原作と同じ設定か、相似形の「二十面相」が登場するもの
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小説 『大統領の晩餐』(「オヨヨ大統領」シリーズ) 小林信彦のパロディ推理小説。シリーズの一編において、「二十面相は老人ホームに隠居していたが、怪人千面鬼として再び行動を開始」し、後輩格の犯罪者・オヨヨ大統領の前に現れる。 『神野推理氏の華麗な冒険』(連作短編「神野推理」シリーズ) 小林信彦のパロディ推理小説。最初の短編集の一編において、多羅尾伴内、二階堂卓也(銀座旋風児)とともに登場。 本シリーズは「オヨヨ」シリーズと世界観を共有するので、この二十面相は上記の怪人千面鬼と同一人物ということになる。 『名探偵が多すぎる』 西村京太郎の推理小説。明智小五郎、エルキュール・ポワロ、エラリー・クイーン、ジュール・メグレの4人に対し、アルセーヌ・ルパンと怪人二十面相が挑戦する。 『怪人二十面相・伝』 北村想が「二十面相は二人いる」という自説を元に著した小説。映画化された。初代怪人二十面相は丈吉という名前で、みなし児の遠藤平吉と同じサーカス団グランド・サーカスに属している。初代二十面相は「妖怪博士」で消息不明となり、戦後の「青銅の魔人」以降は遠藤平吉(すなわち「サーカスの怪人」で二十面相の正体として描かれている人物)が後を継ぐというオリジナル設定となっている。 『黄昏の怪人たち』 芦辺拓の推理小説。殺人の嫌疑をかけられた二十面相。疑問を覚える明智が捜査に乗り出すが、事件は意外な方向に。 『大盗庶幾』 筒井康隆の小説。遠藤平吉を主人公にしている。 映画 『K-20 怪人二十面相・伝』 北村想の小説『怪人二十面相・伝』の映画化。2008年12月20日公開。 テレビドラマ 『明智探偵事務所』 1972年 制作:NHK 「心理試験」など二十面相作品ではない原作を主軸に映像化されたが、無理矢理レギュラーとして登場。出番が少ないとぼやく、博多弁の二十面相。演じたのは米倉斉加年。 ラジオドラマ 『怪人二十面相・伝』(1993年9月7日~9月18日) NHK制作の青春アドベンチャーシリーズ。上記、北村想の小説のラジオドラマ化。 楽曲 『ティアドロップ探偵団』(作詞:松本隆、作曲・編曲:細野晴臣、歌:イモ欽トリオ) 1982年3月21日発売のシングル。曲の途中に二十面相と明智小五郎の台詞が入る。 『ミスターじゃがいもくん(ミスタージャガイモ)』 童謡。作詞:岡田富美子、作曲:阿部敏郎。ジャガイモを怪人二十面相になぞらえて歌っている。 『怪人二十面相』 バンド「人間椅子」のアルバム。 漫画 『ルパン三世 新冒険』 モンキー・パンチ作。ルパン3世と敵対する盗賊のボスとして「20面相」が登場。変装術も得意で、ルパンの恋人の峰不二子に変装した。 『パーマン』 藤子・F・不二雄作。パーマンのライバルの一人として『怪人千面相(旧作では怪人200面相』が登場。数回に渡り登場した。 『二十面相の娘』 小原愼司作。「二十面相の娘」チコの物語(血縁関係はない)。二十面相本人も登場。明智も少しだけ登場する。2008年にアニメ化されて、二十面相の声優は内田夕夜が演じた。この作品での二十面相は、「実際には殺人を厭わないが、義賊を装った方が何かと都合がいい為義賊のふりをしている」というオリジナル設定。 TVCM 「スバル・レオーネ」 初代レオーネのコマーシャルに登場。「レオーネの秘密がわかるかね、明智君?」がキャッチフレーズ。 舞台 『怪人と探偵』 2019年に上演されたミュージカル。 『モボ朗読劇『二十面相』〜遠藤平吉って誰?〜』 2021年6月に品川ステラボールで上演された朗読劇。主演は矢花黎(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.)
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