花嫁衣装
花嫁衣装(婚礼衣装)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 04:56 UTC 版)
婚礼に用いられる、打掛のように裾を引いて着用する振袖を引き振袖(ひきふりそで)という。お引き摺り(おひきずり)とも呼ばれる。 元は江戸時代、武家階級の女子が婚礼に用い、明治時代から昭和時代初めころには富裕な商人層の花嫁衣装として一般的であった。 中でも黒地の引き振袖が最も格が高いとされ、神前式の挙式でも着用できるのは黒地のもののみとなる。その他の色を地色に用いた振袖は披露宴などでの着用が推奨される。鼠色や紫色は忌色(いみいろ、いみじき)として地色には用いないとされていたが、近年はこの限りではない。 基本的に裾に綿を入れて仕立てた染めの着物に織りの帯を合わせる。一般的な振袖をお引き摺りとして活用するには、綿入れなどの仕立てが必要になる場合がある。また神前挙式では角隠しを合わせるのが正式とされる。 21世紀においては白無垢や色打掛などに次ぐ格の高い和装花嫁衣装として人気を集め、伝統的スタイルのほかに洋髪やヘッドドレスとのコーディネートが提唱され流行している。
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「花嫁衣装」の例文・使い方・用例・文例
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- 花嫁衣装のすそ
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