円卓の都
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)
テオドリック 『円卓の都』の騎士団盟主にして聖王の称号を持つ地球出身者。まつろわぬ軍神アーサーを弑逆し円卓の権能を簒奪した、善と正義と反運命を標榜する神殺し。 濃い灰色の髪にすみれ色の瞳、繊細な造りの整った顔立ちで、かなり細身な少年。けだるげなまなざしが印象的。剣を素直に剣として使わない、仲間は大事にするなど、性格の悪さを除けば精神性は護堂に似ている。 リチャードの救援に『享楽の都』に現れ、部下を倒した雪希乃と梨於奈、トールと交戦したが、蓮が隠れて手を貸したために救世の神刀と八咫烏の焰を浴びて負傷、撤退を選ぶ。 判明している権能は《輝く天上の翼》。その他、アーサー王から簒奪したとされる、配下に力を授けて顕身として強化する円卓の権能も有する。 リチャード1世 獅子心王(ライオン・ハーティド)と呼ばれた12世紀の地球出身者。フランスの大貴族プランタジュネ家の一員として生を亨け、第3回十字軍に従軍してイェルサレムで戦った勇猛果敢な騎士にして武将、美食・芸術をこよなく愛する大貴族。イングランド国王であったが、英国に滞在したのは半年程度なので愛着はなく、フランスのアキテーヌ公領とアンジュー伯領のほうがホームグラウンドだと思っている。英語より南仏のオック語の方に馴染みがあるので、名前や通り名も「リシャール」「Coeur de Lion」と仏語風に綴って欲しいが、知名度の関係から仕方なく英語風に名乗っている。浪漫と冒険を求めて吟遊詩人らを厚遇し、英雄詩と騎士物語をこよなく愛したことでも知られる。 身長190センチメートルはある大男で、獅子のたてがみにも似た長い金髪と男らしい顔つきの武人。名誉、決闘、騎士道を何より尊ぶが、中世における戦場の慣習にきわめて忠実なので、略奪や誘拐、戦場での虐殺にも何ら躊躇を覚えない。騎行を行い鍛えあげた直属の『獅子隊』を率いる。 速さと斬撃の苛烈さを特徴とする実戦の剣技を操る。玄妙な剣術や細やかな駆け引きはないが、戦場で幾百人もの戦士を斬り殺すことで磨いた速さ、力強さ、天性の獣めいたバネは、『剣の王』たるドニに匹敵する。さらに愛用の《魔剣エスカリブール》から、レーザーのごとき光線を放つ能力を得ている。 1192年に死亡し、5年ほど前にヒューペルボレアに“転生”して《円卓騎士団》の一員となる。『屍者の都』を襲撃した際には乱入したドニと交戦するが、相手が神殺しだと判明したため撤退。続いて『享楽の都』を襲撃するが、義侠心から助太刀に入った雪希乃と戦いになり、梨於奈の援護で抜刀に成功した救世の神刀の光を浴び敗北、魔剣だけを残して光の粒子となって消滅した。 黒王子エドワード 黒王子(ブラックプリンス)の異名を持つ14世紀の地球出身者。黒いマントや籠手、ブーツをまとう銀髪の青年。リチャードの弟、ジョン欠地王の孫の曾孫。 百年戦争の英雄で、戦闘ではほぼ不敗であったことから、将器という点ではリチャードをも上回る。英国式弓兵術(モード・アングレ)を得意戦術とし、5、60人はいる弓兵隊の霊を呼び、『弾切れ』を起こすことなく矢の雨を降らせる能力を得ている。攻撃を集中させれば、ドニでも《鋼の加護》を全開にして本気で防御に徹しなければ危ういほどの威力となる。 病を得て夭折しているが、リチャード同様ヒューペルボレアに“転生”して《円卓騎士団》の一員となる。ドニとリチャードの戦闘では、矢の雨を降らせて撤退を援護する。
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円卓の都
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第1の王国。王はテオドリック。二の島に存在する。精鋭ぞろいの《円卓騎士団》と、勇猛果敢な重装騎兵隊、精強かつ勤勉な歩兵隊を擁した最大の軍事国家。『屍者の都』から馬で10日ほどの場所に位置する。プランタジネット家の騎士たちが伝えた、鞍と鐙、製鉄技術を実用化しており、武具製作と軍馬の育成にも力を入れている。
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