ティターンズ結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/10 04:46 UTC 版)
12月4日、ジャミトフ・ハイマン准将の提唱により、ジオン公国軍の残党狩りを目的とした特殊部隊ティターンズが結成された。激戦を生き延びたアルビオン隊のクルーの多くもティターンズに編入されることとなった。
※この「ティターンズ結成」の解説は、「デラーズ紛争」の解説の一部です。
「ティターンズ結成」を含む「デラーズ紛争」の記事については、「デラーズ紛争」の概要を参照ください。
ティターンズ結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:33 UTC 版)
一年戦争は終結したが、ジオン公国に所属していた軍事勢力の一部は降伏することなく、各地で地球連邦軍と軍事衝突を繰り返していた。また一年戦争を契機として地球連邦政府はスペースコロニーに住む人間、いわゆるスペースノイドに対しての警戒感を強め、政治的・経済的にも厳しい姿勢を取り続けていた。やがて、宇宙世紀0083年10月にデラーズ紛争を契機として、地球連邦軍内部に地球出身者を中心に選抜されたエリート部隊ティターンズがジャミトフ・ハイマンにより結成される。 ティターンズは「ジオンの残党狩り」を通じて連邦内での発言力を次第に強めていく。また、ティターンズは旧ジオン勢力とは無関係だが、連邦政府の戦後政策に不満を抱く市民を「反連邦分子」とみなし、思想統制と弾圧を推し進めていく。これには一定の治安回復効果があったため連邦政府議会は多少の行き過ぎを黙認した。だが、その結果、増長したティターンズは階級を無視し「ティターンズにあらざる者は連邦軍人にあらず」といった態度を見せるようになっていき、一般士官でもティターンズにおもねる者が続出する。 こうした苛烈な思想弾圧は抑圧されたスペースノイドたちが後に結成されるエゥーゴに参加協力したり、更にその後年に発生した「シャアの決起」で一般市民がシャアの支持者となったりする流れとなる。皮肉にもティターンズとアクシズ勢力に勝利したエゥーゴの中心メンバーであるアムロ、ブライトはコロニーにおける反連邦活動の抑止と治安維持を目的とする「ロンド・ベル隊」に編入され火消しに追われることになる。ロンド・ベルはティターンズのような思想弾圧を行わなかったが「同類」とみなされ、スペースノイドの憎悪の対象となる。 また一年戦争で否定された大艦巨砲主義が復活を遂げる。ティターンズの旗艦ドゴス・ギアは正にその象徴と呼べる。ただ、『0083』時点で連邦宇宙軍の旗艦となりMS搭載能力を一切持たないバーミンガム級ほど露骨ではなくこの艦の流れを汲みながらも、MS部隊運用を前提として火力・搭載力を強化した新造戦艦として就航する。グリプス戦役の後、ティターンズの象徴として正当な評価がなされなかったが、96年に連邦軍再編計画の象徴として、MS格納庫とカタパルトを追加してMS部隊の運用能力をより高めた2番艦ゼネラル・レビルが就航している。 ジャミトフの真意は、地球上の全人類を殺戮してでも地球の再生を実現することであり、それを極秘裏・合法的に実現するためにティターンズを強化して権力の集中を推し進め、軍事国家的な統制政府を作り出そうとしていた。パプテマス・シロッコはジャミトフの理想は、アースノイドを根絶やしにするために地球連邦軍をティターンズにし、戦争によって地球経済を徹底的に窮乏に追い込んでアースノイドを餓死させ、地球から人間を消しさることによって地球を自然に戻すことであり、ティターンズとエゥーゴは同じ目的のために戦争をしていると語っている。
※この「ティターンズ結成」の解説は、「グリプス戦役」の解説の一部です。
「ティターンズ結成」を含む「グリプス戦役」の記事については、「グリプス戦役」の概要を参照ください。
- ティターンズ結成のページへのリンク