教皇・カーディナル
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「エンド オブ エタニティ」の記事における「教皇・カーディナル」の解説
カーディナルとは、バーゼルで信奉されている宗教「リデール教」の宗教指導者のこと。また、バーゼルでは宗教と政治が分離していないため、行政上の責任者でもある。複数のカーディナルたちがバーゼル最上層のシャンデリアに居を構えている。変わり者が多いが、政務に関しては基本的には皆至極真っ当なため、中層(9階層)以上の民衆からの支持は強く、割と信頼されている様子。しかし、下層(10〜12階層)の民衆からは、配給物資を贈っているテレサ位しか支持されていない。だが、外見や言動はどうあれいずれも超人的な実力を誇っており、ロエンいわく「カーディナルは精鋭揃い」。主にカーディナルからの依頼を請け負うことで進んでゆく。 フリーダ(Freida) 声 - 佐倉ゆき 20歳。バーゼル最後の教皇となった女性。原因不明の(恐らくバーゼルの寿命決定による)突然死により死去。多くのカーディナルの中でもロエン、アントリオン、ガリジャーノンは特に彼女を慕っていた。 全ての人々が自分を生きる世界を見たい、と願っていた。ロエンに対して「神は非力な私に対し、あなたのような強い人間を遣わされました」と語っていた。ロエンは今でも彼女に思いを寄せており、自室にフリーダをかたどった壁画を飾っている。 ペーター(Pater) 声 - 檜山修之 19歳。キノコのような髪型に肥満体形で、性格も幼さを感じさせる。カーディナルだった父の死去の後、若くしてカーディナルに就任している。外見も性格も正反対でありながら、歳の近いジャンポーレ、バーバレラとは気があっていたという。 チャンピオンベルトを着けているが、何のチャンピオンなのか不明。語尾によく「〜しゅ」をつける。ゼファーとは自身が依頼した仕事を通して徐々に親しくなり、友人のような関係になる。物語の途中で住人が移住してしまって人がいなくなった寂れた町であるベーテリィアを復興させようと行動する。その半ば、リーンベルを視察の護衛だと言ってデートに誘い、ベーティリアで一日を過ごす。しかしその後、別れ際に突如現れたグレムリーに襲われ、リーンベルを守ろうと挑みかかるが、不幸にも自身が指輪にして所持していた天頂の星(自身のクォーツ)がグレムリーを殴った際に砕け、そのまま亡くなってしまう。その後、ベーティリアの復興はジャンポーレが引き継いでいる。 隠しダンジョン「チョイポリス」では隠しボスとして復活を果たす。その際は「ピーター」と名乗り、その体形から想像もできないほど俊敏な動作での銃撃を披露する。なお、接近戦では「天頂の星パンチ」を使用。うかつに近寄られるとかなりのダメージを受けてしまう。 テレサ(Theresa) 声 - 上村典子 65歳。物腰穏やかな貴婦人で、ヴァシュロンとは旧知の間柄である。今は亡き夫のヴィクトーは、ヴァシュロンの戦闘部隊時代の同僚。そのためヴァシュロンが唯一頭の上がらない相手となっている。 カーディナルの中でも希少な常識人であるが、クリスマスの際、リーンベルにミニスカートのサンタの衣装を着せるなど、お茶目な一面も持ち併せている。またクリスマスパーティーの準備などもして積極的にイベントを開いているようだが、そのデザインをガリジャーノンに依頼するのは「個性的すぎて阻んでいる」模様。サブイベントでは飾りつけの道具を持ってきて欲しいと依頼する。 アントリオンとも旧知の仲で相当な実力者のようだが、老齢による衰えには勝てず、ヴァシュロンに夫の墓に花を添えて欲しいと依頼した。 ジャンポーレ(Jeanpole) 声 - 寺島拓篤 21歳。人々のためにと色々手を尽くすのだが、どうもひとりよがりになってしまうナルシスト。「黙っていれば絵本の中から飛び出してきたような王子様」と子供にまで言われている。なかなか悪知恵の働く青年でもある。 ガリジャーノンの銅像運搬の依頼をヴァシュロンたちに行ったのをきっかけに知り合う。彼もまた奇妙な感性の持ち主で、ガリジャーノンの作成したリーンベルの銅像(なぜか額縁を持ってがに股)を賞賛していた。この際、ヴァシュロンから銅像のスカートの中について問われるのだが「ご自身で確認してはいかがか」と返し、さっさと退場していった(この時に無表情になっており、ヴァシュロンの問いに気分を悪くしたことが窺える)。 その後は自分の結婚式を妨害するという脅迫状が送りつけられたため、ゼファーとリーンベルに変装させ、偽の結婚式を行わせて囮として使った。その間に安全圏で自身の結婚式を行うと宣言し、盛大に高笑いしたためゼファーから「最低だよ、こいつ……」と言われてしまった。しかし、友人ペーター亡き後、ペーティリアの復興を引き継ぎ、自らも率先して復興作業に参加していることから「人々の為に尽くす」という彼の信条が伺える。 荒廃した都市に自ら足を運び復興の指揮を執っていたことから、彼を軽薄な人間だと思っていた人たちの誤解を解きほぐしている。ガリジャーノンと同様に彼もまた友情に厚い人物だった。 そんな人となりもあってか、彼の結婚に当たって失恋したメイドが複数いた。結婚相手は、「ほんの少しだけユウキがあった、普通の女の子」とのこと。 バーバレラ(Barbarella) 声 - 折笠愛 24歳。食べることに関しては異常なまでのこだわりを持ち、自邸内の厨房はホテル並みの設備を備えているらしい。また、7階層「シルバーキャニオン(通称・冷蔵庫)」に薬品の貯蔵庫を備えており、病気に罹った人に配ったりしている。 抜群のプロポーションの持ち主でもあり、特に胸に関しては、ヴァシュロンに「天然物のグレネード」と頭の中で評される程。しかし、依頼内容が「食事の途中にワインが切れたから、食べ終わるまでに取ってきて欲しい」というものだったため、「イケ好かない女」とも思われている。なお、そのワインはヴァシュロンによってすり替えが行われ、バーバレラには高級品のラベルが貼られた安物が送りつけられた(しかし、即バレて代金分依頼料から引かれている)。 カーディナルの中で年齢の近いペーター、ジャンポーレとは親しい間柄。
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