階段護岸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 06:35 UTC 版)
階段護岸は、護岸を階段状にすることで、親水性や利用性を高めようとするものである。特徴的な利用としては、高水敷が球技場や運動場に整備されたところにみられる観覧席護岸や船着場を兼ねたものなどがある。また、景観保全をも目的とした護岸、その素材や構造に特徴がみられる。 観覧席護岸では、遠賀川や信濃川など大河川に事例がみられる。 舟着場を兼ねた階段は、コンクリートでできており球麿川にみられる。 周辺が主として住居地域、市街地などで高水敷の整備状況によって使い分けがなされている。 高水敷の整備有 観覧席護岸(主に高水護岸) 高水敷整備と併せた低水階段護岸(主に低水護岸) 高低水階段護岸(高低水護岸) 高水敷無し、または高水敷の整備なし 親水階段護岸 舟着場兼用護岸 周辺が公園名所等では、景観保全を兼ねた階段護岸を施される場合もある。 景観保全を兼ねた階段護岸には、玉石や野面石を使った階段(天龍川水系松川など)コンクリート階段と岩組の組合せ(矢作川水系乙川)、擬木詰石階段と玉石積(太田川水系太田川)、コンクリート階段と円弧法枠ブロック内自然石張との組合せ(重信川水系石手川)などがみられる。
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