小林 (能)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 08:51 UTC 版)
小林 |
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作者(年代) |
宮増あるいは世阿弥 |
形式 |
複式夢幻能 |
能柄<上演時の分類> |
五番目もの |
現行上演流派 |
なし |
異称 |
氏清 |
シテ<主人公> |
小林の修理の亮 (小林上野守) |
その他おもな登場人物 |
山名氏清縁の僧 |
季節 |
季不知 (不定) |
場所 |
石清水八幡宮 |
本説<典拠となる作品> |
明徳記 |
能 |
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小林(こばやし)は、能の演目のひとつ。
室町後期頃から上演されておらず、現在は番外曲になっている。 明徳の乱に取材しており、曲中のワキの詞章にも『明徳記』が登場する。 『能本作者註文』では宮増が作者とされ、『自家伝抄』では世阿弥が作者とされている。
『舞芸六輪次第』『囃子方習書』に記事がある。 『舞芸六輪次第』では「鬼之能」に分類され、兜・長刀の着用や馬への騎乗が指示されている特異な曲である。
高知県室戸市の御田八幡宮の吉良川の御田祭では現在も演じられている。
登場人物
- 前シテ:石清水八幡宮の社人
- 後シテ:小林の修理の亮(小林上野守)
- ワキ:山名氏清縁の僧
- ツレ:瞽女
- アイ:男山の住人
あらすじ
氏清ゆかりの僧(ワキ)が石清水に参詣し、住人(アイ)の案内でごぜ(ツレ)の氏清についての歌を聴いていると、社人(シテ)が歌を禁じるが僧の所望と聞いて許す。 社人が氏清の戦評定の時、御灯の役をしていたと述べ、合戦前の小林と氏清の様子や山名軍の配置を語り、姿を消す。 口寄せにより小林の霊が現れ、合戦の様子を見せる。
参考文献
- 冨倉徳次郎『明徳記』岩波書店、1941年、謡曲小林。全国書誌番号:46027305。
- 竹本幹夫「能作者宮増の作品と作風(上)」『能楽研究』第26号、野上記念法政大学能楽研究所、2001年、1-35頁、 ISSN 03899616、 NAID 110004680097。
「小林 (能)」の例文・使い方・用例・文例
- 小林さんは我がグループの新しいリーダーです
- 私は小林です。
- 私、有限会社松下不動産の購買部の主任の小林と申します。
- 小林はその音楽に夢中だ。
- 小林君はハワイで大変楽しい思いをして, すこぶるご機嫌で帰って来た.
- 小林氏を中軸としてこの仕事は推進されてきた.
- ご主人に青森の小林が来たと取り次いで下さい.
- 小林君のやったことではあるまい.
- 小林市という市
- 小林檎という植物
- 最年長は60歳の小林伸明選手だ。
- 俳優の哀(あい)川(かわ)翔(しょう)さん,女優の小林聡(さと)美(み)さんはトップテン内に初めて入った。
- 日本の最初のメダルは,バイアスロン女子12.5キロ視覚障害で小林深(み)雪(ゆき)選手によって獲得された金メダルだった。
- 昨年の夏,小林選手はエスカレーターから転落し,右足首に重傷を負った。
- 先日,俳優で歌手の小林旭(あきら)さん(68)が日本プロゴルフ協会の名誉会員に選ばれた。
- 小林さんは1993年からシニア大会に出場して良い成績を収めていることから,同協会は小林さんを名誉会員第1号に選んだ。
- 同協会の会長で小林さんの親しい友人でもある松井功(いさお)さんは,「小林さんは今68歳だが,ドライバーで280ヤードまでボールを飛ばせる。」と話した。
- 小林さんは,「一時はプロゴルファーになろうと考えたこともあったが,当時俳優としての収入が多かったので,その考えを断念した。」と話した。
- 1年生の小林夏(なつ)希(き)投手は,2004年から2006年まで硬式野球の日本代表チームのメンバーだった。
- その受賞者は,シカゴ大学名誉教授の南(なん)部(ぶ)陽(よう)一(いち)郎(ろう)氏(87),高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠(まこと)氏(64),京都産業大学教授の益(ます)川(かわ)敏(とし)英(ひで)氏(68)である。
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