人工生命M1号とは? わかりやすく解説

人工生命 M1号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:35 UTC 版)

ウルトラQの登場怪獣」の記事における「人工生命 M1号」の解説

第10話地底超特急西へ」に登場人工的に創造され人工生命体第1号遺伝子工学権威である阪大生物学者相川教授助手チームによって創造された。教授自身は、「M1号」は仮の名としている。ゴリラ類人猿のような容姿をしている。手足の指は各4本あり、それぞれ黒い爪を持つ。ブルドーザー20分の怪力を誇るが、性格大人しくかつユーモラスで、知能人間例えるなら3歳幼児程度好奇心旺盛で、地底超特急いなづま号の運転席スイッチ興味示したりする。また、手で頭を擦ったり手で目を覆い隠すなど、幼児のような仕草をする。「アブアブ」という音声発するが、人間との会話できない回転しながら発光繰り返す大きなを持つゼリー状物体として生み出され遺伝子活動抑えるために細胞の状態で約20センチメートル特殊な高圧ボンベ封じ込められ当初改良加えるために星川航空飛行機阪大搬送される手筈になっていた。しかし、ボンベ入れたジュラルミンケースが手違いいなづま号に持ち込まれ新聞記者カメラフラッシュ光に反応した結果遺伝子活動活発化して車内保管ロッカー内で閃光激しくなる同時に細胞分裂起こし猿人のような姿に急成長した。北九州駅に向けて走行中のいなづま号の運転室占領して人工頭脳計器類狂わせた後、怪力破壊して操縦制御不能にする騒動巻き起こした結果先頭車両北九州駅に衝突して駅周辺大被害もたらすその際爆発で、いなづま号に忍び込んでいたイタチ少年共々成層圏外へ放り出されソビエト宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワ有名な言葉発しつつ衛星のように地球を回ることとなった。 声:中曽根雅夫ラストセリフスーツアクター中村晴吉 造形者は高山良策目部スーツアクターの目がそのまま現れるようになっているデザイン成田亨準備稿でのM1号デザインは、エド・カーティアベム似た昆虫身体手足付いた人型デザインで、決定稿第2稿)のデザインもかなり野生サルに近い姿をしていた。準備稿デザインは、『ぼくら』昭和41年4月号の特集でM2号と紹介されており、後年書籍ウルトラマン白書』でもその名で記載されている。成田はただのサル差別化するため耳をつけていたが、造型では色が異なるのみにとどまった造形物着ぐるみのほかにマリオネット造られ宇宙シーンなどで使われた。NG版では、額と胸ボアが貼られていなかった。指の開閉ギミックマジックハンド方式よるもの。 そのキャラクター監督飯島敏宏役者として怪獣演出したことに由来するシナリオ準備稿決定稿両方で、M1号死亡する筋書きになっていた。前者では触手が「いなづま号」のエンジン接触して感電死後者では先頭車両車止め衝突した際の火災事故焼死という死因になっているラストシーン目を回しイタチ宇宙にいると錯覚するというものであったが、撮影直前変更された。 怪獣図鑑紹介されている足形は、化学の「化」の漢字カタカナの「イロ」という文字にも見える)が刻まれている部分がある独特の形態をしている。 竹書房の『ウルトラマンベストブック』60頁には、MはMan Madeマンメイド人工的に創造され人類)の略として、「Man Made-01」あるいは「マンメイド1号」の名称が記述されている。 藤原カムイによる漫画版『ウルトラQ』では、新東京駅出発前から「いなづま号」の特殊ロッカー成長前のM1号入ったカプセル保管されており、原作同様にカメラフラッシュ反応した後、肉体次々と泡を立てながら形成され実体化するという展開になっている『総天然色ウルトラQ』では、放送当時遊園地イベント展示された際のカラー写真参考着色された。カラーライズされた怪獣の中では唯一リテイクがなかった。

※この「人工生命 M1号」の解説は、「ウルトラQの登場怪獣」の解説の一部です。
「人工生命 M1号」を含む「ウルトラQの登場怪獣」の記事については、「ウルトラQの登場怪獣」の概要を参照ください。

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