摩利と新吾の実家での関係者とは? わかりやすく解説

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摩利と新吾の実家での関係者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 00:42 UTC 版)

摩利と新吾」の記事における「摩利と新吾の実家での関係者」の解説

鷹塔 思音(たかとう もね) 摩利父親で、世界的な貿易商人伯爵家当主でもある。1888年留学時代エリザベート・ナハチガル想い寄せ、「小野小町深草少将」の如く百夜通い如く100夜の間通ってくれれば受け入れてくれるという彼女の許に通い続けて99夜目ウンター・デン・リンデン路上急病苦しマレーネ介抱し百夜を通うことに失敗して諦めてしまう。人づてにエリザベート自身愛してくれており、許し乞い戻って来るのを待っていたと知った時にはマレーネ愛していたため、そのままマレーネ結婚し摩利産まれる折悪く心労により危篤状態に陥り、助かるもエリザベートと娘ベルタ訪れたことを知らないままだった。活動拠点は主に欧州のため、摩利日本のばあやや新吾の両親面倒を見てもらってはいるが、摩利とは深い絆で結ばれており、離れていてもひたすら摩利思っており、摩利父親には絶大な信頼置いている。時々摩利と妻を混同して摩利ドレス送ったりすることもある。 容姿日本人ばなれした長身堂々とした風格で、性格世界相手にする職業のせいか器が大きく堂々としている。 マレーネ 摩利母親で、元はドイツメーリンク子爵令嬢だが、摩利父親ドイツ大恋愛の後、親の反対押し切り日本嫁ぐも、元から体が丈夫でないので、気候風土の違う日本摩利産んでから病死する独身のころは春風よばれており、美しくはかなげで優しい女性印南 隼人(いんなみ はやと) 新吾の父親で、摩利父親とは親友間柄。新吾と摩利おみきどっくり呼ばれる親友になったのも、父親二人影響大きい。診療所経営する医者で、患者から絶大な信頼置かれている。 新吾が三年時に馬車で妻しずと旅行中事故遭い死亡その後友人借金保証人になってたことが発覚して借金のかたに家と診療所取られ新吾を愕然とさせる(のちに新吾は家と診療所取り返す容姿は新吾のようにきりっとし日本男児で、性格も新吾同様さっぱりはしており、お人よしな面もある。 印南 しず(いんなみ しず) 新吾の母親で、絵に描いたよう良妻賢母差別受けていた摩利のことも親戚からかばったりもしていた。夫隼人とともに馬車事故遭い死亡容姿日本的な美人で、性格しっかりしていて非の打ちどころがない女性。 ばあや 塔家に仕えるばあやで、摩利母親代わりをしている。小柄で品のある婦人で、一見おっとりはしているが、摩利や新吾に言いたいことは言う(特に同性愛のことを知ってからは苦言が多い)。 ささめ 塔家の隣の富豪の家の女中で、親はいない。主にそこの意地悪な三男文太郎仕えているが、実は摩利のことを子供のころから好きだった文太郎に愛を告白され欧州に絵の留学にいった文太郎元にがされる結婚後、文太郎はささめが実は摩利好きなのを知り、ささめを邪険に扱い、絵で成功するとささめを捨て大使令嬢結婚するその後、偶然欧州摩利再会し離縁され苦労していることを知った摩利から女中雇われる再会してからも摩利のことを愛しており、欧州活動拠点にして新吾や夢殿帰国しない摩利一緒に欧州にとどまる。 いつもは控えめだが一度だけ摩利恋しさに、摩利告白して一夜だけ結ばれ子供ができるも、持ち前謙虚さから身分が低いという理由正夫人の座を断り一生塔家の女中として家のために尽くす。 新吾と結ばれないことを知った摩利を立ち直らせた、女性では最も摩利影響を与えた人物である。 容姿小柄で目のぱっちりした丸顔童顔で、苦労をあまり感じさせない性格は非常に控えめ謙虚で、女中としての身分をいつもわきまえている。 つむじ風の吉三(きちざ) 新吾の昔の幼馴染で、新吾より3つ年上だが、子供の頃は新吾と仲が良く吾からは「吉ちゃん」と呼ばれており、性格良かったが、成人すると、親を流行病亡くして苦労したことから、スリ詐欺常習犯変貌していて再会した新吾を落胆させる。新吾は吉三を真人間戻そう努力するが、吉三はそんな新吾をうっとうしく思い、親がまだ生きていて苦労しているからと、新吾に金をせびるようになる。 後に美吉という吉三の恋人から、吉三が嘘をついていることを聞かされるが、それでもお金工面する新吾に対してプライドズタズタにした」と罵倒する。しかし本心では新伍を懐かしがっており、やがて寺に修行に入る。新吾はのちにそのこと美吉から告げられ安心する松平 蓉姫まつだいら ようひめ) 摩利余興での女装姿で帰宅途中暴漢襲われた際、助けてくれた品の良い老婆65歳以後摩利から慕われ何かと相談される。 新吾への同性愛苦悩する摩利に「どんなことでも貫き通せば本物になる」と助言託し数日後風邪拗らせ亡くなる。新選組モチーフとした作者先行作品天まであがれ!』のメインヒロイン後年の姿。彼女が息を引き取る直前に家を訪れようとしていた摩利と新吾が、新選組隊士(誰という特定はない)と思われる男性亡霊遭遇し嫌な予感して駆け付けるという描写があった。 ベルタ 昔、摩利の父・思音が好きだったエリザベート・ナハチガル娘。その敵打ちにベルタ日本摩利殺しやってくる摩利人柄に惚れ少女直感摩利同性親友・新吾を好きだ察して「貴方をこれ以上好きになる前に帰国すると言って帰国去り際馬車から「イッヒ・リーベ・ディッヒ(愛してます!)」と叫んだその後、母エリザベートと共に消息不明である。 エリザベート・ナハチガル音の昔の恋人。ナハチガルは「夜鳴鶯」の意。伯林オペラ劇場一の歌姫であり、社交界女王だった。絶交状送って求めてくれることを期待した思音が諦めてマレーネ選んでしまい、彼を失った後は熱心なとりまき1人であるハンス結婚した。夫を愛していたものの思音を忘れられずにいたため、夫ハンスは完全にその心を我が物にしようと思音の会社狙い事業失敗して自殺したことを自身の罪だと苦しんでいた。復讐日本向かった娘を迎え塔家を訪れ、思音と顔を合わせることなく去った

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