設置計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 05:48 UTC 版)
夕張地域は夕張メロンを始め稲作、牧畜等農業が次第に発展していった。これに伴い農業用水の不足が次第に顕在化していった。 このため、農林水産省は農業用水の更なる確保を図るため1980年(昭和55年)、大夕張ダムを13.3メートルかさ上げする再開発計画を立案した。ところが翌1981年(昭和56年)、台風12号が北海道を襲い、石狩川流域は観測史上未曾有(みぞう)の大水害を経験した。夕張川においても各所で堤防が決壊、夕張市や江別市などで大きな被害をもたらした。 大夕張ダムはあくまでも灌漑・発電用のダムであり、洪水調節機能は限定されていた。 これを受け、北海道開発局石狩川開発建設部は石狩川水系の治水計画である「石狩川水系工事実施基本計画」の再検討を行い、この中で「夕張川総合開発事業」を策定。柱として夕張川に治水ダムを建設する計画を立てた。また、札幌市等の人口の増加に伴う水需要増大や工業用水確保等の要請もあり、検討の末農林水産省の大夕張ダム嵩上げ計画に参入する形で、多目的ダム建設事業として事業計画を拡大。この結果、既設大夕張ダム直下流155メートル地点にダム建設を計画することになった。これが夕張シューパロダムである。
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「設置計画」の例文・使い方・用例・文例
- そのため,設置計画の進行は遅れがちだ。
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