スタグフレとは? わかりやすく解説

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スタグフレーション

(スタグフレ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 14:31 UTC 版)

スタグフレーション: stagflation)とは、経済における状態の一つである。stagnationinflationかばん語で、経済活動の停滞(不況)と物価の持続的な上昇が併存する状態を指す[1]


注釈

  1. ^ なお、第1次オイルショックにおける日本のインフレは、列島改造ブームや日銀による緩和姿勢など、需要面の影響からオイルショック前にインフレが昂進していた中でのことであったことに注意。オイルショックを参照。
  2. ^ 変動相場制移行後、各国とりわけ70年代後半から80年代の米国でインフレと失業が同時に発生するスタグフレーションが発生したことをふまえ、合理的期待形成学派により中央銀行の政府(国庫)からの独立性が高められなければ、財政政策はインフレバイアスをもたらすだけであるとする議論がなされた。

出典

  1. ^ 【SMBC日興證券】初めてでもわかりやすい用語集2021年10月9日閲覧
  2. ^ Online Etymology Dictionary. Douglas Harper, Historian. http://dictionary.reference.com/browse/stagflation (accessed: May 05, 2007).
  3. ^ British House of Commons Official Report (also known as Hansard), 17 November 1965, page 1,165.
  4. ^ Edward Nelson and Kalin Nikolov (2002), Bank of England Working Paper #155 (Introduction, page 9). (Note: Nelson and Nikolov also point out that the term 'stagflation' has sometimes been erroneously attributed to Paul Samuelson.)
  5. ^ 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、62-63頁。
  6. ^ 中谷武「スタグフレ-ションについて」『国民経済雑誌』第142巻第3号、神戸大学経済経営学会、1980年9月、p82-102、doi:10.24546/00172533ISSN 03873129NAID 110000443350 
  7. ^ 西村晃「Alan S.Blinder:Economic Policy and the Great Stagflation,1979--アメリカにおける大スタグフレ-ション--経済政策の失敗例」『同志社アメリカ研究』第17号、同志社大学アメリカ研究所、1981年、p125-130、doi:10.14988/pa.2017.0000008793ISSN 04200918NAID 110000198763 
  8. ^ a b 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、166頁。
  9. ^ a b 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、167頁。
  10. ^ 侘美光彦「現代変動相場制分析(1)」『経済学季報』第53巻第1号、立正大学、2003年10月、65-124頁、ISSN 02883457NAID 110004725738 
  11. ^ 財政赤字とインフレーションについてはIMES Discussion Paper Series 2000-3-6 [1] 参照。
  12. ^ 磯部智也「現代におけるケインズ・マクロ経済学の再考(1)財市場条分析を中心に」『福祉社会研究』第7号、京都府立大学福祉社会学部福祉社会研究会、2006年、49-58頁、ISSN 13471457NAID 110006390054 
  13. ^ 橘木俊詔 『朝日おとなの学びなおし 経済学 課題解明の経済学史』 朝日新聞出版、2012年、186頁。
  14. ^ 橘木俊詔 『朝日おとなの学びなおし 経済学 課題解明の経済学史』 朝日新聞出版、2012年、11頁。
  15. ^ 橘木俊詔 『朝日おとなの学びなおし 経済学 課題解明の経済学史』 朝日新聞出版、2012年、189頁。
  16. ^ a b 三菱総合研究所編 『最新キーワードでわかる!日本経済入門』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2008年、163頁。
  17. ^ 田中秀臣 『ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝』 講談社〈講談社BIZ〉、2006年、181-182頁。
  18. ^ 田中秀臣 『ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝』 講談社〈講談社BIZ〉、2006年、93頁。
  19. ^ 田中秀臣 『デフレ不況 日本銀行の大罪』 朝日新聞出版、2010年、113頁。
  20. ^ 第2節 デフレの進行と金融政策 - 内閣府”. 内閣府ホームページ. 2024年5月13日閲覧。
  21. ^ 歴史統計:日本銀行金融研究所”. www.imes.boj.or.jp. 2024年5月13日閲覧。
  22. ^ 「健全財政の打破」で世界恐慌を克服した政治家 | 国内経済”. 東洋経済オンライン (2020年5月16日). 2020年11月14日閲覧。
  23. ^ クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【1】ノーベル賞経済学者が安倍総理に直訴 PRESIDENT Online - プレジデント 2015年1月2日
  24. ^ 今、スタグフレーションが現実味を帯びている理由~供給ショックがインフレの犯人~ - 第一生命経済研究所 2022年7月20日


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