テレビの世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:43 UTC 版)
エントランス ジュネスのテレビから入ることで到着する場所で、テレビの世界における特別捜査隊の行動拠点。鉄骨が組まれた足場や照明機材など、テレビの撮影スタジオのような外見をしている。 殺風景な部屋(さっぷうけいなへや) 主人公たちが最初にテレビの世界に入り込んだ際に訪れた「誰かの心を反映した場所」。名称通り殺風景な小さな部屋で、顔の部分が破かれたポスターが各所に張られている。後にテレビの世界の仕組みを知った主人公たちは、ここは最初にテレビの中に落とされた山野真由美の心を反映した場所であり、顔の破かれたポスターは生田目の本来の妻である歌手・柊みすずのものだと推測している。 異様な商店街(いようなしょうてんがい) 小西早紀の心を反映した世界。稲羽中央通り商店街に酷似しているが、空が不気味などす黒い赤になっている。小西早紀のシャドウの残留思念と見られるものが残っており、彼女の実家を模した箇所では商店街とジュネスに対する負の感情を誇張した言葉がこだましている。 雪子姫の城(ゆきこひめのしろ) 雪子の心を反映した世界。「生まれつき運命が決められて束縛されている」という苦悩と、「それから脱したいが、自分で抜け出す勇気は無いから誰かに連れ出してほしい」という願望が歪められたことで、「お城で自分を連れて行ってくれる王子様を待つ、囚われのお姫様」というメルヘンチックな形になった。内装は、当初自分の王子様になってくれる(助けてくれる)と期待していた千枝への意識を反映し、赤色一色で染め上げられている。 熱気立つ大浴場(ねっきたつだいよくじょう) 完二の心を反映した世界。女性への苦手意識や趣味へのコンプレックス、直斗と出会ったことで生じた自身への同性愛疑惑などが歪められて発現した。さらに完二のイメージする発展場(男性同性愛者の性行為場所)が誇張されたことで、「男子専用」という上り旗の立ち並ぶ怪しい雰囲気のサウナを形成になった。初めて入ろうとした際、明らかな同性愛を連想させる謎の男性の声が中から響いてきたため、主人公ら(特に陽介)は大いに躊躇した。 特出し劇場丸久座(とくだしげきじょうまるきゅうざ) りせの心を反映した世界。「本当の自分を見てほしい」というりせの苦悩と願望が歪められ、派手なストリップ劇場という過激な形になった。 ボイドクエスト 美津雄の心を反映した世界。現実の生活や自分自身の存在に虚無(ボイド)を抱き、現実にリアルを感じない美津雄の感情が形となった結果、ドット絵のレトロなRPG風の世界になった。 秘密結社改造ラボ(ひみつけっしゃかいぞうラボ) 直斗の心を反映した世界。特撮番組やアニメの秘密基地のような外見をしている。最深部には改造手術を行うための手術台がある。 天上楽土(てんじょうらくど) 菜々子と、彼女を入れたすぐ後にテレビの中に逃げ込んだ生田目の心を反映した世界。亡くなった母にまた会いたいという思いと幼さゆえの純粋さのため負の感情が希薄だったことから、他の世界とは異なり歪んだ心理の具現化が少ない「美しい天国」の形となっている。ただし、生田目の心を反映したと見られる現代的な建造物が一部に混在している。 禍津稲羽市(まがついなばし) 足立がアメノサギリの能力を使い、自ら作り出した二重構造の世界。本作の表向きのラストダンジョン。他の場所とは異なり、足立が自らの意思で制御できている。足立の現実世界への絶望と屈折した願望を反映するかのように、廃墟と化した稲羽市の街並みが再現されている。下層部は「マガツマンダラ」という罠が張り巡らされた迷宮となっている。 虚な記憶の墳墓(うつろなきおくのふんぼ) 『ゴールデン』のみ登場するダンジョンで、ある理由からテレビの世界に入ったマリーの心を反映した場所。花びらに多い尽くされた墓所とマリーが主人公達と過ごした八十稲羽の風景が混在している。アイテムや装備品を一切持ち込むことができず、戦闘が終了するたびにSPが強制的に半減してしまう。記憶を取り戻したマリーの「主人公たちを守りたいから霧とともに消えなくてはならない」という思いと「本当は消えたくない」という相反する願いが反映されている。このダンジョンをクリアしてからトゥルーエンディングを迎えると、後日談が描かれるエピローグ「僕らの夏休み」を観る事ができる。 黄泉比良坂(よもつひらさか) 黒幕であるイザナミが作り出した世界。トゥルーエンディングを迎える条件を満たした場合のみ入れる真のラストダンジョン。赤い幾何学的なパーツで構成された鳥居や参道を思わせる道が続き、人外の存在が作り上げたため、他の世界にはある「人の心の迷い」を反映した不完全・不安定な部分がまったく存在しない。主人公は稲羽市に来て最初の頃、イザナミが夢の中で接触・干渉してきた際にもこの世界を見ているが、その時は深い霧に覆われていてほとんど視界が利かない。
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テレビの世界
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正式名称は「虚ろの森」。特別な素養を持つ者のみがテレビを入り口にして踏み入ることができる謎の世界。内部は霧で覆われており、肉眼ではほとんど視界が利かない。どのテレビがどの場所に出るかはあらかじめ決まっており、主人公たちはジュネスのテレビから入れる場所を拠点としている。この場合、スタジオのような広場に出る。
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