【レンジャー】(れんじゃー)
- 国境警備隊や森林警備隊などにおける隊員のこと。
- 消防などの組織で、救助を専門におこなうため特別に編成された部隊、およびその隊員。
- 陸軍などにおいて、奇襲や後方撹乱などを主任務とする特殊部隊。
任務の性質上、空挺降下の技能を身につけていることが一般的である。
アメリカ軍のレンジャーは長い歴史を持つが、現在はジョージア州フォート・ベニングの第75レンジャー連隊に集約され、緊急の大規模作戦や、他の特殊部隊を支援する任務などに備える。
- 陸上自衛隊における技能資格。
基本訓練の修了後に希望すれば訓練を受ける事ができる。
有資格者はその前歴に応じ、普通科隊員の「曹士レンジャー」、第1空挺団が擁する「空挺レンジャー」、幹部候補生がレンジャーを率いるために受講する「幹部レンジャー」に大別される。
訓練中の殉職や戦争神経症による傷病除隊も想定される過酷な訓練過程で知られ、有資格者は一般隊員から尊敬の対象となる。
敵中孤立など絶望的な状況下での任務遂行を目的として認定するもので、求められる要諦はおおむね以下の通り。
- CC-4 USS Ranger
アメリカ海軍が第一次世界大戦後の1910年代、「三年計画(ダニエルズ・プラン)」に基づき計画・建造した「レキシントン」級巡洋戦艦の4番艦。
1923年のワシントン海軍軍縮条約発効により建造途中で工事中止となり、解体された。
- CV-4 USS Ranger
アメリカ海軍において、当初から正規空母として建造された最初の航空母艦。
しかし基準排水量が14,500トンしかなく、飛行甲板の左右に並ぶ起倒式煙突も不便であったことから、必ずしも満足のゆく出来ではなかった。
このため同型艦の建造計画はすべてキャンセルされ、アメリカの主力空母はヨークタウン級の登場を待つこととなる。
第二次世界大戦では主に大西洋方面で活躍し、カサブランカ上陸作戦やノルウェー沖での哨戒活動に従事した。
1931年起工、1934年就役、1944年に訓練空母へ転換、1946年退役。
【スペックデータ】
排水量
(基準/満載)14,500t/17,577t 全長 233.4m 艦幅 24.4m 全幅 33.4m 吃水 6.7m 主缶 バブコック・ウィルコックス罐・重油焚×2基 主機 カーチス式高圧蒸気タービン及びパーソンズ式低圧蒸気タービン×2基(出力53,500shp)2軸推進 最大速度 29.25ノット 航続距離 7,000浬/15kt 乗員 士官、兵員1,788名 兵装 25口径5インチ(130mm)単装砲×8基、ブローニングM2 12.7mm機関銃×40基 搭載機 86機(最大) 設備 エレベーター×3基、カタパルト×3基 レーダー CXAM-1レーダー
【同型艦】
艦番号 艦名 主造船所 起工 進水 就役 退役 その後 CV-4 レンジャー
(USS Ranger)ニューポート
・ニューズ1931.9.26 1933.2.25 1934.6.4 1946.10.18 1947.1.28
スクラップとして売却 - CVA-61(後にCV-61) USS Ranger
アメリカ海軍のフォレスタル級航空母艦3番艦。
1954年起工、1957年就役、1993年退役。
- ベル社製のヘリコプター、ベル206「ジェットレンジャー」シリーズの非公式愛称。
- 日本のトラック・バスメーカー「日野自動車」が生産・販売している中型~大型トラックのブランド名。
かつて陸上自衛隊に納入されていた73式中型トラック(旧型)には、同車のコンポーネントが使われていた(現在、調達されている73式は高機動車のシャーシを流用している)。
レンジャーと同じ種類の言葉
このページでは「航空軍事用語辞典++」からレンジャーを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からレンジャーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からレンジャー
を検索
Weblioに収録されているすべての辞書からレンジャーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- レンジャーのページへのリンク