吉良川の御田祭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > 行事 > 日本の祭 > 高知県の祭り > 吉良川の御田祭の意味・解説 

吉良川の御田祭

名称: 吉良川の御田祭
ふりがな きらがわのおんたまつり
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 御田祭保存会
指定年月日 1977.05.17(昭和52.05.17)
都道府県(列記): 高知県
市区町村(列記): 室戸市吉良川町
代表都道府県 高知県
備考
解説文:  御田八幡宮祭り行なわれるもので、田遊び要素濃厚である。
 田楽衆が「ねり」と称して田楽演じた後、拝殿で「女猿楽」「三番神」「翁」などの曲を舞い続いて各種農耕のさまを演じその後一人の女が水桶酒を飲むうちに子を産むという「酒絞り」の所作が続く。この間に「殿と冠者」が登場し次の演目をふれて廻る。また「小林」「地堅」など、古風な芸能演じられる芸能史的に価値の高いものである

御田八幡宮

(吉良川の御田祭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/18 13:28 UTC 版)

御田八幡宮

所在地 高知県室戸市吉良川町甲2413
位置 北緯33度19分55.1秒 東経134度06分03.1秒 / 北緯33.331972度 東経134.100861度 / 33.331972; 134.100861 (御田八幡宮)座標: 北緯33度19分55.1秒 東経134度06分03.1秒 / 北緯33.331972度 東経134.100861度 / 33.331972; 134.100861 (御田八幡宮)
主祭神 応神天皇
社格 郷社
本殿の様式 流造
例祭 10月15日
主な神事 吉良川の御田祭
地図
御田八幡宮
テンプレートを表示

御田八幡宮(おんだはちまんぐう)は、高知県室戸市吉良川町にある神社。社格は旧郷社

かつての土佐国安芸郡である。吉良川八幡宮とも称し、東の川の河口付近、笠木山麓に位置する。

祭神

主祭神
その他の祭神

歴史

鳥居

創祀は不詳である。明応5年(1496年)には和食親忠が鳥居を造立。天正12年(1584年)、天正13年(1585年)には橘氏によって社殿および伍所大権現の造立がなされた。

古来より吉良川地域の総鎮守であった。別当は八幡山無量寿院神宮寺で、観音堂、阿弥陀堂などを管掌していたが、明治神仏分離で廃寺となった。

2020年(令和2年)から2022年(令和4年)にはコロナ禍の影響で秋祭り(吉良川の御田祭)が中止となっていたが、2023年(令和5年)10月には4年ぶりに秋祭りが開催された[1]

祭礼

吉良川の御田祭

吉良川の御田祭(おんたまつり)は、当神社において西暦奇数年の5月3日に行われる神事である。今から780余年前、源頼朝鎌倉幕府を開いた当時、天下泰平を祝い、民心の安定と五穀豊穣を祈念して、全国津々浦々の神社で奉納させたと伝えられる古式祭典で、重要無形民俗文化財に指定されている。

拝殿舞台田植から収穫までの稲作行事を演じるもので、田遊び田楽猿楽、古風な能楽などを織り交ぜて行われる。演じられる芸能は、殿とかしゃ、練、女猿楽、三番神、翁、牛、田打、えぶり指し、田植、酒絞り、田刈、小林、魚釣り、地堅め、太刀踊であり、中でもクライマックスは 「酒しぼり」である。赤ん坊が産まれたとして神の子(木製の人形)を、子宝に恵まれない女性たちが奪い合うことから、子授けの祭としても知られ、日本三大奇祭の一つともいわれている。

文化財

ボウランが叢生する樹木

国指定重要無形民俗文化財

  • 「吉良川の御田祭」 - 1977年(昭和52年)5月17日指定[2]

高知県指定天然記念物

  • 「吉良川ボウラン自生地」 - 境内の樹木には亜熱帯から熱帯地方にかけて分布する常緑多年生の着生植物のボウラン(Luisia teres)が生育している。1954年(昭和29年)7月20日指定[3]

脚注

外部リンク


吉良川の御田祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/12 05:14 UTC 版)

御田八幡宮」の記事における「吉良川の御田祭」の解説

吉良川の御田祭(おんたまつり)は、当神社において西暦奇数年の5月3日行われる神事である。今から780余年前、源頼朝鎌倉幕府開いた当時天下泰平祝い民心安定五穀豊穣祈念して全国津々浦々神社奉納させたと伝えられる古式祭典で、重要無形民俗文化財指定されている。 拝殿舞台田植から収穫までの稲作行事演じるもので、田遊び田楽猿楽古風な能楽など織り交ぜて行われる演じられる芸能は、殿とかしゃ、練、女猿楽、三番神、翁、牛、田打、えぶり指し田植、酒絞り田刈小林魚釣り、地堅め太刀踊であり、中でもクライマックスは 「酒しぼり」である。赤ん坊産まれたとして神の子木製人形)を、子宝恵まれない女性たち奪い合うことから、子授けの祭としても知られ日本三大奇祭一つともいわれている。

※この「吉良川の御田祭」の解説は、「御田八幡宮」の解説の一部です。
「吉良川の御田祭」を含む「御田八幡宮」の記事については、「御田八幡宮」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「吉良川の御田祭」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉良川の御田祭」の関連用語

吉良川の御田祭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉良川の御田祭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの御田八幡宮 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの御田八幡宮 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS