図書館の特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 08:05 UTC 版)
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の記事における「図書館の特色」の解説
岐阜市立中央図書館の延床面積は旧館の2,000 m2から9,400 m2と4.7倍になり、蔵書可能冊数は旧館の20万冊から90万冊と4.5倍になっている。座席数は旧館の130席から910席と7.0倍になった。専門書が多い岐阜県立図書館に対して、岐阜市立中央図書館は一般向け本を増やすことで差別化を図っている。開館時間を旧館時代から前後に延長している上に、分館や図書室とのネットワーク化を行い、いずれの館でも返却可能となっている。メディアコスモスの定期休館日は毎月最終火曜日のみであり、毎週月曜日の岐阜県立図書館とずらされている。 メディアコスモス2階は30万冊を収容できる開架閲覧エリアであり、1階中央の図書館部分には60万冊を収容できるガラス張りの開放書庫がある。ワンフロアからなる2階は11のエリアに分かれ、子どもたちが調べものをしながら学習できる「チャイルドグローブ」、親子で絵本の読み聞かせなどができる「親子グローブ」、貴重な郷土資料などが閲覧できる「リサーチグローブ」などがある。畳が敷かれたコーナーなどもあり、くつろぎながら読書ができるなど、従来の図書館のイメージを覆している。 岐阜市立中央図書館の開館時点の蔵書数は約30万冊であり、最終的には90万冊を想定している。書架はグローブを中心として渦巻き状に配置されており、広さや開放感を出すために高さが低くされている。児童エリアの書架の高さはわずか120cmである。910席の座席があり、読書や学習に適した中学・高校生の専用スペース、新聞コーナー、貸出前の本を携えて金華山を眺望できる金華山テラス、視覚障害者を対象に資料の朗読サービスをする「対面読書のへや」、PCの持ち込みができ調べものや研究に使う「研究のへや」、2-6人のグループ学習用の「みんなで学ぶへや」、こどもたちが読み聞かせに集中できる独立型の「おはなしのへや」、視聴覚資料を鑑賞できる「みる・きくシート」などがある。 岐阜市立中央図書館は「滞在型図書館」をキーワードとし、乳幼児、小学生の子どもがいる20代・30代の親、中高生、青年の利用者層の開拓に努めている。児童書エリアと他のエリアを隔てる壁やガラスなどは存在しない。おしゃべりや幼児の泣き声などもある程度容認しており、それらに対するクレームは想定より少ないという。来場者のうち6割は女性である。 書架ごとに司書手作りの紹介POPが掲示されており、司書の発案で「子ども司書講座」や柳ヶ瀬商店街との連携などが事業化されている。「子ども司書講座」は小中学生が4日間16コマで司書の仕事を体験する企画であり、レファレンス、本の分類、読み聞かせなどの技術を習得した。コミュニティ放送局のFMわっちでは毎月1回「小さな司書のラジオ局」がオンエアされ、企画から台本執筆から包装までのすべてを子どもが担当している。2015年10月11日には岐阜県出身の直木賞作家・朝井リョウを招き、岐阜市内の中高生から募集した自作短編小説について語る開館記念イベントを開催した。 大人は使用できないヤングアダルト専用のエリアが設けられており、鍵をかけてはいけないヤングアダルトのためのグループ室がある。フロアの中央部にある展示スペースには、市民が創る「まちライブラリー」が常設化されており、図書館の利用者を間接的につなぐ試みを行っている。2016年1月30日には「まちライブラリー」を提唱した礒井純充を招いた講演会を行った。2015年12月にはNPO法人と協力して、岐阜市の歴史や文化を紹介する「おとなの夜学」を初開催した。 高さが抑えられた書架 グループ学習室 視聴覚コーナーとテラス ひだまりテラス テラスから見た夜間の屋内 夜間の外観
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図書館の特色
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名古屋市内の図書館はテーマに沿ったテーマがあり、当館にはスポーツ資料コーナー、英語を楽しむコーナー、歴史を知るコーナーがある。スポーツ資料コーナーは野球、バスケットボール、マラソンの資料が多く提示され、歴史を知るコーナーには徳川園内に当館があった関係で蓬左文庫、菩提寺であった建中寺等の資料が多く掲示されている。
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