ティターンズ残党
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「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」の記事における「ティターンズ残党」の解説
トリスタン 残党のリーダーで、「船長」と呼ばれる。アルカディア最古の居住ブロックにアジトを構え、裏社会を牛耳る。「輝ける星」作戦ではアーリー・ヘイズルに搭乗し、10月17日に単機で居住ブロックから蜂起し、シンシアを拘束する。 グリプス戦役では、総帥ジャミトフ・ハイマン直属の秘密特殊部隊を率いて組織の暗部に関わる非道な任務を遂行し、TR計画にも設立時から深く関わっている。戦役末期にティターンズの主導権を握ったパプテマス・シロッコに不満をもつ派閥を束ね、ガンダムTR-6をはじめとする多数の戦力を手中に収めたとされるが、あえてそれを決戦に投入せず(このことがティターンズ敗北の一因であったともいわれる)、残党を率いて火星に落ち延びる。 連載当初は「トリスタ」「サンスタ」と呼ばれていた。 ミズノ クローンの強化人間の女性で、クローン元の記憶(本人曰く「ニセモノの記憶」)をもつ。ホシマル以外には別名のマーキュリーで呼ばれることが多い。昼間はシスターを装ってアルカディアの孤児院で子供たちの面倒を見、夜はコロンブス級補給艦を利用した酒場「トライステラー」の経営者兼ウェイトレスとして働く。その美貌を活かしスパイとして情報収集もおこなっており、ジオンマーズ、レジオン、SSDにも内通している。 「輝ける星」作戦では連絡役を務めるが、終盤でSSDのヴァルハラ博士のクローンであることが明かされる。オリンポス山火口基地でチェスターJr.部隊が蜂起した際に奪取したサイコガンダムMk-II(作業用重機に改修済み)に強化人間人格OS "BUNNyS" および疑似人格コンピューター・システムと戦闘プログラムをインストールし、みずからが命を賭けてBUNNySの憑代として搭乗することで、巨体とは思えぬ運動性を発揮。新生PG部隊やグロリアの[ファイバーII]をも撃破するが、アリシア率いる部隊の数に物を言わせた一斉射により沈黙する。しかし、エレノアの砲撃により一命を取り留める。 ホシマル 「凄腕」を自称する元MSパイロット。酒場「トライステラー」ではドリンクを担当するが、トイレの水で薄めたり、工業用アルコールでかさ増ししたりしている。地球に残した自称「彼女」の写真を常に持ち歩き、地球に帰ることを望む。直情型で短気な性格だが、ガンダムの「ニセモノ」であるアーリー・ヘイズルを本物に変えてみせると豪語したり、「輝ける星」作戦で死を覚悟する隊員たちに生きて帰るよう説得するなど、熱血漢でもある。 「輝ける星」作戦ではズサブースター・マリンタイプを装備したアーリー・ヘイズルに搭乗し、ジオンマーズの水中部隊との共同作戦に参加する。終盤でグロリアを説得して「インレの翼」の奪還に成功するが、直後にツキモリの思念体から自分がトリスタンのクローン強化人間であること、同作戦の切り札であることを知らされる。 連載当初は「星浦」と呼ばれていた。 ツキモリ ミズノと同じくクローンの強化人間で、クローン元は「OVER THE MIND計画」の被検体「3号」と同一。クローン元の記憶ではミズノ(のクローン元)と恋人同士であったという。マッシュルームカットの中性的な容貌で、酒場「トライステラー」では女装してウェイトレスとして働く。常に冷静で皮肉屋、敬語で話す。また、インレにある程度近づけばシンクロできる能力をもつ。「輝ける星」作戦ではヘリオス・マリナーに搭乗し、ホシマルとともにジオンマーズの水中部隊との共同作戦に参加する。終盤に「インレの翼」を止めようとした際にクロー・アームでコックピットを貫かれ戦死するが、思念体となりホシマルにトリスタンのクローンであること、インレのメモリーがあれば必ずまた会えることなどを伝える。 連載当初は「月田」または「森月」と呼ばれていた。 ドナルド 「輝ける星」作戦を抜け駆けし、レジオンに参加してノン-ブラビに搭乗しパイプライン事故の処理班に同行するが、ウェンディによって事故の実行犯に仕立て上げられ、救援に駆け付けたシンシアに拘束される。8月6日に「うさぎ狩り」の刑に処され、トリスタンが用意したジム・クゥエルに搭乗し、交戦するアリス親衛隊の中からダイアナ機を人質にとるものの、リハイゼのトライブレードにより敗れる。そこで戦死したと思われていたが生き延びており、ミズノが稼いだ金を孤児院に届け、孤児たちを連れて行く役目を引き受ける。 容貌や、ミズノが名前を「ベル……」と言いかけたり、ヘルメットに "M" をあしらったエンブレムが描かれているなど、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するベルナルド・モンシアと同一人物であることを示唆する描写が多い。 アポロ チーフ・メカニックで、「親父」「爺さん」と呼ばれる。「輝ける星」作戦に際し、ジム・クゥエルにガンダム・ヘッドを取り付けアーリー・ヘイズルに改修するが、作戦には参加せず火星で天寿を全うすることを決意する。 ニール ホシマルの先輩に当たる。「輝ける星」作戦でホシマルらとともにジオンマーズに配属され、ガ・ゾウムマリンタイプを借りて出撃する。功をあせってインレ建造秘密基地を防衛するグラン・ザンドレル級陸上戦艦を狙撃しようとするが、敵艦は上空のフェリシアから位置情報を得ていたため、逆に艦砲射撃を受け撃破される。
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