ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜とは? わかりやすく解説

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ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/09 15:28 UTC 版)

ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜
Neo Geo Cup '98: The Road to the Victory
ジャンル サッカーゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
ネオジオ[NG]
ネオジオポケット[NGP]
開発元 SNK
発売元 SNK
シリーズ 得点王シリーズ
人数 1人(アーケードのみ2人用あり)
メディア ROMカセット[NG],[NP]
発売日 [AC]1998年5月[1]
[NG]1998年3月3日
1998年7月30日[1]
1999年
[NGP]1998年10月28日[2]
システム基板 [AC]Multi Video System
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ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜英語: Neo Geo Cup '98: The Road to the Victory)は、SNKが発売したネオジオサッカーゲーム1998年に発売された。

ゲームの特徴

得点王3 栄光への挑戦への焼き直しであり[3]、得点王3のゲームシステム及びグラフィックをそのまま踏襲している。しかし、ゲームデータは1998年W杯を控えた時期に発売された理由で、1998年W杯予選終了時のデータが反映されている。以下にゲームシステム上の特徴を記す。

  • 十字キーまたはジョイスティックドリブル。Aボタン:ショートパスシュートオフェンス)、スライディングディフェンス)。Bボタン:ロングパス(オフェンス)、タックル・ラフプレー(ディフェンス)。Cボタン:ショートキック(オフェンス)、選手切り替え(ディフェンス)。
  • ネームエントリーあり。チーム選択後、3文字でアルファベット.&!アラビア数字(このソフトより導入)から20カウント以内に選択が可能。
  • チームの能力を8つの方法によってパワーアップさせる事が出来る。強化方法は、全体強化(FULL TEAM-POWER UP),攻撃力強化(ATTACK POWER UP),守備力強化(DEFENSE POWER UP),スピード強化(SPEED UP),チームワーク強化(TEAMWORK UP),テクニック強化(TECHNIQUE UP。このソフトより導入),キャプテン強化(CAPTAIN-POWER UP),ゴールキーパー強化(GOALKEEPER-POWER UP)の8つより1つを選択。
  • ワールドカップモード(ワールドトーナメント〔WORLD TOURNAMENT〕という名称である。1998 FIFAワールドカップが元ネタとなった大会である。)の他に、各地区ごとの大陸選手権大会モードも導入され、選択が可能になっている。大陸選手権大会モードでは、まず3試合戦った後、3連勝すれば4チームによる決勝トーナメントになる。大陸選手権大会モードには以下の5つが用意され、ワールドカップモードを含めて1つを選ぶ事が出来る。山括弧内は元ネタとなった大会である。また対戦モード(2人用)もある。自分の選んだチームの能力に応じて、対戦相手が決定される[4]
  • 1試合の試合時間はタイムメーターにより進行。最初は残り時間が黄色だが、残り時間が少なくなると赤色に変化する。ロスタイムがあり、「TIME」と書かれた文字が点滅する[5]
  • キックオフ時は、任意にプレイヤー側かコンピューター側(もしくは1Pか2P)がボールを持った状態で始まる。得点が入ると失点した側がボールを持った状態で始まる。
  • "CAP."(キャプテン。必ずしもフォワードとは限らない〔但し、ゴールキーパー以外〕。)とマークの付いた選手がいるが、それ以外の選手と能力面での差はない(但し、キャプテン強化(CAPTAIN-POWER UP)を選択した場合、能力に差を付ける事が出来る)。
  • ファウルを導入。よって、イエローカードレッドカード,ファウルによって発生する可能性のあるフリーキックPKも導入された。ファウルの画面では、選手能力アップ(SUPER PSYCHE UP),ダメージ無し(何も表示されない),脚を負傷(LIGHT DAMEGE。動きが一定時間遅くなる),負傷退場(WOUNDED)〔以上、ファウルを受けた時〕、カード無し,イエローカード(2枚でレッドカードとなり退場),レッドカード〔以上、ファウルを犯した時〕がランダムに決定される。審判に暴言を吐く(BAD CALL)事で、カードを貰う(あるいは退場になる(SENT OFF))演出もある。
  • フリーキックの場面では、ペナルティーエリアより遠いと、そのまま蹴る場面だが、ペナルティーエリアより近いと3D画面の直接フリーキックの場面になる。PKの場合は、キーパー(キッカー)と対峙し、Aボタンで正面,矢印を左右に押しながらAボタンを押すと、ボールが左右にシュートする(キーパーが左右に跳ぶ)。
  • ペナルティーエリアより近くまで来ると"CHANCE"の文字が出て、その状態でAボタンを押すと、フィールド全体の状態から、キーパーとゴールポストを対峙した3D画面の状態になる。その状態でシュートを決めてもゴールになる。"CHANCE"の文字が出た後、更にペナルティーエリア内に進むと、"SHOOT"の文字が出て、シュートを打てるようになる。
  • 勝てば次の試合に進むが、負けか引き分けの場合はゲームオーバーコンティニュー機能あり(ゲームオーバーの前に10カウント以内にコンティニューが可能)。コンティニューするとPK戦サドンデス(コンティニュー直前の試合),コンティニュー直前の試合を初めから行うか選択できる。全ての試合に勝つとエンディングとなり、スタッフロール(自分が選んだチームの国旗と製作スタッフが描いたイラスト〔ワールドトーナメントクリア時〕,大陸の画面〔大陸選手権大会モードクリア時〕が背景として描かれている。)が流れる。この時、ノーコンティニューでクリアすると、フォワード,ゴールキーパー,審判線審,グラウンドキーパーが登場し、寸劇を見せてくれる。
  • 選手の名前がファウルやゴールの時にも表示される。ゴールの時には、当該ゲームで上げた得点(SCORE)と通算得点(TOTAL)が表示され、ハイスコアランキングの対象となった(後述)。選手の名前は得点王シリーズと同様、実在の選手の変名である。CRESKO(アルゼンチン。エルナン・クレスポ)のように、実際に付けていた背番号と異なる背番号になっている選手もいる(ゲーム上では11を付けているが、実際は19を着用していた。尚、現実に11を付けていたのは、フアン・セバスティアン・ベロンである。)。
  • ハイスコアランキングが導入された。ランキングは2種類あり、チームランキング(試合数>勝利数>得点数>得失点差の順に上位10位以内。そのためコンティニューした方が、ランクインしやすい。)[6] と個人得点ランキング(得点数の多い選手の上位10位以内。フォワードが大半だったが、ミッドフィールダーがランクインすることもある)があった[7]

