付属中学設置の見送りとは? わかりやすく解説

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付属中学設置の見送り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 03:15 UTC 版)

東京都立秋川高等学校」の記事における「付属中学設置の見送り」の解説

1963年昭和38年9月28日全寮制高校設置計画具体案作成された。当初案では高等学校普通科18学級720名に加え付属中学校設置盛り込まれ中学校は6学級240名とした。しかし、1964年昭和39年1月予算査定では全寮制高校計画全て見送りとなった全面復活要求した第二次査定では概ね認められたが、付属中学校設置については、時期尚早として見送られた。 開校当初は、マスコミ各県教育委員会等が、秋川高校視察訪れた5月21日NHKテレビスタジオ102」の取材訪れた曽野綾子当時33歳)は、食堂で「諸君エリート意識持てエリート意識失った全寮制高校は、団地学校より始末が悪い存在になる。エリートになるべく励め」と激励している。また、同年より日本寮歌祭にも参加した日本寮歌祭旧制高等学校卒業生中心とする日本寮歌振興会が主催している寮歌対す祭典で、日本武道館会場毎年秋に開催され秋川高校生寮歌を歌う姿は、毎年日本テレビ系列全国放映された。当時は、進学校東京教育大学附属高等学校開成高合格して全寮制憧れ秋川入学する者が多数おり『玉成寮の侍たち』と呼ばれた1967年昭和42年4月初代舎監長は「これで3学年そろった。一番心配なのは第一期生の進学のことである。父兄は、大学進学結果高校評価する。これは、今後秋川高校発展左右する重大問題である。もしも第一期生の大学進学悪ければ第5期生の応募状況に、その影響表れてくるだろう」とし、その進学状況については地方大学北大東北大大阪大等)には合格者出したものの首都圏主要国公立大学惨敗で「苦心割には成果が上がらなかった」と述べている。マスコミ社会教育関係者注目した第1期大学進学状況惨敗を受け第5期生において240名の募集対し160名の応募で約70名の補欠募集第6期生において約30名の補欠募集が行われたが、しかし、5期生6期生も約40名の転校者を出した大半学力不足による転校勧告であったパブリックスクールは、入学試験で足切があるが、都立校は定員迄は採用しなければならない中学教諭などは学力が低い生徒対し受験者数定員割れをしていて足切のない秋川高校すすめたこのため昭和47年受験者数400名ほどに増えたが、1.7倍の競争率の合格者学力実質無競争5期6期生より低かった都立高校普通科の中では最も入学が容易となったため寮内でシンナー遊び喫煙暴力行為が、度々発生し市内でも万引き行為自転車泥棒もあった。7期生5期6期生を、大きく上回る60名の転校勧告者及び退学者を2年間に出したが、それを不服とする親が産経新聞持ち込み1973年昭和48年)に『2年間で21人を大量処分””補導忘れた教育”』として社会面一面取り上げられた。 同窓会は、エリート校の集まり日本寮歌祭への不参加を既に通知しており、この年1973年以降毎年開催されていた同窓会総会は、閉校2001年)に至るまで、一度開催されることはなかった。7期以降中学教師学力の低い生徒秋川高の受験勧め寮生活希望する者と学力比例して年々低下し1978年昭和53年慶応大学推薦指定校取り消し以降1980年代に各大学推薦指定校取り消し続き1981年昭和56年)第14期卒業生は、遂に国公立大及び早・慶現役合格者は0になった

※この「付属中学設置の見送り」の解説は、「東京都立秋川高等学校」の解説の一部です。
「付属中学設置の見送り」を含む「東京都立秋川高等学校」の記事については、「東京都立秋川高等学校」の概要を参照ください。

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