南平岸時代とは? わかりやすく解説

南平岸時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:55 UTC 版)

北海道テレビ放送」の記事における「南平岸時代」の解説

開局から2018年9月まで社屋は、札幌市豊平区平岸4条13丁目10-17、業務センター札幌市中央区北1条西3丁目の井門札ビルにあった。南平岸時代は、社屋最寄り駅である札幌市営地下鉄南北線南平岸駅開業当初は「霊園前駅」)の次駅案内スポンサーになっていた。 HTB開局するまでの間、北海道地区での日本教育テレビNET現在のテレビ朝日)の番組は、NET放送開始した1959年昭和34年)から札幌テレビ放送 (STV) が放送していた。これはSTVが準教育局として免許受けたためで、午前中学校放送のほか、午後NETニュース(『朝日新聞ニュース』の題名放送)等をネットしていた。しかし、学校放送一般番組抱き合わせにしてのネット拡大動いたNET方針STV反発。これにより1962年昭和37年以降NET番組学校放送含め北海道放送HBC) が優先してネット受けすることとなり、STVフジテレビ系列番組大幅に増やしフジテレビの「7都市基幹ネットワーク方針乗り一気にクロスネット化が進む。これによって道内ではHBCTBS系NET系の番組を、STV日本テレビ系フジテレビ系の番組放送することとなる。 一方UHFによるテレビ局大量免許発行知らせ聞いた北海道財界相次いで放送局設立向けて動きだし、数社が競願する状態となったが、最終的に実行力富んだ岩澤靖当時札幌トヨペット社長)、岩田厳(当時岩田建設社長)を中心とした「道民放送」が免許獲得しその後競願していた他社合併して北海道テレビ放送」が設立された。この時、当時北海道拠点局無かったフジテレビNET双方から系列入り勧誘受けたが、HTBSTV繋がりがあったフジテレビよりも、熱心に開局手続きまでバックアップをしたNET選択した。ただ、HTB開局後しばらくの間NET一部番組HBCSTVで、朝日新聞ニュースSTV放送されていた。また、北海道文化放送UHB) が開局するまでは、STV編成埋まり放送できなくなったフジテレビ系の番組一部放送していた。なお、HTBには朝日新聞の他に読売新聞資本入っており、開局準備段階では札幌テレビ編成から外れた日本テレビ系の番組火曜・木曜ゴールデンタイム編成することも検討されていた他、開局後数年間はタイアップ行っていた時期もあり、現在でも読売新聞CM時折放送されているものの、1973年昭和48年以降読売新聞STVとの関係を強めていった。また、開局以来HTBでは『読売新聞ニュース』を放送していない。 また、1989年平成元年10月テレビ東京系列テレビ北海道 (TVh) が開局するまでは、『土曜競馬中継』、『演歌の花道』、『ザ・スターボウリング』、『キャプテン翼』などといったテレビ東京系人気番組番組販売やスポンサードネットの形で放送していた。 開局当初免許交付条件として教育教養番組30%以上が付いていたが、1973年再免許交付総合番組となったまた、開局当初視聴には、HTB専用UHF受信変換機SIコンバイザー)が必要であり、開局時の受信数は、82,490台。 HTB初代社長であった岩澤靖は、HTBのほかにトヨタ自動車カーディーラーの「札幌トヨペット」、「トヨタカローラ道都」、「トヨタオート札幌」、レンタカー事業を行う「トヨタレンタカー新札幌」、ハイヤー・タクシー会社の「金星自動車」、「学校法人希望学園」、「札幌大学」を創設し初代理事長務めるなど数々企業学校法人経営一時期は「岩澤コンツェルンといわれるほどの一大企業グループ築き政商としても名をとどろかせていたが、のちに投機失敗により、親会社札幌トヨペット経営破綻1981年昭和56年)には子会社HTB影響を受け連鎖倒産危機おちいったが、テレビ朝日朝日新聞などの朝日新聞系列各社HTB救済出資し倒産危機免れたのを契機朝日新聞系列各社との結びつきが強い放送局となる。その後1996年平成8年)に放送開始した水曜どうでしょう』などの自社制作深夜番組人気となり、現在に至る。

※この「南平岸時代」の解説は、「北海道テレビ放送」の解説の一部です。
「南平岸時代」を含む「北海道テレビ放送」の記事については、「北海道テレビ放送」の概要を参照ください。

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