本社移転の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:55 UTC 版)
札幌市は1987年頃より中央区北1条西1丁目と同区大通西1丁目の2区画にツインタワーを建設する計画を進めており、平成に入ってからは「創世1.1.1区(そうせいさんく)」として再開発事業を進めていた。計画はバブル崩壊とともに停滞していたが、2区画のうち北1西1の区画にオフィスや劇場、放送局などが入る複合施設「札幌創世1.1.1区北1西1地区第一種市街地再開発事業」を先行して整備することになった。 当初放送局としてはNHK札幌放送局が入居することになっていたが、NHKは単独建設に方針転換し、市立札幌病院跡地と札幌放送局敷地の等価交換で確保した敷地に新・札幌放送局を建設し、2021年6月に移転した。代わってHTBが入居することを表明したため、NHKは再開発組合から離脱した。 「札幌創世1.1.1区北1西1地区第一種市街地再開発事業」は「さっぽろ創世スクエア」という名称になり、HTBは同ビルの高層棟地下1階から地上7階までの約1万3000平方メートルに入居。これは南平岸社屋の約1.7倍の広さとなっている。今まで中央区のオフィスビルに分散されていた営業局も集約され、関連会社もすべて入居している。南平岸社屋は2018年(平成30年)9月14日まで業務を行い(放送は9月16日まで)、2代目となる創世スクエア社屋は9月18日より業務を開始した(放送は9月17日から)。南平岸社屋は移転後、HTB開局50周年記念作品となる連続ドラマ『チャンネルはそのまま!』(2019年3月18日より22日まで放送)のロケに使用され、2019年2月に社屋ごと売却することを決定した。2020年10月現在、建物は残存しており、番組収録や公式YouTubeアカウントの生配信で幾度となく旧社屋の内部に入っていた。また、同年10月には駐車場を用いてドライブスルー形式で特産品を販売するイベントも行っていた。2021年1月には、土屋ホーム不動産に旧社屋を売却し、建物は解体され、戸建分譲用地やマンション開発用地として利用されることが発表された。2021年11月には先行する形で駐車場跡地に大京と共同で分譲マンション「ライオンズ南平岸ディアレジェンド」(2023年9月完成予定)の着工を開始、局舎跡地には「onちゃん」の名を冠した戸建住宅地「ピースフル高台公園 onちゃんHILLS」が設けられることになっている。 なお、旧社屋上にはエフエムとよひらの送信所が置かれていたが、こちらも2018年10月10日に演奏所近隣の別のビルに移転した。 創世スクエア新社屋の1階にはイベントが出来るエントランスロビーも整備される。このロビーは「onちゃんテラス」と名付けられ、毎年秋に開催されている『イチモニ!』『イチオシ!!』を主体とした局の大型イベント「HTBまつり」(南平岸時代は「HTBイチオシ!まつり」の名前で別会場を使っていた。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催は見送られ、代替として『イチモニ!』『イチオシ!!』の合同キャンペーン企画「食べて応援!北海道 2020年秋」を実施)でサッポロファクトリーと合わせて使われている他、『イチモニ!』の土曜版第2部の一部コーナーでも使われている。 なお、高層棟には、系列新聞社である朝日新聞北海道支社が先行して移転している。 これによって、北1条通り沿いにエフエム・ノースウェーブを除く全ての民放テレビ・ラジオ局が集約される形となった。2021年6月にはNHK札幌放送局が札幌テレビ放送隣に移転したため、エフエム・ノースウェーブを除いて全テレビ・ラジオ局が北1条通り沿いに集約された。
※この「本社移転の経緯」の解説は、「北海道テレビ放送」の解説の一部です。
「本社移転の経緯」を含む「北海道テレビ放送」の記事については、「北海道テレビ放送」の概要を参照ください。
本社移転の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:02 UTC 版)
「山陰中央テレビジョン放送」の記事における「本社移転の経緯」の解説
松江市西川津町721番地の現社屋(初代社屋)の老朽化が進んでいる事を受けて、2010年に松江市向島町にある松江地方合同庁舎横の空地(松江市ガス局跡地)を購入。2015年の竣工を目標に新社屋(2代目社屋)を建設し、2016年8月29日に全面移転した。 空地購入後、空地には自由の女神風のえいっとくんのパネルが設置され、2011年から社屋工事開始までの間「TSKエリア8」(ティーエスケーエリアはち、通称:エリハチ)という名称でイベント広場として活用された。 西川津町の旧社屋からの放送は2016年8月29日 1:00(8月28日 25:00)に終了し、向島町の新社屋からの放送は8月29日 5:24:30のオープニングから開始された。テレビ放送の完全デジタル化後では、初の民放本社移転であった。 「エリ8」の名称は、移転完了後も引き続き向島町の本社敷地の名称として使われており、移転後初の週末となる9月3日の移転記念特番『ヤッホー!SPECIAL 宮根誠司のNEXT SAN-IN』の生放送を兼ねて同日・翌日にかけて開催された新社屋披露イベント「エリ8祭り」を皮切りに、不定期に本社敷地内でイベントが開催されている。また社屋が松江駅北口から見えることもあり、夜間は日没から22:00までSTL鉄塔のライトアップが行われている(光源はLED照明)。 西川津町の初代社屋は解体された後、跡地には2019年7月28日に住宅展示場「TSK住マイルスクエア」が開業した。西川津町が文教地区であることから分譲売却型を採用しており、2020年9月27日に運営を終了した後はそのまま住宅地に移行しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年4月28日から5月17日まで臨時休業を余儀なくされた。
※この「本社移転の経緯」の解説は、「山陰中央テレビジョン放送」の解説の一部です。
「本社移転の経緯」を含む「山陰中央テレビジョン放送」の記事については、「山陰中央テレビジョン放送」の概要を参照ください。
- 本社移転の経緯のページへのリンク