出場チーム

全部で64チームから選択可能。8チームずつ8つの地域に分かれている。64チームの内容は以下の通り。尚、各チームとも独自のフォーメーションを持っている。

インターネット・ミーム

フランスでは、このゲームでゴール時に「BUT」と表示される事(「ゴール」のフランス語が「BUT」である。)から、「BUTT JOKES」(肛門に関するネタ)なるインターネット・ミームが流行した事がある。[要出典]

また、ゴール時に選手が抱き合う演出がある事から、ゲイを連想させるとして、このゲームをパロディ化したゲイにまつわるインターネット・ミームも多い。[要出典]

脚注

  1. ^ a b ネオジオカップ'98(ゲームカタログ1983)
  2. ^ ネオジオカップ98駿河屋サイト
  3. ^ ネオジオカップ'98(大帝王通信・NEOGEO番街地)
  4. ^ 例えば、ブラジルを選んで、アジアトーナメントに参加した場合、初戦はアラブ諸国か日本・韓国などの強豪国が当てられる事が多い。
  5. ^ 得点王シリーズには無かった機能である。
  6. ^ 初期設定では、上位からブラジル,イタリア,スウェーデン,ブルガリア,スペイン,ドイツ,オランダ,ルーマニア,アルゼンチン,サウジアラビアがランクインしている。得点王3と同じである。
  7. ^ 初期設定では、上位からPENKOVA(ブルガリア。リュボスラフ・ペネフがモデル。),KIRIENKO(ロシア。セルゲイ・キリアコフがモデル。),ROSA(ブラジル。ロナウドがモデル。),CASIMIRI(イタリア。ピエルルイジ・カジラギがモデル。),JONKOPING(スウェーデン。フレドリック・ユングベリがモデル。),KLINGER(ドイツ。ユルゲン・クリンスマンがモデル。),DAHLGREN(スウェーデン。マルティン・ダーリンがモデル。),BATLLE(アルゼンチン。ガブリエル・バティストゥータがモデル。),DUMITRESTI(ルーマニア。イリエ・ドゥミトレスクがモデル。),ROMAN(ブラジル。ロマーリオがモデル[要出典]。)がランクインしている。
  8. ^ 得点王シリーズでは未登場。1998年時点では既に、セルビア・モンテネグロの名前で活動していた。
  9. ^ 日本版アーケードでは「アイボリーコースト」(象牙海岸と呼ばれた頃の名残である)と表記された。
  10. ^ 香港返還(1997年7月1日)後の国旗でエントリーしている(得点王シリーズでは全て旧国旗〔イギリス領時代の物〕だった)。

関連項目

外部リンク


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