セーラームーンの必殺技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:17 UTC 版)
「月野うさぎ」の記事における「セーラームーンの必殺技」の解説
ムーン・ティアラ・ブーメラン(原作第一期、アニメ(『スターズ』を除く)、実写、『Crystal』) 原作初期では「ムーン・フリスビー」(後述の事情で、新装版では「ムーン・ティアラ・ブーメラン」に修正された)。テレビアニメでは「フリスビー」が別会社に商標登録されていたため、「ムーン・ティアラ・アクション」に変更された。 原作ではティアラを外すとリング状の手裏剣に変化し、敵に投げて切り裂く物理攻撃。敵にティアラを素手で止められた際には、ティアラが輪になって敵を締め付け動きを封じることも可能で、原作ではルナとの連携で使用されたほか、テレビアニメ版でもセーラーマーズ初登場のエピソードで使用され、投げつけた後でもパワーの調整が可能。 テレビアニメでは額のティアラを外し、エナジーを纏わせて高速回転の円盤状に変化させ、敵に投げつけて浄化・塵にする技。投げたティアラはある程度の軌道修正をすることが可能である。 テレビアニメ最終作『スターズ』では装飾品のティアラがないために必殺技として使われていないものの、敵怪人のセーラーソムリエに「ムーン・ティアラ・アクション」と言ってピザを投げるシーンがあった(184話)。 超音波攻撃(原作、テレビアニメ、アーケードゲーム、『Crystal』) セーラームーンが号泣すると、お団子の超音波増幅バレッタが反応して高周波の超音波を発し、相手の敵全体を痺れさせる。敵味方問わず影響が出るため、攻撃技としてはあまり役に立たない。テレビアニメ版でも初期に2回ほど使用された。 セーラームーン・キック(原作、テレビアニメ、アーケードゲーム) 何の変哲もない飛び蹴りである。テレビアニメ版では無印17話などで使用された。 ムーン・トワイライト・フラッシュ(原作第一期、実写、『Crystal』、アーケードゲーム) 原作とテレビアニメのアーケードゲーム版では月光をティアラの宝石の部分に反射させて増幅させ、ビーム状にして放つことで敵を浄化させる技。 『Crystal』では技名は無いが、「月に変わって、おしおきよ!」との掛け声で原作と同様の効果の技を発揮する。テレビアニメではアーケードゲームのみ登場。 実写版ではティアラでは無くムーンライト・スティックを使用し、月の光をぶつけて無数の閃光弾を放つ攻撃となっている。 ムーン・ヒーリング・エスカレーション(原作第一期、アニメ無印、実写、ミュージカル、『Crystal』) 原作ではムーン・スティックから浄化の光を広範囲に放つことで、エナジーを奪われた人々の体力を回復させたり、壊された街を元に戻すなどといった効果を発動する。 テレビアニメ版ではムーン・スティックで光輪を描き、それを相手に放つことで妖魔化された人間を元に戻す技で、原作に比べるとその効果や威力はやや抑え目となっている。「幻の銀水晶」を手に入れてからはムーン・スティックに装着された「幻の銀水晶」から浄化光線と浄化光弾を放つことで、妖魔化された人間を元に戻す技に変わった。 実写版ではムーンライト・スティックを使った大量の星屑をぶつけ、敵を浄化して消し去る。テレビアニメ版と同じく妖魔化された人間を元に戻す技でもあるが、あまり使用されなかった。 『Crystal』ではムーン・スティックを使って、金色の光のリボンを創り出し、洗脳された人々を回復させたり、敵にダメージを与える効果もある。 ムーン・プリンセス・ハレーション(原作第二期、テレビアニメ『R』、ミュージカル、『Crystal』) 原作ではムーン・ロッドを使った、敵を浄化して消し去る技。テレビアニメ版ではキューティー・ムーン・ロッドにエナジーを集中させ、ロッドの先端から聖なる三日月状の光弾を放ち、敵を浄化して消し去る技。浄化能力がさらに強化された。 『Crystal』ではムーン・ロッドの先端にエナジーを集中させ、それから金色の光波を敵に浴びせて消し去る。 ムーン・クリスタル・パワー(原作第三期、テレビアニメ『R』) 「幻の銀水晶」の力で闇の力を浄化する。テレビアニメ版では第2期であやかしの四姉妹を浄化し普通の人間に変える際に使用した。 ムーン・スパイラル・ハート・アタック(原作第三期前半、テレビアニメ『S』前半、ミュージカル、『Crystal』) 通常セーラームーンのハートムーン・ロッドを使った技。原作では光のエネルギーを放ち敵を消し去る。テレビアニメ版ではスパイラル・ハートムーン・ロッドの先端の飾りから小型のハート形のエネルギーを無数に放ち、それを巨大なハート形の光の塊として敵にぶつける事で浄化・消滅させる。『Crystal』ではロッド先端の飾りから巨大なハート形のエネルギー弾を放ち、それが敵に向かって回転しながら突進し、敵を浄化・消滅させる。 虹色月心激(レインボー・ムーン・ハート・エイク)(原作第三期後半、テレビアニメ『S』後半、『Crystal』、ミュージカル) 伝説の聖杯を手に入れ、パワーアップしたムーン・スパイラル・ハート・アタックの強化技。スパイラル・ハートムーン・ロッド先端の飾りからハートがついた光のリボンを螺旋状にして放ち、七色の虹で一閃した後、巨大なハート形の光の塊を敵にぶつける事で浄化・消滅させる。 