ボブとゆかいな仲間たち
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「パンチョ近藤」の記事における「ボブとゆかいな仲間たち」の解説
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で1連載された(1994年8月22日・29日合併号 - 1995年10月30日号)。1話完結で、4ページ構成。 単行本は全1巻(小学館)。雑誌掲載時、柱(左右の端の空白部分)の人物紹介コメントが毎回変わっており、作品の内容とも関わっていたが、単行本には収録されていない。連載終了後、ボブの息子が主人公の読み切り作品が雑誌に掲載されたが、そちらも単行本には収録されていない。ビッグコミックススペシャル版(ISBN 978-4091848116)は絶版。 IKKI COMIX版(ISBN 978-4091884602)が2009年3月に発行されている。連載分から抜粋した37話と、書き下ろしの最終話(FINAL GAME)を収録。 架空の球団「ロサンジェルス・アースクエイクス」に所属する、ボブ・ホフマンが主人公。 ボブ・ホフマン(BOB・HOFFMAN)4番、DH、背番号37、プロ入り1976年 やや肥満体の白人選手で、一応パワーヒッターだが、「打てない」、「走れない」、「守れない」、「歩く姿はただのデブ」と4拍子そろっている。 その上「チャンスに弱い」と言う選手だが、「不動の4番」となっている(代わりの選手がいないため。また、本来メジャーでは最強打者は3番に置かれる事が多い)。ただし、指名打者なので、守備は必要ない。 一度だけ、他の選手(ゴンザレス)に4番の座を奪われたことがある(GAME23)。 選手名鑑を模したデータでは、本塁打22本に対しわずか27打点という、凄まじいまでのチャンスの弱さが示されている。 ただし、ビッグコミックススペシャル版40頁の選手名鑑では本塁打王2回、打点王1回となっている。 あだ名は「黄金の家畜」、または「黄金の豚」。他に「球界の家畜」、「キングオブルーザー」。 給料はチームで一番多い。リーダー的存在でもある。 敵キャッチャーとの心理的駆け引き、自打球をわざと当てるなど、ムダなテクニックには通じている。 2度の離婚歴と最多併殺打通算15回のメジャー記録あり。 ヒゲ(口ヒゲ、アゴヒゲ)とヘアバンドがトレードマーク。ヘアバンドは、実は腹巻である(ヤングマンの日本土産)。打席に立つ場合は、その上からヘルメットを被るため、特大サイズのヘルメットが必要。ただし、GAME27(ビッグコミックススペシャル版ではGAME29)の回想シーン(プロ入り前)において、すでに同じヘアバンドを使用している。 プロ入り前はヒゲを生やしていなかったが、ルーキーの時に口ヒゲを生やしている(デーブスとの「LA(ロサンゼルス)の線香花火」時代)。 身長6.1フィート(約186センチメートル)、体重300ポンド(約136キログラム) ヤングマン(DENNIS・SCOT・YOUNGMAN)3番、サード、背番号30、プロ入り1984年 スキンヘッドの黒人選手。血の気が多く、退場回数も多い(1シーズン退場12回のメジャーリーグ記録持ち)。あだ名は「片道暴走機関車」。 自称「日本通」で、諺などを披露するが、誤った知識が多い(例、「同じ穴のムジアナ(中国の諺)」、「急がばまわせ」)。日本人のヨメさん募集中。 実家はネブラスカ州でガソリンスタンド経営だが、本人は現役引退後、板前希望。 データでは11本塁打ながら50打点と、ボブよりはマシな成績を残している。 ジョー(JO・JOSE・JONES)セカンド、背番号5、プロ入り1985年 卑怯なことにかけては天才的な才能を持つ。口が上手く、姑息なテクニックも心得ている。 あだ名は「カメ虫ジョー」だが、由来は不明(と、IKKI COMIX版110頁で説明されている。ビッグコミックススペシャル版142頁の選手名鑑では趣味である酒場でのナンパ後、女性に手を出してからの逃げ足の異様なまでの速さから)。本人は気に入っていてナンパの切り口は「オレがあのカメ虫ジョーさ」。 「ジョー」のスペルは本来「Joe」だが、彼の父は届出の際に誤って「Jo」と提出した。従って、ユニフォームの背中にも「JO」と記されている。 打順は7番、9番、2番、6番など、一定していない。 高校時代(数年前)から卑怯な手段を使っている。 ジャック(JACKY・JACKMAN Jr.)ピッチャー、背番号18、プロ入り1988年 いつもサングラスをかけている(試合用とお出掛け用を各3つずつ持っているが、試合用はヤングマンに腹いせに割られることが多く、シーズン中に30個ほど買い替える。ジョーに教わったスピットボールを使用するが、悪いこととは思っていない。 ノミの心臓を持つリリーフエースだが、先発もこなす。 相手チームからメッタ打ちに遭うため、あだ名は「ファイアーマン」。 趣味は俳句。 デーブス 前年まで監督を務めていた人物(黒人)。成績不振を理由に解雇され、現在は解説者として生計を立てている。 全盛期は3番を打っており、「黒い休火山」と呼ばれていた。ボブとのコンビでホームランを30発放ち、「LAの線香花火」と呼ばれた。 監督 現在の監督。名前は不明(ビッグコミックススペシャル版のGAME39、GAME40のユニホームからGARYと分かる)。改革などには意欲がなく、前監督のデーブス以来、チームは万年最下位となっている。 ナインからの信頼は薄い。足し算を間違い、采配を失敗したこともある。
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