型駐車場設置国道134号改良工事など、湘南海岸公園再整備進められた。 1990年神奈川県は海と人との共生テーマ相模湾沿岸全域イベント相模湾アーバンリゾート・フェスティバル1990SURF'90)」を開いた。これは、湘南海岸公園にとって再整備スタート行事位置づけられる。 1991年6月明治大学ラグビー部内で行われていたローカルルールゲーム、ビーチ・タッチ・フットボールの最初公式戦鵠沼海岸行われた。これは日本生まれスポーツだから、世界初公式戦となる。翌月平塚第1回関東大会開かれ以来平塚中心地となり、現在はビーチフットボール改称され国際組織もできるほどに発展した国道134号の拡幅工事は、途中1990年9月台風20号により引地川鵠沼とみどり崩落し復旧1年半要するなどのハプニングがあったが、1994年には片瀬鵠沼間が4車線になった自転車歩行者専用橋のみどり廃棄された。 1994年3月神奈川県湘南海岸公園辻堂海浜公園と共にかながわの公園50選」に選定した。 この再整備で最も力を入れた思われるものに駐車場整備挙げられる西部駐車場中部バス駐車場中部駐車場(いずれも1992年完成)、緑陰広場駐車場(1997年)、片瀬海岸地下駐車場(2002年)が次々開設された。 20世紀のうちには、目立つ施設としては1992年、サーフビレッジ・テニスコートが完成したのみで、ちびっこ広場(若干遊具あり)、水の広場(子どもの水遊びができる)、芝生広場ボードウォーク(海風テラス)、多目的広場クラゲ広場といった大小広場散在し防砂柵で囲まれ砂防林がそれらの間を仕切っている。 砂浜との境には全長2kmに及ぶ階段状の防潮堤続き、その上部は「海岸通路」という遊歩道になっている。この遊歩道湘南海岸・砂浜のみち一部区間となっており、片帆鵠沼経て湘南海岸サイクリング道路」に続く。夏の海水浴シーズンには、階段下の砂浜に「海の家」がずらりと並ぶ。 1995年藤沢市によりサーフビレッジ前の砂浜日本初ビーチバレー常設コート設けられた。これは、厳密にいえば公園外の施設である。 以来2000年からビーチアルティメット2001年からザ・ビーチ選手権大会それぞれ第1回から毎年サーフビレッジ前の砂浜で開かれ日本におけるビーチスポーツの拠点として知られるようになってきた。 そして、2004年4月16日には新江ノ島水族館とそれに附属するなぎさの体験学習館」がリニューアルオープンして、湘南海岸公園再整備一段落した1970年代以来年間来客数が100万人台だった片瀬西浜・鵠沼海水浴場は、新江ノ島水族館効果もあってか、2004年以降300万人台に復活し日本一来客数を持つ海水浴場返り咲いた新江ノ島水族館は、PFI方式建設運営なされているが、他の公園施設運営は、以前から駐車場管理行ってきた株式会社湘南なぎさパークが、2006年4月1日から全面的に指定管理者として指定受けている。なお、同社は、鵠沼海浜公園スケートパーク駐車場江の島湘南港運営行っている。 2007年12月ビーチバレー常設コート利用して日本初めてのビーチテニス講習会開かれ2008年10月26日27日日本ビーチテニス連盟主催第1回鵠沼Beach Tennis オープン大会開催された。 このように湘南海岸公園は、「県立」と名乗りながら、実際の運営民間業者が行公園である。 また、その性格は、単なる観光地市民憩いの場であるばかりでなく、砂防防潮といった防災施設であり、文化スポーツ振興目的を担う公園でもある。

※この「湘南なぎさプランと湘南海岸公園の再整備」の解説は、「湘南海岸公園 (藤沢市)」の解説の一部です。
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