虹色双月心激(レインボー・ダブルムーン・ハート・エイク)(原作第三期、『Crystal』) スーパーセーラームーンとスーパーセーラーちびムーンによる合体技。効果自体は上2つのそれと同様。 ムーン・ゴージャス・メディテイション(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、ミュージカル、『Eternal』) スーパーセーラームーンのカレイド・ムーン・スコープを使った技で、大量の万華鏡の破片に敵を映すことで浄化・消滅させる。テレビアニメ第4期冒頭では、カレイド・ムーン・スコープから万華鏡の破片のエネルギー光球を敵に放つ浄化技として描かれており、この技を使用する際には原作とは異なり、スーパーセーラーちびムーンがクリスタル・カリヨンでペガサス(エリオス)を召喚する必要がある。また、劇場版SuperSではスーパーセーラーちびムーンと一緒に敵に突撃して行う強化バージョンも登場した。『Eternal』ではテレビアニメ版の動作をリメイクしたものとなっている。 シルバームーン・クリスタル・パワー(原作第四期終盤、テレビアニメ『スターズ』、『Eternal』) 原作及び『Eternal』では、「エターナルティアル」に太陽系全てのセーラー戦士のクリスタル・パワーや、衛のゴールデン・クリスタルの力を集める為の呪文。 テレビアニメでは、柄を伸ばしたムーン・パワー・ティアルの先端から、金色の月光を広範囲に拡散させ、敵に浴びせて浄化する技。第33話で使用された。 スターライト・ハネムーン・セラピー・キッス(原作第四期終盤以降、テレビアニメ『スターズ』、ミュージカル、『Eternal』) 原作では初登場時の際、セーラー戦士たちのセーラークリスタルとゴールデン・クリスタルのパワーをエターナル・ティアルヘ集めて放った。後に太陽系セーラー戦士たちがセーラーギャラクシアに操られていた際には、迷いから全力が出せずパワー不足に陥った。 テレビアニメ版ではエターナル・ティアル先端の水晶から、ピンク色の光線と羽根の嵐を放って敵を浄化・消滅させる技として描かれている。 バンダイミュージカル『永遠伝説』では、エターナル・ティアルの代わりにちびちびムーンが変身した剣を斬りつけるようにして、ギャラクシアに浴びせた。 シルバームーン・クリスタル・パワー・キッス(テレビアニメ『スターズ』) スターライト・ハネムーン・セラピー・キッスの強化バージョンで、セーラーちびちびの希望の光の力を受けて使用可能になった。ムーン・パワー・ティアル先端の水晶から金色の光線と羽根の嵐を放ち、敵を浄化・消滅させる。セーラーギャラクシアを倒すほどの威力はない。 シルバームーン・クリスタルパワー・セラピー・キッス(原作第五期) 「スターライト・ハネムーン・セラピー・キッス」よりさらに強力な威力を持つ浄化技。再生したエターナル・ティアルを使って、セーラーギャラクシアの傀儡にされた太陽系セーラー戦士たちを一撃で消滅させ、セーラーギャラクシアとも相撃ちに持ち込んだ。 シルバームーン・クリスタル・エターナル・パワー(原作第五期終盤、ミュージカル) ギャラクシー・コルドロンの中のセーラークリスタルと共鳴し、カオスに向けてシルバームーン・クリスタルの優しい愛の力を発揮する。しかし、その代償は強大すぎてカオスとともにコルドロンの中へと浄化して溶けてしまった。 ミュージカルでは「永遠伝説」でセーラー・コスモス・アタックのエネルギー源として使われた。 ムーン・ティアラ・スターダスト(テレビアニメ無印) ムーン・ティアラ・アクションと同じモーションでティアラを投げ、ティアラからエナジーを星屑のように降らせ、洗脳された人間を元に戻す浄化技。第5話にて使用された。 セーラー・ボディ・アタック(テレビアニメ『R』) 胸の前で腕をクロスさせて敵に突っ込んでいく。コーアンが初登場した第60話でのみ使用。 ダブル・セーラームーン・キック(テレビアニメ) ちびムーンとの合体技。セーラームーン・キックの強化版。 ダブル・セーラー・キック(原作番外編「ちびうさ日記」) ヴィーナスとの合体技。セーラームーン・キックの強化版。 スターライト・ダブル・ハネムーン・セラピー・キッス(原作番外編「ちびうさ日記」、ミュージカル) エターナルセーラーちびムーンとの合体技。スターライト・ハネムーン・セラピー・キッスの強化版。 キューティクル・ヘアー・ホールド(PCエンジン版ゲームのミニシアターのみ) セーラームーンが努力と根性で新たに覚えた必殺技(?)。髪を延ばして相手を拘束するだけ。 ムーン・フェザー・アタック(アーケードゲームのみ) アーケードゲームのオリジナル必殺技。頭に挿した羽根ピンを使った攻撃。原作では技名はないが、それらしい攻撃が存在する。 ムーン・スパークリング・テンプテーション(アーケードゲームのみ) アーケードゲームのオリジナル必殺技。交差させた両手を胸に置いて目を閉じ、精神を集中して大量のエナジーの光を両手に集めた後で5つの金色の光球を作り出し、そこからヴィーナスのクレッセント・ビームのような光線を発射する(直線軌道ではなく、曲線軌道からなる)。ムーンとしては珍しく、道具を介さずエナジーのみで放つ必殺技。
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