図書館の整備計画(1997-2007)
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「菰野町図書館」の記事における「図書館の整備計画(1997-2007)」の解説
菰野町では1988年(昭和63年)度から「菰野町公共施設整備基金」を、1990年(平成2年)度から「菰野町地域づくり推進基金」を積み立て始め、将来的な図書館整備に向けて資金を確保していた。1997年(平成9年)には、住民ら有識者による「図書施設整備検討会」が発足し、図書館の建設について検討を開始した。検討会は延床面積3,000m2の図書館建設を答申した。 2005年(平成17年)10月、住民の代表者10人により「図書館整備検討会」が発足し、図書館の建設に向けた本格的な動きが始動した。検討会は菰野町と同規模の自治体の動向やメディアのコンパクト化、情報技術の進展を考慮して2,500m2に縮小した上で、将来の蔵書目標を町民1人当たり5冊となる計20万冊に設定した。2006年(平成18年)3月には「菰野町図書館整備基本計画」が策定され設計者も決定、同年6月から11月に設計が行われた。2007年(平成19年)2月には施工業者の決定、起工式の挙行と進み、図書館の建設が始まった。 ところが同年3月に町長に就任した石原正敬は「財政が厳しさを増す中で、住民に問い直す必要がある」と町議会で表明、建設の一時中断もありうるとの認識を示した。結局、施工業者への損害賠償を避けるため、という消極的な理由ながら建設工事は継続が決定した。そして中央公民館図書室は新図書館への移転準備のため2007年(平成19年)12月27日で閉室した。
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