探索と逮捕とは? わかりやすく解説

探索と逮捕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 18:54 UTC 版)

ボストンマラソン爆弾テロ事件」の記事における「探索と逮捕」の解説

写真公開後容疑者マサチューセッツ工科大学26歳警備警官ショーン・コリアー(Sean Collier) を複数銃撃によって射殺したとみられるその様子は暗殺表現された。コリアー4月18日午後10時48マサチューセッツ工科大学キャンパスStata Center (MITビル 32)の横に停車したパトカー乗っていた。コリアー近接したボストン市内のマサチューセッツ総合病院運ばれたが、死亡確認された。 容疑者ベンツSUVケンブリッジ乗っ取りベンツ所有者ATM使用強要して$800(7万円相当)を奪った容疑者荷物ベンツ移し、もう1人容疑者ホンダ・シビック伴走した被害者ATM引き出しの上限に達したあと、ガソリンスタンドから警察連絡した。車に残った携帯電話によって、警察所在地特定した車乗取り犯人被害者に、彼らがボストン爆発MIT警官殺害実行した明言している。 4月19日午前0時過ぎ、ウォータータウン警官ホンダセダン盗まれベンツSUV乗車している兄弟発見し、ローレルアベニュー(Laurel Ave)で、兄弟到着した警官のあいだで「猛烈な銃撃戦展開された。200-300発の銃弾少なくとも1つ爆弾、それに幾つかの"粗雑な手榴弾"が使われた。兄のタメルランが銃弾使い果たし警官が兄を押し倒し逮捕するに伴い、弟のジョハルは盗まれSUV運転して警官向けて突進し、そのためSUVはタメルランを轢いて短距離ながら引きずった。シリアル番号消されルガー9mmピストル1丁が現場から検収された。 タメルランは警察によってBeth Israel Deaconess Medical Center運ばれ同病院で死亡した死因は、多数銃創自爆装置付きベストからの爆傷思われる傷、およびジョハルによって轢かれた際の負傷とされる一方、ジョハルはSUV乗り捨て徒歩逃走した銃撃戦の際、MBTAマサチューセッツ湾交通局)の警察官リチャード・H・ドナヒュー・ジュニアが重症負った。ドナヒューはMount Auburn Hospital運ばれ、「重体だが安定」(critical but stable condition)と診断された。 FBIは、ウォータータウンでの銃撃戦最中、両容疑者追加写真公開した4月19日早朝ウォータータウン住民たちに、リバース911通報による屋内待機呼びかけられた。同朝、パトリック・マサチューセッツ州知事も、ウォータータウン及びその周辺地域(Allston-Brighton、ボストン、Belmont、ブルックラインケンブリッジニュートンウォルサム)の住民たちに屋内退避指示したウォータータウン20ブロック区域非常線張られ戦闘装備警官たち一帯捜索する間、住民たちは自宅待機してドア呼び鈴などに応じたりしないよう指示された。2機のブラックホーク・ヘリコプターが上空旋回し装甲車乗ったSWATチーム隊列組んで移動し警官らが一軒一軒調べた現場にはFBI国土安全保障省マサチューセッツ州兵・ボストン市警察ウォータータウン警察マサチューセッツ州警察駆けつけた。アメリカ同時多発テロ事件発生後組織され複数機関合同タスクフォースとしては初の大規模実地行動となったMBTA管轄下の全ての交通機関ボストン地域大部分タクシーボストン発およびボストン行きアムトラック運営停止したローガン国際空港運営続行した大学学校閉校多く企業商店施設営業停止した数千人または数万人(原文thousands)に及ぶ警官らがウォータータウンで各建物を回る一方での手がかりも追ったケンブリッジ市のツァルナエフ宅とウォータータウン捜索合わせ、最低7個の即席爆発装置押収された。 両容疑者父親が、ダゲスタン共和国マハチカラ自宅から息子に「あきらめろあきらめろおまえに明るい未来待っているんだ。ロシア帰って来なさい」と呼びかけるとともにアメリカ合衆国に対しては「(ジョハルが)殺されたりしたら、大騒動になるでしょう」と警告したメリーランド州Montgomery Villageに住む叔父(または伯父)も、ジョハルに自首するよう、テレビ通して懇願した4月19日夜、ウォータータウンのある民家の裏にあったボートタープの下に隠れていたジョハルを警官たち取り囲んだ屋内退避命令解除され直後、同宅の住人が外に出たところ、裏庭ボートにかけてあったタープ緩んでいることに気付き血溜まり横たわる体をボートの中で見つけたため、即座に警察通報したマサチューセッツ州警察ヘリコプターが、前方監視赤外線熱線暗視装置使用して、ジョハルの存在動き確認した。ジョハルがタープ突付くような動作始めると、警官たちボート向かって大量発砲し現場指揮官命令によってようやく中止した逮捕後、ジョハルが一切武器所持していなかったことが判明した逮捕時刻は、現地時間アメリカ東部標準時午後8時42分である。 その後Beth Israel Deaconess Medical Center運ばれ頭部、首、手足多数銃創がある重態だと診断された。当初、首の傷は自殺未遂による銃創だと報道されたが、逮捕時に武器所持していなかったことと、SWAT隊員による描写では切創らしいということから、爆発時の破片よるものである可能性がある。 なお、この容疑者捜索による屋内退避は、18時間近く及んだ

※この「探索と逮捕」の解説は、「ボストンマラソン爆弾テロ事件」の解説の一部です。
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