ミンチャオ一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:59 UTC 版)
ミンチャオ 主人公である中国人の少女。漢字表記では「明朝」と書く。『Who is 風生!?』の第19話に登場した際の発言から、年齢は13歳のようである。祖父が作った鍋を常に背中に背負っており、トレードマークとなっている。右手には幼少期に完成したての熱されたエトガンを触った際にできた焼印があるが、人に見せたくないとの理由から、常に手袋を着用している。なお、普通の銃の扱いは下手で、ポーカーに関してもあまり詳しくない。 自分の美しさに自信があるらしく、ハリウッドでミュージカルスターになる夢を度々口にしている。しかしひどい音痴であり、その事実を知った時はひどく落ち込んだ。 鶏や兎など、食べるための動物は遠慮なく殺すが、人殺しは極度に嫌う。そのため、道中で仲間たちが敵を殺そうとすると、必ず制止している。 バスカービル(レイジー・ボーン) 金髪で目の細い、世界を旅する牧師。ミンチャオからは「牧師様」と呼ばれている。使用する武器は主にナイフのみで、銃は一話でライフルを使用していた以外は使っていない。また、ポーカーにおいては袖の中に隠したアームを用いて引いたカードを予め持っていたカードとすり替えるイカサマを行い、相手にイカサマをなすり付けるといった技術を駆使していた。行き倒れとなっている所をミンチャオに拾われ、それ以後行動を共にする。 丁寧な言葉遣いでただの優男に見えるが、実は組織の人間であり、本名は「レイジー・ボーン」という。かつては組織の命令による奇銃集めのために、多くの人々を惨殺してきた過去をもつ。しかしそれは、病気の妹チゼルの薬を組織からもらうためであり、妹のためなら何でもするという強い信念から起こした行動である。だが組織からもらっていた薬は実は麻薬であり、その副作用もありチゼルは命を落とす。それを機に、組織のボスを自らの手で倒すため、エトガン捜索の任務を願い出る。 ゴーディとの戦いでミンチャオたちとはぐれてしまい、生還を果たすも記憶を失いブラッシュに利用される。 組織の人間の証である花嫁衣装のレリーフは、チゼルにもらった十字架の裏に刻まれている。 ベンケイト 長身の女性で、奇銃収集家。左頬に傷がある。変わった物、珍しい物が好きで、一度欲しいと思った物は何が何でも手に入れなければ気が済まない。加えて、豪快ながら疑り深い性格をしている。かつてゴナから奪った折り畳み式の全長7フィートもの長さを誇る超ロングライフルを主装備としており、薙刀のように振り回して使うことも。この他、猫を模した銃や靴に仕込まれた銃といった奇銃、そして素早い身のこなしを駆使して戦う。バスカービルとは旧知の中で、時に対立し、時に共闘していた。 すでに盗賊団から奪った99挺の奇銃を手に入れ、100挺目の銃としてエトガンを手に入れようと、孫に会うために一人旅をする老婆に変装してミンチャオと牧師に近づく。 しかしゴナ一味との交戦の際、人を疑うことを知らない純粋なミンチャオを見たことで「変わったヤツ」だと興味が湧いたため、変装を解いて(ミンチャオは変装時の彼女と同じ香りがすることから、ベンケイトを老婆の孫と認識。ベンケイト自身も変装していた老婆のことはミンチャオが二人とはぐれていた際に殺されたと説明している)ミンチャオたちの旅に同行する。 オルタネート エトガンを奪おうとミンチャオたちを付け狙う、細身の少年。策略家であり、車掌に変装してミンチャオに近づくなど、狡猾な手口を好む。フィノやベンケイトと比べると体力面では劣るが、自分よりも大柄な男性を蹴り飛ばせるほどの格闘能力は持ち合わせている。 だが騙すことは多くても騙される経験は少なかったようで、ブラッシュに「お前の父親を殺したのはミンチャオだ」と吹き込まれてあっさり信じ、組織に入るためにブラッシュと行動を共にする。 後に父親を殺したのは本当はブラッシュだったと分かり、仇討ちのためにミンチャオたちの仲間となる。 フィノ インディアンの少女。右手には幼少期に焚火の中に落とした星座銃を握ったことで付いた星座銃の焼印があり、そのため星座銃を撃つことができる。元々は誰にでも優しくできる人懐こい性格だったが、ブラッシュに両親を殺されたことをきっかけに、極度の白人嫌いになる。 ミンチャオとは対照的に、動物たちを仲間だと考えているため、動物の肉は全く食べないベジタリアンである。しかし気絶しているゴーディを斧で殺そうとするなど、白人相手には容赦が無い。 ヤギ フィノの弟。自身ら部族が「聖なる山」と呼ぶ鉱山に近づいた際にゴーディによって重傷を負わされ、倒れていたところをミンチャオたちに助けられる。両親をブラッシュに殺されたことを知り、フィノと同じく両親の仇をとるために荷物に紛れてついて来た。まだ幼い上に武器も持っていないため、戦闘では目立った活躍はほとんどない。 旅に出るまでは村を出たことがなかったせいもあり、好奇心旺盛で色々な物に興味を示す。
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