両院協議会とは? わかりやすく解説

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りょういん‐きょうぎかい〔リヤウヰンケフギクワイ〕【両院協議会】

読み方:りょういんきょうぎかい

ある議案について、衆参両議院意見一致しないとき、意見調整をするために設けられる機関。各議院から選挙された各10名の委員組織される


両院協議会(りょういんきょうぎかい)

国会衆議院参議院構成されている。2つあるのだから、両院意見くいちがうことが、あるかもしれない。たとえば、衆議院は「賛成だ」と言ったが、参議院は「反対だ」というような場合だ。こういう場合はどうなるのだろう。

もしも衆議院参議院議決違った場合は、両院協議会を開いて話し合う。意見一致をはかるためだ。でも、これでも決まらないかもしれない。この場合国会衆議院の側に優越認めている。結局衆議院議決国会の議決となる。

これを衆議院の優越という。予算案首相指名条約承認について、衆議院の優越認められている。

(参考)
1998年7月30日橋本内閣臨時閣議総辞職決定したその日のうちに臨時国会開かれ首相指名選挙が行われた。この結果衆議院では小渕恵三氏が首相候補として指名された。ところが参議院では、民主党菅直人氏が首相に指名された。

そこで両院協議会が開かれた。しかし合意には至らなかった。結果衆議院の優越によって、衆議院議決国会の議決となった。つまり、小渕氏の首相就任決まった

(2000.11.01掲載


両院協議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 18:22 UTC 版)

両院協議会(りょういんきょうぎかい)は、両院制議会において議決の不一致が起こった際に、各院の代表が議案の取り扱いを協議するための機関である。日本国会や、アメリカ合衆国連邦議会[1]および多くの州議会[2]などに置かれる。


注釈

  1. ^ 2009年1月26日の両院協議会で、同日の両院協議会の議長北澤俊美(参議院側協議委員議長)が「懇談」部分の速記を参事に命じた。翌1月27日の両院協議会の議長衛藤征士郎(衆議院側協議委員議長)は参事に「懇談」部分の速記停止を命じている。

出典

  1. ^ 草野厚研究会, "誰も知らないアメリカ議会" 第1章第1節第5項 [1] (1998)、en:United States Congress Conference committee
  2. ^ (財)自治体国際化協会, "米国の州政府の財政運営と政府間関係" 第1章第2節1 pp.15 [2] (1995)


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両院協議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 02:18 UTC 版)

投票権法 (1965年)」の記事における「両院協議会」の解説

両院下院上院成立した法案違い調節するために両院協議会を指名した大きな論点人頭税に関する条項だった。上院可決した法案には司法長官人頭税差別のために使った州を訴えることを認め条項入っており、一方下院成立した法案では、直接人頭税禁止していた。当初協議会メンバー行き詰まった妥協点を探るために司法長官のカッツェンバックは、人頭税そのもの違憲であると明白に主張する法案書き司法省人頭税続ける州を訴えるよう指示したリベラル派協議会議員がこの規定には十分な強さが無いと憂慮するのを宥めるために、カッツェンバックはマーティン・ルーサー・キング・ジュニア援助求めキングはこの妥協案に対す支持表明した。このキング支持表明が行詰まりを終わらせ、7月29日協議会は独自の法案上程した:166167下院では協議会案を8月3日に、賛成328票(民主党217票、共和党111票)、反対74票(民主党74票、共和党20票)で可決した上院8月4日に、賛成79票(民主党49票、共和党30票)、反対18票(民主党17票、共和党1票)で可決した:1678月6日ジョンソン大統領国会議事堂法案署名して法となり、キングローザ・パークスジョン・ルイスなど公民権運動指導者達同席した:168

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両院協議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:19 UTC 版)

国会 (日本)」の記事における「両院協議会」の解説

衆議院参議院議決一致しなかった場合は、その調整を行うため、両院協議会(りょういんきょうぎかい)が開催される予算条約承認内閣総理大臣指名について議決異なった場合には必ず開催され法律案について議決異なった場合には衆議院協議会請求したとき及び参議院協議会請求しこれに衆議院同意したときに開催される。 「両院協議会」を参照

※この「両院協議会」の解説は、「国会 (日本)」の解説の一部です。
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