時逆・その他関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:00 UTC 版)
「The Soul Taker 〜魂狩〜」の記事における「時逆・その他関係者」の解説
本作品の展開中、非常に重要な役どころを持つ登場人物。 伊達 水脈(だて みお) 声 - 高山みなみ 京介を育てた母。教会のシスター。元看護師。時逆総合病院の同僚で親友の椿から京介を託された。桐原のロボット兵器に襲われ息絶える寸前に自らの手で京介を刺す。京介はその時の強い精神的ショックでソウルテイカーに変身する能力に覚醒した。 時逆 椿(ときさか つばき) 声 - 兵藤まこ リチャードの妻で、京介と琉奈の実母。時逆総合病院の元看護師で、京介を水脈に預けた後に娘・琉奈を連れて行方をくらます。登場する時のほとんどが浴衣姿で、日本人女性らしい風貌をしている。 リチャードには自らβアプリコンを投与したと思われていたが、実際は不治の病に侵され手の施しようがなかった時に父・大悟によって投与されていた。 小説版では設定が変更されており、父の協力者であった正臣によってβアプリコンを投与され、京介を伴って失踪した。その後は京介と各地を転々とする逃亡生活を送りながらキリハラへの抵抗活動を行っていたが、居場所を突き止められ、京介の覚醒を促すために彼へナイフを突き立てて息絶える。 時逆 大悟(ときさか だいご) 声 - 麦人 椿の父親で、京介と琉奈の祖父。時逆総合病院の院長。病に侵された娘・椿を助けるためエイリアンと取引し、大勢の人々にβアプリコンを撒布。その事によって起きた損害に自責の念と贖罪の意思を感じ、関連する全ての事柄を抹消しようとする。βアプリコンの副作用と人間としての寿命によって老衰した体を切り捨て、脳髄だけの姿で生きている。琉奈を殺すためβアプリコンを破壊するウイルス「アプリコンバスター」を開発。櫻井明日香、橘沙也佳、椎名霞、秋葉恵の4人を「包帯の怪人」を使って収集させる。自らが開発した対エイリアン兵器「ソウルキラー」と一体化し、ソウルテイカーらと戦った。 小説版では設定が変更されており、亡き妻を蘇らせるためにエイリアンを呼び出そうとした研究者だったとされている。しかし協力者であった桐原正臣の裏切りにあい、βアプリコンを全世界に蔓延させてしまう。娘、孫たちさえ犠牲になるこの大惨事に苦悩し、やがて自分もまた正臣に殺害される事を悟った彼は、すべての経緯を記した手記を残し、京介に未来を託した。 包帯の怪人(ほうたいのかいじん) 声 - 高山みなみ 京介の前に突如現れる謎の怪人。フリッカーを次々と連行する。 その正体は、大悟が自身の手足として利用すべく自分の魂と死んだ水脈の魂を共有させて生みだした伊達水脈の亡霊である。 エイリアン 声 - 長島雄一 宇宙からやって来た異形の宇宙人。性別は雄。種族最後の生き残りで、子孫を残すため月の住人にβアプリコンと呼ばれるウイルスを散布してミュータントに変えてしまう。ミュータント同士を掛け合わせる事によって産まれる真のミュータント、すなわちエイリアンの雌を誕生させようとする。 小説版では設定が変更されており、真実、太古の昔から語り継がれてきた悪魔そのものであるとされている。外宇宙の深淵から、人間の精神、魂を通じて現世に出現する存在であり、作中では「外宇宙悪魔(エイリアン)」と称される。亡き妻を蘇らせようとする時逆大悟の研究によって召喚されたが、桐原正臣と結託して裏切り、自らの花嫁である琉奈の気を惹くべく全世界にβアプリコンを蔓延させた。しかしその結果として力を失って休眠状態に陥り、再び現れた琉奈によって殺害され力を奪われてしまう。 時逆 琉奈(ときさか るな) 声 - 根谷美智子 京介の双子の妹。生後まもなく京介と離ればなれになり、椿と共に消息を絶つ。分身「フリッカー」を生み出す能力を持つ。桐原グループ、ホスピタル、そして京介の三者が追い求める存在。幼女の姿だがフリッカーを取り込むことで元の17歳の少女の姿に戻る。幼女時にポニーテールに髪を結んでいた赤いリボンが天女の羽衣のようになる。髪型も額を出したロングヘアに変わる。変身時の姿に名前はなく、ソウルテイカーに似ているが、赤色で塗られ女性的に描かれている。また、虚像の世界を作り出す能力を持ち、それを他人と共有することもできる。 ミュータント同士の間に産まれた真のミュータント。エイリアンの雌。自分を殺そうとした椿を恨んでおり、果てには人類抹殺を企む。そして、双子の兄であり唯一の同種族である京介と新たな世界を作ろうと策略している。人を恨むようになった以後はエイリアンとして行動するようになり、非常に冷酷かつ残虐。βアプリコンをもたらした元凶であるエイリアンを殺害し、そのエイリアンのふりをしてずっと夕映のそばに潜伏していた。恋人を蘇らしたい夕映の心を利用して京介を引き寄せようとする。 桐原 正臣(きりはら まさおみ) ノベライズ版にのみ登場する人物。βアプリコンの蔓延に伴う膨大な死者の発生に際し、葬儀業社であったキリハラを発展させ、国家をも支配する巨大複合体へと育て上げた。しかし実際は大悟を唆してエイリアンを召喚させ、さらに椿にβアプリコンを投与した張本人であり、エイリアンと結託して大悟を裏切った、すべての元凶とも言える存在である。秘密結社アーネンエルベの縁者であった正臣は、死への恐怖から不老不死を追い求め、悪魔召喚の真実に迫っていた時逆大悟を利用したのである。琉奈の身柄を押さえて自らの望みを叶えるため、夕映を始めとする他のすべてを道具としか認識していなかった。エイリアンを殺した琉奈が自分を選んだと思い狂喜するが、実際はアヌビスに取り込まれた兄を手に入れるまえの余興として弄ばれただけで、あっさりと殺害された。
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