傳承の登場人物とは? わかりやすく解説

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傳承の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 00:32 UTC 版)

Ghost of Tsushima」の記事における「傳承の登場人物」の解説

傳承」は「伝承」の旧字体表記で、琵琶法師伝承する数々物語として展開する段の名称である。英語版原語版)では "Mythic Tales"。 琵琶法師びわほうし|英:Yamato ) 声 - (日)羽佐間道夫 年老いた一人琵琶法師であり、対馬国伝承担っている英語版原語版)では個人名を "Yamato" と名乗る音楽家というキャラクター設定になっている一方で日本語版では職種名のほうが用いられ個人名は無い。彼が口伝する物語を追うことで、強力な武具技能習得できる主人公・境井仁行く先々琵琶法師再会することになるが、琵琶法師はそのわけを「お互い、民が求める地へ行くようで。」と説明している。 盲目の僧である琵琶法師は、実際反映して移動する動きが鈍い。 長尾 忠頼(ながお ただより|英:Tadayori Nagano ) 琵琶法師語り伝える武士一幕「忠頼の伝説」に登場する伝説英雄。 幾百年かの昔、高名な弓取り数多輩出してきた長尾家の人で、対馬にその名を馳せる忠頼公は、弓矢八幡ゆみやはちまん)の覚えめでたく弓取り装束賜るほどの傑物であった。浅藻浦の民を海賊どもが皆殺しにしようとした時、忠頼公はただ一人これを迎え撃ち、矢でことごとく討ち滅ぼしたなかには斬り掛かってくる者もあったが、八幡神装束が賊の刃を通すことは無かったという。忠頼公が身罷られた後、公の装束行方知れずとなってしまったが、末裔隠し持ち対馬を守る強者訪ね来るを待っているという。公にゆかりの「紫の冠」という地名言い伝えられており、そこは浅の北にあって忠頼公が好んだ紫色菊の花咲き乱れているとのことである。 手掛かり握っている末裔というのは、公ゆかりの庵(忠頼の庵)で暮らすその人であった内経(うちつね|英:Uchitsune ) 琵琶法師語り伝える武士一幕内経呪い」に登場する伝説英雄その昔随一弓取り謳われた本土弓の達人である。翼もつ悪霊現れたとき、退治するよう内裏より命じられ内経は、見事これを討ち果たすも、消え失せる間際悪霊から、人が悪霊見えてしまう呪いかけられてしまう。呪われた内経目の前悪霊次々射殺していったが、それらの正体はみな人であった大勢の人を殺めてしまった内経はその咎(とが)で死罪になるはずであったが、帝(みかど)の恩情で死一等減じられ対馬島流しとなった内経死後も遺された弓は、再び悪鬼現れ時に手にする者を待っているとも、手にする者を呪うとも言い伝えられている。 この「内経長弓(うちつねのちょうきゅう)」を、今は天狗守っている。 茂範(しげのり|英:Shigenori) 琵琶法師語り伝える武士一幕「迅きこと如し」に登場する伝説英雄対馬に人が移り住むようになった頃の話、異様ないかづち)と大風おおかぜ)が島を襲った。やがて受けた土からの姿をした邪悪なる3匹の妖怪(英:lightning beasts)が現れ出ると、里にて暴れ回り破壊限りを尽くすようになった。その者らはあまりにも素早く常人には到底防ぐことができなかったため、対馬第一早業武者謳われた剣豪茂範人々をして唯一の頼みとなった茂範繰り出す奥義紫電一閃(英:Heavenly Strike )」は、何人も見ることができない早業剣技であった。ただ一人妖怪どもに立ち向かう茂範は、小松ヶ浜へおびき寄せ、砂に足を取られ動き鈍らせた彼らと渡り合う闘いは砂が灰になるほどに激しいものであったが、勝機見出した茂範紫電一閃繰り出し妖怪どもを一息撫で斬りにした。最後の1匹爆ぜるようにして果てた妖怪どもが退治されると、雨雲捌けて青空戻り、島には何事も無かったのような穏やかな日々訪れたその後茂範隠遁して人と会うことも稀となったが、類いの無い武勇と技を示す者にのみ紫電一閃奥義伝えたという。大風の再び来る時、刀を茂範の庵に捧げよ秘伝奥義子孫手掛かり握っている。 鑓川 時頼(やりかわ ときより|英:Tokiasa Yarikawa ) 琵琶法師語り伝える武士一幕復讐化身」に登場する伝説主人公今は亡き鑓川家当主対馬無類剣士代々輩出してきた鑓川家でも歴代屈指の剣豪であった15年前、旧領取り戻そう地頭志村家に対して謀反起こし志村家多大な犠牲者出したが、志村配下の境井家当主・境井正(あるいは、境井家郎党)によって討ち取られている。 志村家と鑓川家が対立する原因作った人物であるが、死後も民からは慕われ続けており、敵討願掛けをすると叶えてくれるともいわれている。鑓川家惣領にのみ伝えられる秘儀憤怒の舞(ふんぬのまい)」は如何なる守りも貫く剣術で、時頼は第一達人といわれた。当世では「鑓川の怨霊」と名乗る者が「憤怒の舞」で鑓川の民護りつつ志村家と境井家への復讐の時を窺っている。 吾作(ごさく|英:Gosaku琵琶法師語り伝える人物一幕吾作伝説」に登場する伝説英雄二百年と五十年の昔を生きていた、赤島百姓吾作生きていた頃、賊が徒党組んで赤島一帯荒らし回っていた。その時分、赤島の名も無き百姓であった吾作は、武士もののふ)の亡霊声を聞き武士の骸(むくろ)が造り見事な大鎧を身に着けているのを見付けた。あまりの麗しさに惹かれてそれを掠め取った吾作であったが、ややあって彼の家にも赤島の賊が攻め寄せてきた。黙って全て奪われるのを由としなかった吾作は、大鎧を身に纏い、抗おうとしたものの、そこは百姓悲しさで、いざとなると怖ろしさにすくみ上って身動きが執れなくなってしまった。すると、吾作の勇を憐れんでか、大鎧に憑きし武士の霊が百姓の身に乗り移り斯くして怖れ知らず武人化した吾作は賊どもを一網打尽にしてしまった。吾作死後一円々の者たちは大鎧秘蔵して錠前掛け青井飯島久田(くた)・小清水大浜矢形(やがた)の6かが鍵を1本ずつ持ち合って堅く守ることにした。対馬に再び外寇のある今、吾作の霊が大鎧使い手赤島の丘で待っているという。

※この「傳承の登場人物」の解説は、「Ghost of Tsushima」の解説の一部です。
「傳承の登場人物」を含む「Ghost of Tsushima」の記事については、「Ghost of Tsushima」の概要を参照ください。

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