仮面ライダーセイヴァー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 23:42 UTC 版)
『デューク』と『小説』に登場。狗道供界が変身するアーマードライダー。概ねの外見は仮面ライダーマルスに類似しているが、口元やスーツに赤いボロ布を纏っているのが特徴。 『小説』では劇場版やファイナルステージに登場した敵側のライダーや怪人と類似した名称や形態を使用する。 骸骨恐竜については、バダン総統#骸骨恐竜を参照。 アームズ ブラッドザクロアームズ 戦極ドライバーにザクロロックシード、戦極ドライバーのプレートを外した部分に取り付けたゲネシスコアにブラッドオレンジロックシードを装填して変身した基本形態。 装着時の音声は、ザクロ側は「ブラッドザクロアームズ! 狂い咲きサクリファイス!」、ブラッドオレンジ側は「ブラッドオレンジアームズ! 邪ノ道オンステージ!」。 他のアーマードライダーと異なり、クラックを介さずに変形済みのアームズと共にスーツが出現し、その後にアームズが装着される。ジンバーアームズと同じく2つのロックシードを使用しているのか、次世代アーマードライダーのようにアームズが左右非対称になっており、正面と背面のアーマーと右肩部分がリンゴアームズに酷似している物で、左肩部分がブラッドオレンジアームズの物になっている。 『小説』ではクラックを介していて閃光と共に変身している。 専用アームズウェポン・セイヴァーアローと赤い大橙丸を使用する二刀流での剣術戦を得意とする。『小説』では鮮血の救世主と称される。 貴虎に「手強い」と言わしめ、初期型の斬月とプロトタイプのデュークを2人同時に相手取り、互角以上に戦う実力を持つ。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}スーツは仮面ライダーマルスを経た仮面ライダータイラントを改造したもの。[要出典] 蓮華座偽神セイヴァー(れんげざ ぎしんセイヴァー) 『小説』に登場。セイヴァーシステムの起動と共に出現した菩提樹とセイヴァーが融合した強化形態。 終末世界をもたらす大天魔と称され、変貌時には「邪ノ道オンステージ!」の音声と共に華の蕾が開き、その華の中心にセイヴァーが坐している。下半身が巨大な菩提樹の花と融合した状態になり、無数に伸ばした蔓と炸裂する花弁を武器とする。 斬月 スイカアームズを圧倒したが、その直後にジンバーメロンアームズに変身した斬月の攻撃により破壊された。 ゴールデンアームズ 『小説』に登場。戦極ドライバーにザクロロックシード、戦極ドライバーのプレートを外した部分に取り付けたゲネシスコアに金のリンゴロックシードを装填して変神した超強化形態。 変身時の掛け声は「変・神(へん・しん)」で、装着時の音声は、ザクロ側は「ブラッドザクロアームズ! 狂い咲きサクリファイス!」、金のリンゴ側は「金! ゴールデンアームズ 黄金の果実!」。 鮮血と黄金の鎧に覆われ、血の色でありながら黄金の輝きを持つアームズとされており、外見は左肩がゴールデンアームズとなっている。 専用アームズウェポン・セイヴァーアローとソードブリンガーを使用する二刀流での剣術戦を得意とする。 斬月、ナックル、龍玄3人のジンバーアームズの猛攻により敗れたが、ダークネスアームズとして再び復活した。 ダークネスアームズ 『小説』に登場。ゴールデンアームズでの敗北後に蘇ったセイヴァーの派生形態。金メッキが剥がれたように黄金の輝きが失われ、汚れた紅と澱んだ闇色に染まったアームズとされている。 出現時に「ダークネスアームズ! オぅごんの果実!」の音声が流れる。 魔蛇アームズ 『小説』に登場。かつて狗道供界を導いた『蛇』のイメージと『死』が混ざり合うことで出現した謎のロックシードを使用して変身した真の姿。虚無の幽霊である狗道供界の空虚な魂を顕したがらんどうの餓者髑髏と称され、ザックからはそれっぽい姿とも嘲笑された。 装着時の音声は「魔蛇アームズ! 邪ノ道は蛇!」。 専用アームズウェポンは仮面ライダーフィフティーン同様、黄泉丸を使用する。魔蛇スカッシュで無数の骨の波濤、魔蛇スパーキングで無数の骨から見上げるほど巨大な骨の腕を組み上げて、斬月、龍玄、ナックル、グリドン、ブラーボを葬ろうとするが、その場に現れたバロン、黒影、シグルド、マリカによって阻まれ、供界が勝てなかった凌馬=デュークのソニックボレーを喰らって崩壊するが、暴走して骸骨恐竜となった。 骸骨恐竜(セイヴァー) 『小説』に登場。魔蛇アームズの暴走形態。セイヴァーの周囲に現れたおびただしい数の骨の群れが集まって恐竜の姿を組み立てた。 骸骨で造られ、すべてを引き裂く牙とすべてを噛み砕く顎(あぎと)を持つ巨大な肉食恐竜(プレデター)と称される。骸骨恐竜の頭部が四つに割れた際には巨大な髑髏とそこに埋まったセイヴァーが姿を現す。 最後は鎧武 極アームズの極スカッシュで倒された。 ツール 戦極ドライバー ベルトが銀色で、プレート部分にはゲネシスコアが装着されている。なお、変身待機音は不明でブレードを倒した際の音声が「ハッ!」になっている。ちなみに供界がリンゴロックシードの起動実験の際に、最初に装着した戦極ドライバーは初期型の黄色だが、フェイスプレートにアーマードライダーの横顔は描かれていない。仮面ライダー図鑑では狗道がリンゴロックシードを起動させた戦極ドライバーは不安定な試作品で、リンゴロックシードの修復データが安定性のある戦極ドライバー完成の礎になったとされている[要文献特定詳細情報]。 凌馬曰く「奇妙なドライバー」で、エネルギー体と化した供界がこの世を干渉するのに必要な『楔』でもある。Vシネマと小説の2機が存在する。 小説ではこのドライバーを作った経緯が、動画プログラムの凌馬と貴虎の推測で説明されており、ザクロロックシードで操った黒の菩提樹の信者に膨大な資金と時間をかけて造ったとされている。同時に弱点ともされ、Vシネマではデューク、小説ではジンバーメロンの斬月によって破壊されるが、供界が黄金の果実となったことでドライバーも完全に供界の一部となった。 ゲネシスコア 戦極ドライバーのプレートに装着されたパーツで、供界のドライバーにはフェイスプレートが存在せず、常にこのコアが装着されている。 後日談における『小説』において、禁断のリンゴロックシードの起動事故後、「武神の世界」と称される異世界にたどり着いた供界が、DJサガラからブラッドオレンジロックシードと共に手渡される形で入手した。このため、まだ完成していないはずのゲネシスコアを見た凌馬は驚愕し、何も聞かされていない貴虎は「我々の知らないシステム」と困惑していた。 アームズウェポン セイヴァーアロー 次世代型アーマードライダーが使うソニックアローに酷似した、ブラッドザクロアームズ専用の黒い弓矢型アームズウェポン。黒の魔弓とも称される。 その形状からまだ完成していない次世代アーマードライダーの武器をセイヴァーが持っていたことに凌馬は驚いていたが、小説ではサガラから渡されたゲネシスコアを基にザクロロックシードと共に生み出されたソニックアローの模造品とされている。 小説ではザクロロックシードを装填して「ザクロチャージ!」の音声を発しながら斬月・真のソニックボレーを相殺した。 赤い大橙丸 武神鎧武が使っていたアームズウェポンと同型。
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